
今日は、鼻呼吸リップピースのパンフレットと、クイック案内・取扱説明のはがきが、プリントパックさんから届きました。
手作り感はありますが、「ようやくここまで来たんだな」と、ひとりでしみじみしていました。
午後は、プロジェクトに深く関係する、ある論文を読みました。
サヤカさんご夫妻(歯科医+研究者)が共同で関わられた研究で、
「口呼吸のあいだ、前頭前野(考える・注意を向ける部分)では、
鼻呼吸のときより“酸素の使われ方”が変わり、
余分な酸素負荷がかかっている可能性がある」
ということを、近赤外分光法(NIRS)を使って示したものです。
簡単に言うと、
- 口呼吸のとき
→ 脳の前のほうが、静かな鼻呼吸のときよりも疲れやすい - 鼻呼吸のとき
→ 同じように座っていても、脳の酸素の使い方が、もう少し“楽なモード”に近い
というイメージに近い結果でした。
鼻呼吸リップピースや「舌シール」の練習は、
・舌の位置
・口周りの力み
・呼吸の経路(口から鼻へ)
を少しずつ整えていく、とても地味な入り口です。
でも、その小さな入口の先には、
「脳の疲れ方」「子どもの集中力」「夜の眠り方」といった、
見えないところもつながっている——
そんなことを改めて感じさせてくれる論文でした。
支援の数はまだまだこれからですが、
こうして一つひとつ形を整えながら、
現場の先生方・研究者の方々の知見とつながっていけたらと思っています。
(参考:Sano M, Sano S, et al., NeuroReport, 2013)



