「なるべく目立たず、細々と活動を続けていきたい」、ねっこぼっこを始めた頃に僕が思っていたことです。
そんな僕が、なぜクラウドファンディングという目立つ(?)ことを始めたのかをつらつらと書いてみようと思います。
中学生の頃は「何をしたいか」が分からず、夢を持っているともだちが羨ましく思えました。
「将来の自分」というようなタイトルで作文を書く授業があり、全く思い浮かばずに、それでも書かなければとふざけて書いて、すごく怒られた記憶が今もあります。(「分からない」と書けなかった)
高校に入ってもそれは変わらず、「とりあえずで進学したらきっと辞めるから」という理由で、大学に進学することはしませんでした。
経済的にも裕福ではなかったので、とりあえず進学するという選択肢はなかったのです。
そして都会への憧れから、「とりあえず」上京しました。
仕事(アルバイト)をしながら暮らす中で、大学生になったともだちの長期休暇を羨ましく思い、学生への憧れが募りました。
しかし、「せっかく自分で暮らすようになって親の負担を減らせたのに、また負担をかけてしまう」という思いがあり、しかも理由が長期休暇なため、親には言い出せませんでした。
当時はファッションやインテリアなどのデザイン関係に興味があったのですが、そのような学校は学費も高い上に、卒業してからの進路が僕には見えず(その程度の憧れだったのです)、どんな仕事なら親に納得してもらえるか(今思い返すと、「自分自身が納得するか」ですが、当時は「親が納得するか」という視点でした)というところから「保育士」が出てきました。
もちろんこどもとあそぶことは好きだったのですが、それまで、それを仕事にする気はさらさらありませんでした。
そんな不純な(?)気持ちが、僕が保育士になるスタートでした。
(続く→)




