
エブリリーフでは、地域の大人=「リーフメイト」とこどもが一対一で関わり、遊んだり話したりしながら「安心できる関係」を育んでいます。
今日は、ある小学生とリーフメイトの交流から、その雰囲気を少しご紹介します。
初めて会った日。
キャッチボールなどの外遊びに夢中でとりくんでくれたAくん。リーフメイトは「あえてたくさん話さず、ひたすら一緒に遊ぶ」ことを大切にしました。
回数を重ねるうちに、少しずつ「自分の気持ち」を出せるようになっていきました。
公園で「こんな遊びはどう?」と提案されても「やだ」ときっぱり言えたり、友達とけんかした話を自分からしてくれたり。リーフメイトが「仲直りした?」と聞くと、「うん」と照れながら答えてくれました。
ある日は、チーム活動に参加できず落ち込んでいたAくん。
玄関から出てきたときはうつむき加減で元気がありませんでした。
けれど「どこ行きたい?」と聞くと「動物カフェ」と答えて歩き出し、道を教えてくれるうちに少しずつ笑顔が戻ってきました。その日の帰りには、通り道にあったゲームセンターに心惹かれている様子も。『〇回だけチャレンジしてみようか!』とリーフメイトと相談し、トライ。結果、Aくんは駄菓子をたくさんゲットし、「一個あげようか?」と嬉しそうに分けてくれました。
もしこの日、外に出ず家にいたら、もっとふさぎ込んでしまったかもしれません。リーフメイトとの時間が気持ちの切り替えにつながりました。
最初の交流から半年ほどが経ち、最近ではスポーツに一緒に取り組む中で、Aくんが自分で工夫して挑戦する姿も見られています。大人の指示ではなく、自分のトライ&エラーの中で成長していく経験。リーフメイトはその過程も見守り、応援しています。
保護者の方からは「回数を重ねるごとに、親である私自身にも余裕が出てきた気がします」とのお声もいただきました。
こどもだけでなく、親もまた「支えてくれる大人がいる」ことに安心を感じてくださっているのだと思います。
こうした交流が、一人でも多くのこどもに届くように。
今回のクラウドファンディングは、エブリリーフを広げるための基盤づくりです。
「安心できる大人がいる」経験を未来のこどもたちに届けるために、ぜひ応援をお願いします。






