こんばんは。防災アドバイザーの岡部梨恵子です。昨年12月は奥能登を訪れていましたが、さすがに今年の大雪では行けません。私が夏よく泊ってるテントの周りも深い雪に覆われているそうです。********************************そこで・・・今回の活動報告では、ぜひ知っていただきたいことがあります。1月に、静岡県の三島市と伊豆の国市に行ってきたことのご報告です。この地域は、テレビで大きく報道されるような大規模災害の被災地ではありません。しかし実際には、水害のリスクが常に存在する地域です。三島市・伊豆の国市周辺は、狩野川水系に近く、山から平野部へ水が一気に流れ込みやすい地形をしています。大雨や台風の際には、川の水位が上がるだけでなく、市街地に降った雨水が十分に排水されず、川があふれるほどでなくても、内水氾濫によって床下浸水や道路冠水が起こりやすい条件がそろっています。実際、過去の台風や集中豪雨のたびに、床下浸水や道路冠水といった「命に直結しないが、生活には確実に影響が出る被害」が繰り返し発生してきました。国の防災関係者からは、「こうした小規模で分散した水害は、被害額や件数が基準に達しにくく、激甚災害指定などの制度の対象になりにくい」という説明を受けたことがあります。そうなると・・・被害を受けていても大きな公的支援につながらず、ニュースにもなりにくいまま、住民が自力で片づけや修繕を続ける状況が生まれています。床下に残る湿気やカビ、家電や設備の不調、大雨のたびに感じる不安。こうした負担は、少しずつ確実に暮らしを削っていきます。防災は、大きな災害が起きた場所だけを考えるものではありません。「被災者」と呼ばれないまま、繰り返し影響を受けている地域や家庭にも、目を向ける必要があると感じています。常に災害リスクがあり、その中で暮らす人たちの現実。今の制度や報道では、大きな災害が起きた瞬間被害が可視化された場所が「被災地」とされやすい傾向にあります。でも実際には・・・毎年のように水害リスクがあり、何年かに一度は被害を受け、修繕や不安が日常的に積み重なっている地域があります。防災の観点から見れば、こうした地域にも、しっかりと目を向けていく必要があると考えています。防災アドバイザー岡部梨恵子





