
現在の御殿場での流鏑馬稽古についてお知らせします。

大日本弓馬会が馬を預託している御殿場カルチャーファームさんのお骨折りにより、近隣の放牧地に全長80mの馬場を設置して稽古を行っています。
御殿場カルチャーファームの皆様には心からお礼申し上げます。
的1つのコンパクトな稽古場ですが、騎射稽古ができる貴重な場であり、射手たちの技量の維持向上に欠かせない施設となっています。
稽古場から富士山を間近に仰ぎ見ることができ、特に晴天の時は見事な富士山をめがけて馬を走らせることになりますので、景色という点では大変に恵まれています。
もっとも、交通の便については、大いに難ありです。
東名高速の御殿場インターから車ですぐの場所にあるので、地図上では特に問題ないように見えます。
しかしながら、東名高速の大渋滞に巻き込まれることがしばしばあり、毎週通っている射手たちは大いに難儀しているところです。
往路は、東京や神奈川から下り線で向かう者がほとんどで、朝早いこともあって比較的空いています。
ところが、結構な頻度で事故渋滞が発生し、ひどいときは到着が2時間以上も遅れることがしばしばです。
また、復路の上り線は、日曜日の午後はほぼ毎回渋滞が発生します。
結果として、ほとんどの者が往路1時間半~2時間半(ひどいときは3時間超)、復路2時間半~4時間(ひどいときは5時間超)かかっており、毎週通うのには、なかなか厳しい状況です。
更には、先日の大雪の日は昼頃に東名高速が通行止めとなり、帰れなくなる者が続出するなど、交通の便という観点からは、改善が喫緊の課題です。
ちなみに、一部の者は電車で通っていますが、射手になると荷物が多く、電車移動は一筋縄ではいきません。
最寄りの駅から徒歩25分以上かかることもあり、利用は一部に留まるのが現状です。
こうしたアクセス上の課題もあり、御殿場で稽古をするようになってから、新規入門者がほとんどいなくなり、この1年4か月の間にわずか1人だけでした。
このままではジリ貧になることは明白です。
こうした中、鎌倉市内に新鎌倉教場を設置する機会を得られたことは、大日本弓馬会にとって正に千載一遇の好機です。
確かに、馬を預託している場所で稽古ができるという大きな利点(馬の負担軽減、馬の手入れのしやすさ)も捨てがたく、悩ましいところではあります。
しかしながら、流鏑馬の護持継承という観点からは、新規入門者の獲得による次世代育成は何よりも重要ですし、多くの方に見に来ていただけるアクセスの良さという点も絶対に欠かせない要素です。
このたび、鎌倉市内に新しく馬場を設置することは、今後の流鏑馬の護持継承に必要不可欠であると考えています。
多くの方のご賛同とご支援をお願い申し上げます。



