4年前のガンマンさんの投稿です
シロとクロについて
〘 石に かじりつくしかなかった 仔犬たち 〙
二年半前
僕たち 兄弟は 生後二か月で、この冷たくて怖い世間を 彷徨って いました。
右も左も 分からない中
人は、餌をくれるどころか
ボクたちが餓死すればいいと
〔餌を あげないで〕と、書いた 看板をあちこちに 立てて
ボクたちを 飢え死にさせるため 必死でした。
親兄弟と、はぐれて
生まれて初めて歩いた 冬場の世間は、とても冷たく
お腹が空いても 食べ物は なかった
それでも 生きるしか なかった。
ボクらは、とても貧しいです。
家もなければ、食べ物もない、親もいなければ
優しい人も いなかった。
ボクら兄弟は、石にかじりついて 石を食べて生きました
そのせいで、ボクらのうんちは 半分以上が 石でした。
ボクらは、貧しかったけれど これだけは 言えます。
あなた達,ニンゲンは、欲を満たすことだけに貪欲ですが
ボクら動物は、生きることだけに 純粋で、貪欲で
そして 生きることに 一生懸命です。
ボクらは これからも 石にかじりついてでも
生きて 行きます。
野犬兄弟 シロとクロより
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この子たちを悪者に仕立て、安易な撲滅行為のお膳立てを
されて います。
生後二か月の兄弟が、右も左も分からず 空腹を凌ぐため
石を食べながら 頑張って生きていた。
これが、現実なのです。
シロとクロは 今は立派な成犬になり
毎日、嬉しそうに ご飯を食べ
毎日、楽しそうに ドッグランで 遊んで います。
ganman
プロジェクト作成者 笠井
シロとクロ兄弟のこと
シロとクロがわんにゃんランドへ来て間もない頃、生後7ヶ月くらいのシロ、クロ兄弟に会いました。
ドッグランで遊んでいても、知らない私の気配を感じると犬舎に入って小屋に潜っていました。今でもまだこわがりですが、ドッグランを走り回って、アクロバティックに小屋の上に乗ったり跨いだり、わんにゃんランドでの生活を楽しんでいます。2ヶ月くらいの子たちのうんちから石ころがゴロゴロ出てきたという話を聞いて可哀想で泣けました。しっぽのみかたにきた仔犬の数頭のうんちからマンソン裂頭条虫がでたことがあります。獣医さんは「猫によく出る虫で、犬から出たのを見るのは初めてだ」と驚いていました。マンソン裂頭条虫を体内に持つ爬虫類を食べるしか感染ルートはないそうで、獣医さんは「可哀想に、たった3ヶ月くらいの仔犬が、余程食べるものがなかったのでしょう」と仰っていました。
周南市では
むやみな餌やり禁止!!
とあちこちに看板があります。市役所の担当者に「むやみな餌やり禁止ということは保護を目的とした餌やりはいいんですか?」と聞くと「むやみということはなにがあろうとも絶対にあげてはいけないということです!」と言われました。
愛がない人たちだなぁと悲しくなりました。そして子どもたちに「餌やりは悪!」と教えるのはいかがなものかと…
食べ物がなければ、動物たちは生きていくことが出来ません。
人間のせいで増えてしまった野犬たちは生きていてはいけないんですか?
関東で私たちはしっぽのみかたの活動で殺処分についての絵本を読んで聞かせたり、ビデオを見せたりする啓蒙活動をしてきました。子どもたちは素直に「殺さないでください」と泣きます。
子どもたちには冷たい心でなく、素直に泣ける温かい優しい心を持てる人になってほしいです。
わんにゃんランドにいるシロ、クロはドッグランを走り回り
ボランティアさんがおやつをくれるのを待って、アクロバットを楽しみ
きっと今がとても幸せなんだと思います。







