こんにちは、プロジェクトメンバーのかおりです!今回は、インドビハール州にあるジュリアスフリースクールの子どもたちの様子をお伝えします。(現地の運営スタッフと、LINE電話がサクッとできる便利すぎる時代の恩恵に、いつも感謝が湧き出ます…)8月末に起きた大雨災害の影響は、いまだに深刻で家が流されたり、農地も浸水して仕事がなくなったりと厳しい状況が続いています。大雨の後は学校までの道が閉ざされて、登校できていなかった子どもたちもいましたが、今は来れるようになり一歩一歩、日常を取り戻しつつあります。そんな中でも、9月28日から10月2日の間は女性の力・母性の象徴であるドゥルガー女神を讃える「ドゥルガー・プージャー」というお祭りシーズンの到来で村も祈りで満ちあふれ、学校もお休みの期間。毎日2時間のお祈りを、九日間して女神ドゥルガーの9つの姿を1日ごとに祈るとともに終盤の数日でまだ生理を迎えていない少女や、独身で生理中でない女性を「女神の化身」として迎え入れ、足を洗い、花や食事、プレゼントを捧げます。少女たちは「純粋な力・シャクティ(女性神性のエネルギー)の象徴」であり生理前の少女たちは「純粋さ」「無垢な女神の顕現」として特別な意味を持ちます。多くの地域では、生理中の女性が寺院に入ることやプージャーへの参加を避ける習慣があります。「不浄」「けがれ」として扱う文化的規範が根強く、結果的に生理についてオープンに語る機会が失われてきました。けれど生理は「恥」でも「不浄」でもなく、命の循環そのもの。祈りを大切にしながら、現実の暮らしの中で女の子たちが安心して学校に通えるようトイレを整備するとともに衛生面での知識も届けていきたいと考えています。







