
◉今回のコンサートの大きな目的は、”能登再興の響きを世界へ届ける”こと。
スタッフの安達侑薫里(あんだつゆかり)です。
作曲家・ピアニストである北方さんは、独自の作曲方法で音楽を作られます。
実際に石川県内の神社やお寺などに赴き、その場所での体感や雰囲気を深くまで感じ、音と言葉で表現するという作曲方法です。
そんなふうに紡がれた一音一音には、祈りや、土地への敬意が込められており、特別な意味を持つ音楽になるため、聴く人々の心に深く響くものがあります。
9月9日のコンサート第一部では、能登再興を願い、石川県内の重要な場所にまつわる音楽がたくさん演奏されます。
私は石川県出身ではなく、能登のことをよく知りませんでした。
しかし、北方さんの音楽やコンサートに関わることを決めたからには、まずは現地を自分の目で見て、肌で感じることが大切だ!と思い、レンタカーを借りて能登各地を訪れました。
正直に言うと、想像以上に復興はこれから、という印象を受けました。
電柱は今も傾いたまま、建物は倒壊したままのところもあり、道路もでこぼこ。
神社の鳥居や狛犬も、地震の傷跡をそのままにしていました。
まるで地震の瞬間で時間が止まっているような場所もあって、とてもショックでした。
「テレビで見ていた場所」ではなく、「現実としてここにある」ことの重みを、心から感じました。
あの地震が発生した時、私はカナダに住んでいました。時差-16時間の中で、年明けの挨拶をしようと思った瞬間にニュースで地震の報道を見て、とても驚きました。
あれからもうかなりの時間が経ったと思っていたのですが、現地に行くと、まだ復興には時間がかかっていることを痛感しました。
私がこのコンサートでできることは、少しでも多くの人にこの音楽を知ってもらい、聴いてもらえるようなお手伝いをすることだと思います。
音楽を通じて、その土地を感じ、祈りを届けることができれば、きっと能登の再興の手助けになると信じています。
今回のコンサートで、能登方面再興のための祈りの音楽を奏でる場所は、
・須須神社
・總持寺祖院
・かつての輪島朝市
・重蔵神社 です。
8月23日には、輪島市内の3か所へ奉納演奏にも行かせていただきます。
聴いた人の心に「能登」への想いが芽生え、その一人ひとりの想いが、やがて再興への大きな力になると思います。音楽の力で心をひとつに、祈りの力もひとつに。
音楽の力でつながる祈りが、能登再興の希望になりますように。






