応援してくださっている皆さま、本当にありがとうございます。
プロジェクト開始から3週間が経ち、準備・改善・ヒアリングを重ねる中で、私たちが取り組んでいるこのサービスは、単に「便利な動画配信」を提供するものではなく、これから必ず直面する未来の課題に先回りして向き合う取り組みなのだと、より強く感じるようになりました。
今回の活動報告では、その未来の課題と、そこに対して私たちがどのような価値を提供しようとしているのか。そして、サービスの輪郭が少しずつ見えてきた3週目だからこそお伝えできる、最新の視点をまとめて共有したいと思います。
いまの課題は、実は入り口にすぎない
保育園や幼稚園でのコミュニケーションは、ここ数年で大きく変化してきました。
連絡帳アプリの普及、園内情報のデジタル化、紙の配布物の削減──
こうした流れの次に確実に来るのが、園で過ごす子どもの日常の可視化だと考えてます。私は3歳と1歳の子どもを育てており、毎日「今日はどんな表情で過ごしていたのだろう?」と気になりながら仕事をしています。保護者にとって、子どもの様子をその場で知れる安心感は、近年ますます求められるようになるだろうと感じています。
ここ数年で働き方は大きく変わり、
・シフト勤務
・リモートワーク
・時差出勤
・単身赴任や遠方の家族
など、多様化はさらに進んでいきます。
この流れの中で、「子どもの様子をリアルタイムで見られる環境」は、これからの保育コミュニケーションにおけるインフラに近い存在になるでしょう。
私たちが取り組んでいるのは、まさにこの近い未来、必要になる仕組みだと考えてます。
保護者の安心の基準は、これからさらに上がっていく
いまの保護者は「知れたら嬉しい」という気持ちで園での様子を求めています。
世の中のデジタル化が進み、あらゆる情報に即時アクセスできる時代。保護者の働き方も多様化し、家庭の形も変化しています。その中で、「預けている間の子どもの様子が見えること」は、安全や安心の基準そのものになっていきます。
これは過剰な監視ではなく、むしろ信頼の透明性だと思っています。
・今日はどんな友だちと遊んでいるのか
・給食の時間はどんな表情なのか
・新しい挑戦にどんな姿で向き合っているのか
たとえ1分でも、短いワンシーンでも、保護者にとっては大きな安心につながります。
実際、私自身、子どもが園で過ごす姿をふと見られるだけで、「今日も元気に過ごしているんだな」と、ふっと心が軽くなります。
そして、この安心は、親の心の余裕をつくり、その余裕が家庭でのコミュニケーションにも良い循環を生みます。
保護者の基準が上がる未来において、園として「見える化に対応できる仕組みを持っているかどうか」は、選ばれる理由にもなっていきます。そのインフラ部分を、園に無理なく提供する──これが私たちの役割です。
園の情報発信は、今後「標準化」される
いまの園の情報発信は、園ごとにバラバラです。
紙・アプリ・メール・LINE…それぞれが独自の方法を持っています。しかし今後、保護者側の統一された使いやすさの要求が強まっていく中で、園ごとのローカルな仕組みは限界を迎えます。
動画配信についても同じです。園が自前でカメラを設置し運用するには、セキュリティ通信安定性データ管理プライバシー保護者ごとのアクセス制御など、専門性が求められる項目が多く、園が独自に運営するには負担が大きすぎます。
しかし、子どもの日常を可視化するニーズは確実に増えます。つまり、「園に負担をかけず、標準化された仕組みで配信する」というソリューションが、これからの時代に必須になるのです。
私たちは、園側の手間を最小限にしながら、保護者の求める未来基準の安心を満たす形を提供したいと考えてます。
家庭と園の連携は、子どもの育ちの質を左右する
保育・教育の世界では近年、「園と家庭の連携の質が、子どもの成長に直結する」という考え方が強くなっています。子どもの成長は、園だけ・家庭だけで起こるものではありません。どちらもつながって、同じ方向を向くことで、子どもの「できた」「楽しかった」「がんばった」を、より力強く育てることができます。
リアルタイムでわかる園での姿は、家庭での関わりに深さを生みます。
「今日はこんな遊びをしていたね」
「新しいチャレンジしてたね」
「お友だちとこんな関わり方してたね」
親がそのシーンを知っているだけで、子どもは覚えていてくれたという安心感を得られます。
そしてその安心が、次の挑戦へとつながっていきます。ミルカメは家庭と園をつなぐ育ちの架け橋になると思ってます。
このプロジェクトが描く未来
私たちが作りたいのは、園と家庭がゆるやかにつながる社会です。
働く親が、安心して子どもを預けられる。
園が、専門領域に集中できる。
子どもが、関わる大人たちの愛情に囲まれて育つ。
その未来を実現するために、私たちはミルカメをインフラとして整えていきます。園と家庭、そして子どもの未来を支える新しい当たり前をつくる挑戦です。
最後に──初期支援者の皆さまへ
このサービスが挑んでいるのは、「いま」よりも「未来」に必要とされる課題です。そんな挑戦に、3週目の段階から応援してくださっている皆さまの存在は、本当に大きな支えになっています。
皆さまは、未来の基準を一緒につくっている仲間です。
これからも進捗を丁寧に共有しながら、より使いやすく、より安心で、より価値ある形へと育てていきます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。





