西日本豪雨から3か月がたち、邑智食肉処理加工施設の仮復旧もほぼ完了し、イノシシの処理に関しては日常を取り戻しました。復旧に向けてご支援をいただき、ありがとうございました。子イノシシの無添加『原木骨付きハム』でご支援いただいた皆様、出来上がり次第、順次お届けしております。生産工程がほぼ手作業になるため、すべてのパトロンの皆様のお手元に届くのは2018年の12月になるかと思います。まだ届いていない皆様、今しばらくお待ちください。 Good morning(キャンプファイヤー)のプロジェクトにて支援をいただいた方、また処理場の清掃を手伝ってくれた方々、避難した冷凍肉を保管してくれた地元の方々、電源喪失して表面が解凍した可能性のある肉を食べてくれた方々、本当に多くの方々に助けてもらいました。感謝の気持ちを込めて、ご支援くださった皆様のお名前を処理場に掲げさせていただきました。 水害前にあった在庫のイノシシ肉はなくなってしまいましたが、今年の夏は捕獲できたイノシシが多く、なんとか販売も再開できています。 さて、前文で、『邑智食肉処理加工施設の仮復旧』とお伝えしました。というのは、邑智食肉処理加工施設は堤防の外側に建てられており、今後、西日本豪雨と同様の水位上昇があれば、また浸水することが予想されます。水害が発生すると、在庫の肉、設備等のダメージはもちろん、従業員や地域住民の生命にも関わります。安心・安全に作業を行い、継続的にイノシシ肉を生産するために、処理を行う場所は水に強い場所に移転する計画を作っています。今の缶詰工場(美郷町乙原)がある旧乙原保育所の敷地内に新しい処理場を建設し、もっと効率的に、よりたくさんのイノシシ肉の生産を実現することで、西日本豪雨からの復興を完了させたいと意気込んでいます。 今後の復興進捗に関しては、おおち山くじらの公式Webサイト(http://yamakujira.jp/)イノシシ屋あかねの田舎暮らし(https://camp-fire.jp/mypage/projects/52647)にてお知らせしていきます。 引き続き、皆様からのご支援を賜りますようお願い申し上げます。本当にありがとうございました。
7月23日に食肉処理場のイノシシ受入を再開して2週間がたちました。 美郷町では、連日35℃を超える猛暑ながら、ほぼ毎日、複数頭のイノシシが入ってきています。今年は、イノシシが多い年のようです。 処理場の復旧状況ですが、今週、金属探知機の修理が完了し、来週には出荷管理用の冷凍庫修理も完了する予定です。それを受けて、お盆明けには出荷体制が整い、処理場再開となるのではないかと考えています。 初めに想定した復旧スケジュールより、ずっと早く処理場再開ができそうです。これも皆さまのあたたかいご支援のおかげです。本当にありがとうございました。 さて、機械や設備の復旧に関してはめどがついてきましたが、今困っていることは『水害前に在庫していたイノシシ肉』の扱いです。イノシシ肉は全て水害があった食肉処理場で保管しており、電気系統が一時的に途切れてしまい温度管理ができなくなってしまいました。回復後すぐに再冷凍し衛生的には問題ないものですが、「〈おおち山くじら〉ブランドの品質としてどうか?」と検討を重ねた結果『販売はすべきではない』と判断しました。 販売しないとしても美味しく食べられるお肉なので、これらのお肉を活かす方法の第一弾として、CAMPFIREのファンクラブサイト「イノシシ屋あかねの田舎暮らし」の8月分贈り物として、おすそわけすることにしました。 https://camp-fire.jp/projects/52647/activities/59555 通常どおり販売しないイノシシ肉を食べる…。そして、機械や設備の復旧に加えて、売上の復旧(何年かかるか…)についても、「イノシシ屋あかねの田舎暮らし」を通して、ご支援いただければ大変うれしく思います。既に多くのご支援をいただいた後なので、大変心苦しいところではあるのですが。 ぜひ、ご検討いただけますと幸いです。 ※おおち山くじらでは、CAMPFIREファンクラブのサービスを利用して月3,500円のご出資で、イノシシ肉や美郷町の旬の幸を【毎月】お届けする「贈り物会員」という取組みを行っています。 https://camp-fire.jp/projects/view/52647 イノシシ肉はもちろん、江の川の天然ウナギなど田舎に住んでいるとちょくちょくもらえる山や川、いろいろな恵みをおすそ分けしようというコンセプトのファンクラブです。
被害発生から、約20日。被害状況も概ね明らかになり、できる復旧作業は少しづつ進めることができています。皆様からの支援は、復旧の力になっています。ありがとうございます。 本日が、キャンプファイアでのプロジェクトの最終日になります。まだリターンが少し残っています。ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。 写真は、水が引いた後、江の川上空からドローンで撮影しました。(近所の方に写真をいただきました。) 中央下の白い建物が、倉庫(通称カモ小屋)で、その右にある青い建物がイノシシの処理場です。江の川の堤防と堤防上の道路が中央上から斜め右にあります。つまり、処理場は堤防の川側にあるんですね。
石崎です。プロジェクトへのご支援、ありがとうございます。目標としていた金額を達成することができました。とても多くの方に支えられていることを改めて感じ、とてもうれしく思っています。ご支援をいただいた方々、情報の拡散にご協力いただいた方、皆様のご協力が復旧に向けた力になっています。本当にありがとうございます。 さて、本日からイノシシの搬入作業を再開することにしました。ウォークイン冷凍庫や金属探知機、真空包装機など、主要な機械類がまだ修理・買替できていないため、肉の販売再開はまだ先になるかと思います。ただ、イノシシの搬入作業は農業被害対策の一環で、地域の農家さんからもニーズが高いため、優先的に復旧を進めていました。先日の缶詰製造再開もそうですが、少しづつ平常運転に向け復旧を進めることができています。 プロジェクトの期間はあと1日となりました。目標金額は達成したのですが、被害総額をプロジェクトで全部カバーするのは無理です。ちなみに、現状の被害総額は約2,000万円となりました。保険や給付金、融資など、、、それから皆さんのご支援を組み合わせて財務的な手当を進めているところです。 つきましては、骨付きモモがまだありますので、ぜひあと一押しにご協力のほど、よろしくお願いいたします。(写真は、今朝の搬入作業の一コマです。)
美郷町では、イノシシを肉にするところから缶詰に加工するところまで一貫した製造を行っています。 今回、食肉処理場は水害を受けてしまいましたが幸いにも缶詰の加工場は町内の別の場所にあり災害を免れました。 先週は、水害の対応でバタバタとしてしまい缶詰の製造を一時ストップしたのですが、今週から缶詰製造を再開しました。 おおち山くじらの肉の在庫も大幅に激減してしまったので他地域からの肉を仕入れての再開です。 正直、こちらは暑さとの戦いで業務用のクーラー2台とサーキュレーター、扇風機あらゆる冷却装置を駆使して製造をまわしています。 ただ、商品を作ることができることにありがたく思います。 一日も早く日常が戻るよう、頑張ります!