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西日本豪雨の被害を受けたイノシシ食肉処理場の復旧

平成30年7月6日から7日にかけての西日本豪雨で、島根県邑智郡美郷町にあるイノシシ処理場が大きな被害を受けました。イノシシと共生する地域にとって、イノシシをイノシシ肉に変えることは、対策のみならず、地域の誇りでもあります。1日でも早い復旧を支援してください。

現在の支援総額

3,549,000

118%

目標金額は3,000,000円

支援者数

286

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2018/07/10に募集を開始し、 286人の支援により 3,549,000円の資金を集め、 2018/07/24に募集を終了しました

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西日本豪雨の被害を受けたイノシシ食肉処理場の復旧

現在の支援総額

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支援者数286

このプロジェクトは、2018/07/10に募集を開始し、 286人の支援により 3,549,000円の資金を集め、 2018/07/24に募集を終了しました

平成30年7月6日から7日にかけての西日本豪雨で、島根県邑智郡美郷町にあるイノシシ処理場が大きな被害を受けました。イノシシと共生する地域にとって、イノシシをイノシシ肉に変えることは、対策のみならず、地域の誇りでもあります。1日でも早い復旧を支援してください。

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▼ご挨拶

こんにちは。株式会社クイージ 代表の石崎です。


(あ、自分が写真に入ってないじゃないか…)

平成30年7月6日から7日にかけて西日本を襲った豪雨は広い範囲に多くの被害をもたらし、今も大変な状況が続いています。島根県邑智郡美郷町(しまねけん おおちぐん みさとちょう)でも江の川(ごうのかわ)周辺の地域で床上浸水などの被害がありました。そして、地域の農家さんたちが捕獲したイノシシを地域資源である〈イノシシ肉〉に変えている施設──『邑智食肉加工処理場』も大きな被害を受けてしまいました。

6日の夜から続いた豪雨は、江の川の水位を上げ、処理場は約1.5mの床上浸水の被害を受けました。処理場内の設備はすべて水没し、イノシシ搬入用の軽トラックは廃車せざるを得ず、在庫保管用の冷凍ストッカーも完全に水とドロが入り込み修理不能だと言われています。他にもウォークイン冷蔵庫をはじめ、残りのすべての設備について、業者さんに修理可否の調査を依頼しているところです。

また、在庫として保管してあったイノシシ肉……もその多くが泥水につかってしまいました。残念ながら、泥水に浸かってしまったお肉は活用方法がなく、廃棄処分となりそうです。

水が引いた後の処理場を目にして正直なところ呆然としましたが、ひとつラッキーがあって、社員を含め関係者は全員無事で、今も元気に・前向きに片付けを進めることができています。

 

 

 

▼このプロジェクトで実現したいこと

『イノシシと共生する町 美郷町』 そんなキャッチフレーズを、おおち山くじらという地域ブランドで実現している町が島根県邑智郡美郷町です。

地域住民全員が イノシシと共生する に関係していて、獣害を受けない田畑を維持する人、イノシシを捕獲する人、お肉に変える人、料理し提供する人、イノシシレザーで小物を作る人、獣害から守った畑の作物を自慢して販売する人、被害を受けない田畑の作り方をみんなに教える人……などなど、地域住民みんなが自分のできる範囲で真剣に取り組みに参加・協力することで、イノシシとの共生を実現し、地域がどんどん元気になっています。


獣害を受けない畑づくりに向けた実習圃場 青空サロン畑


獣害を受けない畑づくり 座学編


イノシシレザークラフトのお姉さんたち


おおち山くじら惣菜クラブの皆様

そんな地域において、クイージは現地に法人を設立し地域住民の一人として、イノシシをお肉に変える役割をずっと支援してきました。(肉を販売したり、加工してお金を得て、ビジネスを回し、雇用を生むこともクイージの役割です)

お肉に変えることで、イノシシを捕獲する人の負担を減らしたり(捕獲後の処理は捕獲する人にとっては大きな負担の一つ)、料理し提供する人、イノシシレザーで小物を作る人たちに原材料を提供できる環境を作っています。

今回の豪雨による水害で、イノシシをお肉に変えるために必要な機材・資材、それから美味しいお肉そのもの……多くを失ってしまいましたが、イノシシを捕獲するおっちゃん達・おばちゃん達、料理し提供しているおばちゃん達、イノシシレザーで小物を作るおばちゃん達、それから、お肉に変える作業を担当している従業員、みんな元気です。

処理場に関わっている人々(弊社の社員、イノシシを捕獲してくれる農家さんをはじめ、一緒に取り組んでいる地域のみんな)は、すでに前を向いて後処理といっときも早い復旧に全力を注いでいます。あとは、機材・資材──今回泥水にダメにされた設備──さえなんとかできれば、『イノシシと共生する』地域の取り組みの輪はすぐに復旧できると信じています。この原稿を書いている今も、処理場にはたくさんの仲間が集まってくれて、復旧作業を手伝ってくれています。 

『イノシシと共生する町』を取り戻すためのプロジェクトへの支援、どうかよろしくお願いいたします。

▼資金の使い道

イノシシ処理施設が復旧するために必要な機材・資材・備品を購入します。

現時点で必ず必要なもの(水害により使用不能であり、修理・買い替えを余儀なくされるもの)は、下記のようなものです。

軽トラック ・・・ 狭い山道でのイノシシ搬入用

冷凍ストッカー(5台) ・・・ 在庫の保管

備品類(ナイフ、まな板、衛生備品) ・・・ どこまで使用可能か調査中

その他機材修繕費 ・・・ 大型冷蔵庫等々、修理できるかどうか調査中

 

▼リターンについて

『元気が一番。元気があればなんでもできる。』

今回、本当にラッキーだったのは、人的被害が少なかったことです。

(スタッフのうち1名は床上浸水被害がありましたが、怪我等はなく元気です。)

 

そして、もう一つラッキーだったことは、イノシシ肉を使った缶詰工場(元保育所を改修して地域の人が働ける工場を作っています)が、まったく無事だったことです。少し高台にある缶詰工場は集落の避難所として活躍までしていました。

 

このプロジェクトにご支援いただいた皆様には復旧した処理場で生産したイノシシのお肉を届けたい!!……なんて気持ちはありますが、復旧の時期も未定、復旧後にどれだけのお肉を作れるのかも読めず、そもそも現在はなんとか水に浸からずに済んだ少ない在庫の出荷もできていない状況です。

 

ですので、リターンの一つは缶詰工場にストックしてあった完全に無事な「イノシシの缶詰」をお届けしたいと思います。お届けの缶詰の種類はランダムとなります。

 

 

また、イノシシを処理するための刀(イノシシ肉をさばくためのナイフ)を購入します。刀には「銘」を入れられるので、この銘について『ネーミングライツ』としてリターンにさせてください。頂いた銘を刻印し、大事に使います(写真は皮を剥ぐときに使っていたナイフ)。

 

支援をいただいた方、全員のお名前(もしくはニックネーム)は額に入れて、復旧した処理場の中に飾らせていただきます。

 

 

▼最後に 

イノシシをイノシシ肉に変える取組みは、全国各地で実施されています。

もちろん、ビジネスの側面もありますが、イノシシとの共生を実現している美郷町では、地域における生活の重要なプレイヤーでもあります。雨が上がればイノシシは活動を始め、農業被害が広がってしまいます。全力で復旧作業にあたり、一日でも早く、再び美味しいイノシシ肉を作ることができるように頑張ります。

 

ぜひ、皆様のご支援、よろ『しし』お願いします。

 

最新の活動報告

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  •  西日本豪雨から3か月がたち、邑智食肉処理加工施設の仮復旧もほぼ完了し、イノシシの処理に関しては日常を取り戻しました。復旧に向けてご支援をいただき、ありがとうございました。子イノシシの無添加『原木骨付きハム』でご支援いただいた皆様、出来上がり次第、順次お届けしております。生産工程がほぼ手作業になるため、すべてのパトロンの皆様のお手元に届くのは2018年の12月になるかと思います。まだ届いていない皆様、今しばらくお待ちください。  Good morning(キャンプファイヤー)のプロジェクトにて支援をいただいた方、また処理場の清掃を手伝ってくれた方々、避難した冷凍肉を保管してくれた地元の方々、電源喪失して表面が解凍した可能性のある肉を食べてくれた方々、本当に多くの方々に助けてもらいました。感謝の気持ちを込めて、ご支援くださった皆様のお名前を処理場に掲げさせていただきました。  水害前にあった在庫のイノシシ肉はなくなってしまいましたが、今年の夏は捕獲できたイノシシが多く、なんとか販売も再開できています。    さて、前文で、『邑智食肉処理加工施設の仮復旧』とお伝えしました。というのは、邑智食肉処理加工施設は堤防の外側に建てられており、今後、西日本豪雨と同様の水位上昇があれば、また浸水することが予想されます。水害が発生すると、在庫の肉、設備等のダメージはもちろん、従業員や地域住民の生命にも関わります。安心・安全に作業を行い、継続的にイノシシ肉を生産するために、処理を行う場所は水に強い場所に移転する計画を作っています。今の缶詰工場(美郷町乙原)がある旧乙原保育所の敷地内に新しい処理場を建設し、もっと効率的に、よりたくさんのイノシシ肉の生産を実現することで、西日本豪雨からの復興を完了させたいと意気込んでいます。   今後の復興進捗に関しては、おおち山くじらの公式Webサイト(http://yamakujira.jp/)イノシシ屋あかねの田舎暮らし(https://camp-fire.jp/mypage/projects/52647)にてお知らせしていきます。 引き続き、皆様からのご支援を賜りますようお願い申し上げます。本当にありがとうございました。 もっと見る

  • 7月23日に食肉処理場のイノシシ受入を再開して2週間がたちました。 美郷町では、連日35℃を超える猛暑ながら、ほぼ毎日、複数頭のイノシシが入ってきています。今年は、イノシシが多い年のようです。 処理場の復旧状況ですが、今週、金属探知機の修理が完了し、来週には出荷管理用の冷凍庫修理も完了する予定です。それを受けて、お盆明けには出荷体制が整い、処理場再開となるのではないかと考えています。 初めに想定した復旧スケジュールより、ずっと早く処理場再開ができそうです。これも皆さまのあたたかいご支援のおかげです。本当にありがとうございました。 さて、機械や設備の復旧に関してはめどがついてきましたが、今困っていることは『水害前に在庫していたイノシシ肉』の扱いです。イノシシ肉は全て水害があった食肉処理場で保管しており、電気系統が一時的に途切れてしまい温度管理ができなくなってしまいました。回復後すぐに再冷凍し衛生的には問題ないものですが、「〈おおち山くじら〉ブランドの品質としてどうか?」と検討を重ねた結果『販売はすべきではない』と判断しました。 販売しないとしても美味しく食べられるお肉なので、これらのお肉を活かす方法の第一弾として、CAMPFIREのファンクラブサイト「イノシシ屋あかねの田舎暮らし」の8月分贈り物として、おすそわけすることにしました。 https://camp-fire.jp/projects/52647/activities/59555 通常どおり販売しないイノシシ肉を食べる…。そして、機械や設備の復旧に加えて、売上の復旧(何年かかるか…)についても、「イノシシ屋あかねの田舎暮らし」を通して、ご支援いただければ大変うれしく思います。既に多くのご支援をいただいた後なので、大変心苦しいところではあるのですが。 ぜひ、ご検討いただけますと幸いです。   ※おおち山くじらでは、CAMPFIREファンクラブのサービスを利用して月3,500円のご出資で、イノシシ肉や美郷町の旬の幸を【毎月】お届けする「贈り物会員」という取組みを行っています。 https://camp-fire.jp/projects/view/52647 イノシシ肉はもちろん、江の川の天然ウナギなど田舎に住んでいるとちょくちょくもらえる山や川、いろいろな恵みをおすそ分けしようというコンセプトのファンクラブです。 もっと見る

  • 被害発生から、約20日。被害状況も概ね明らかになり、できる復旧作業は少しづつ進めることができています。皆様からの支援は、復旧の力になっています。ありがとうございます。 本日が、キャンプファイアでのプロジェクトの最終日になります。まだリターンが少し残っています。ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。   写真は、水が引いた後、江の川上空からドローンで撮影しました。(近所の方に写真をいただきました。) 中央下の白い建物が、倉庫(通称カモ小屋)で、その右にある青い建物がイノシシの処理場です。江の川の堤防と堤防上の道路が中央上から斜め右にあります。つまり、処理場は堤防の川側にあるんですね。 もっと見る

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