「雑誌ですべての女性が「自分らしく」生きられる世の中を作りたい!」
ふぇみZINEを応援・ご支援いただいている皆様へ
日頃より、ふぇみZINEへのご支援ご協力、誠にありがとうございます!
編集長のLilyです。
本日は以前よりご報告しておりました、TwitterでふぇみZINEに関する悪質なデマを流している人物に関してのお知らせです。
長らくご心配をおかけしましたが、この度、当該人物への支援金の返金が無事完了しました。
これにて正式に支援関係が解消されましたことを、ここにご報告致します。
またここまでの経緯も含め、ご心配・ご不安をおかけしている皆様に詳細をご説明させていただきたいと思います。
楽しい話ではありませんし、出来るだけ正しくお伝えしたいという思いから大変な長文になってしまいますことをお許し下さい。
まず本件は、当初は 「発送遅延に対する支援者様からの苦情」 という案件かと思われました。
お一人の支援者様から「延期の理由に納得できない」「支援金の持ち逃げだろう」といったメッセージをいただいたのです。
もちろん計画の遅延は私達の不手際ですので誠心誠意謝罪し、全体向けメッセージの他に改めて個別にご説明も差し上げていたのですがご理解いただけず、
メンバーの体調が理由であることを何度お答えしても 「なぜ答えられないのか」「逃亡する恐れがあるから通報する」 等とより激しくお怒りでしたので、
私達は止むを得ず詐欺ではない証拠として無料でご希望のグッズをお送りし、支援金も全額お返しすることで改めてお詫びいたしました。
しかしグッズはお受け取りになられましたが返金は拒否され、Twitterやメッセージでの中傷、罵倒はますます激しくなっていきました。
その後まもなく冊子は完成したのですが、この人物はなんと発送遅延に関係なく企画当初の7月時点で嘲笑のためにふぇみZINEを支援することを明言していたTwitterアカウントと、ご自身が同一人物であることを自ら暴露してきました。
当該アカウントは日頃からアンチフェミニズムなツイートを行っており「アンチフェミの皆さんも支援してみたらどうですか?」と呼びかける等、明らかにふぇみZINEに対する悪意を持ってパトロンになったということが読み取れました。
その後も「金を払ったのに無視されている」「無責任集団」等とTwitterでも大量に悪評を流され、前述の通り冊子完成前に既に返金対応もしておりましたので、ここまでの言動から考えてもこのような方とは支援関係自体を解消するしかないと思われました。
ただクラウドファンディングサイトのパトロン規約には「プロジェクトを応援する行為を意味する」という記述があるものの、悪質な相手であってもブロックや契約解除などの対応は出来ないとのことでした。
基本的に悪意の支援者は想定されていないのです。
嫌がらせに対応するメンバーの心労も酷く、このような場合どうしたらいいのか、返金は不可能なのか、困り果てた私達は弁護士の先生に相談しました。
ここまでの経緯、当該アカウントのメッセージをお見せすると、最初はこれ以上相手にする必要がないとのご意見でしたが、お金のことだけはきちんとしたいとお願いしたところ、法務局に弁済供託を申請するという返金手段を提案していただけました。
※尚、こういったケースで供託申請が受理されるかどうかという点は法務局の方によると専門家でも判断が難しいそうです。手続きを進められたのは親身になって下さった弁護士さんや法務局の担当さんのご協力あってのことです。
その間も「そちらに行くから会って冊子を手渡ししてほしい」というメッセージが複数回に渡って送られ、メンバーはずっと怖い思いをしていました。
直接の接触を図るメッセージが送られてきた際には警察に通報し、近くのパトロール等の対応を行っていただくことで対応いたしました。
こちらも匿名通報などではなく経緯、双方の住所氏名を警察署にお伝えしております。
さらには「住所はわかっているから行こうかな」「冊子を送らないなら五万円の違約金を払え」など、より悪質なメッセージが続きましたのでこちらについても現在法的な対応を検討中です。
そして手続きの最終段階として、民法に基づき弁済供託を申請する旨を正式に当該人物に通知した上で再度返金をお送りしたところ、ご本人が自らの意思で現金書留を受け取られました。
通算三度目の返金で、供託申請前日、郵便局の保管期限最終日のことでした。
すぐに法務局にご連絡すると、それは法的に相手がこちらの主張を受け入れたということになります、と教えていただけましたので、ここで本件は解決といたします。
現在も、返金を受け取ったにも関わらず「冊子を送ってもらえない」とTwitterに書き込んだり、「法務局に嘘をついたのか」などの意味不明なメッセージが続いていますが、
私達はありのままに全ての経緯を日付まで細かく書類で提出していますし、そもそも本件で嘘をつく必要がありません。
法のもとに正しく支援金をお返し出来たのでこれ以上当該人物に関わる必要もありません。
手続きの最中は詳細をお伝えすることができなかったため、ご不安・ご心配をおかけしてしまい申し訳ありませんでした。
この件に関して、Twitterやクラウドファンディングのメッセージにて当該支援者を窘めて下さったり、ふぇみZINEに心配や応援のお声をかけてくださった皆様に、この場で改めて感謝をお伝えいたします。
本当にありがとうございます。
今回の件を通して、女性が女性の権利を守るためや自分らしく生きるために発信すること自体に強く憎悪を抱き、自ら出資してまでも加害したいというミソジニーのおぞましさを改めて認識しました。
同時に、こうした物言う女性に対する加害を少しでも減らし、女性たちがパワフルに、自分らしく生きていけるように変えていきたいという思いも、改めて強まりました。
その実現の為にも、今後もふぇみZINEは活動を続けていきたいと思いますので、これからもどうぞ応援宜しくお願い致します。
ふぇみZINE製作委員会
Lily