
KUDENのデザイナー、Takこと佐藤貴浩です。
今日は皆さんに、京都で出会ったもう一人の素敵な職人さん——いえ、“職人集団”と言うべきかもしれません——とのご縁と、現在制作しているオンラインマガジン『KUDEN rinlife Magazine』第二弾特集について、お話させてください。
今回、僕たちKUDENが京都で訪れたのは「西陣織 川端」さん。
創業から京都西陣の地で、西陣織の技術を守り、進化させ続けている織元さんです。
川端の川端社長、そして熟練の職人・中井さん。
お二人のお話を伺いながら、僕が感じたのは、「“織り続ける”ことの大切さ」ということでした。
何百年と続く技術を守るだけではなく、常に変わり続ける時代の中で、自分たちの技術をどんなふうに“今”に織り上げていくかを考え続けている。それが川端さんの姿勢でした。
なかでも印象的だったのは、「黒」へのこだわり。
多くの織元さんが華やかな色彩の織物を手掛けるなかで、川端さんはあえて“黒”を基調とした西陣織を作り続けています。
「黒」という色はシンプルであるがゆえに、ごまかしが効かない色。
だからこそ、素材や織りの技術そのものの美しさが問われるのだと、川端社長は静かに語ってくれました。
川端さんの織る黒は、ただの「黒」ではありません。
光の加減や角度によって、艶やかに、そして奥深く変化する。
その織りの中には、伝統という過去と、現代という今を織り交ぜた美しさがありました。
「伝統を守ることは、新しい挑戦を続けること」
川端さんたち職人の言葉と、その手仕事から僕はそう教わりました。
そして今回、僕たちKUDENは、この「黒」にこだわる川端さんの西陣織とコラボレーションできないかと考えています。
西陣織といえば着物や帯の素材というイメージが強いですが、現代のファッションアイテムに落とし込むことで、日本の伝統技術をもっとカジュアルに、世界中の人たちに身近に感じてもらえるのではないか。
川端さんも、「伝統を次の世代に伝えるために、どんどん外に出していきたい」とお話しくださいました。
伝統の中に新しさを織り込み、次の100年へと繋いでいく。
その想いは、僕たちKUDENのブランドコンセプトにも繋がるものでした。
今回、川端社長、そして職人の中井さんには、長年受け継がれてきた西陣織の歴史、制作現場でのこだわり、なぜ黒にこだわるのか?そして海外展開への想いまで、僕がインタビュアーとしてお聞きして、たくさんのことを語っていただきました。
このインタビュー記事と映像は、現在制作している『KUDEN rinlife Magazine』創刊号の特集として公開予定です。
KUDENが目指すのは、ただモノを売るのではなく、日本の職人たちの“生き方”や“想い”を、ストーリーとして世界へ伝えること。
障がいのある息子のために立ち上げたブランドKUDENだからこそ、伝統や技術と同じように、“人の想い”を未来に繋ぐことを大切にしています。
西陣織 川端さんとの出会いもまた、その挑戦の一歩です。
僕は今後、この「黒の西陣織」をKUDENのデザインと融合させた新しいプロジェクトを形にしたいと考えています。
それは着物でもなく、スーツでもない。
KUDENらしい“モード”な和のスタイルとして、世界に届けたいと思っています。
そしてその過程は、ただ一方的に発信するだけでなく、読者であるあなたと一緒に作っていきたい。
KUDENのオンラインマガジン『KUDEN rinlife Magazine』では、編集部フォーラムを通じて次の特集案やコラボ企画のアイデア、商品開発への意見も募集しています。
あなたの一言から、次の物語が生まれるかもしれません。
日本の職人たちの“物語”を、あなた自身の手で織ってみませんか?
川端さんたちの想い、そして黒の西陣織の魅力を伝える特集記事と映像を、ぜひ楽しみにお待ちください。
▼予告動画はこちら
次回の活動レポートでお会いしましょう。
Takでした。
▼詳しくはこちらから
https://camp-fire.jp/projects/867985/view?list=watched_projects






