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日常に潜む“見えないアクセスの壁”を集め、誰もが使える知恵にまとめたい

日常に潜む“見えないアクセスの壁”を集め、誰もが使える知恵にまとめるプロジェクトです。これまで取り組んできたアクセシビリティの実践者たちとの対談データに加え、新たに多様な領域の実践者にインタビューし、2026年8月ごろまでに「アクセシビリティのパターン・ランゲージ」冊子を制作・公開します。

現在の支援総額

1,270,555

105%

目標金額は1,200,000円

支援者数

116

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2025/09/20に募集を開始し、 116人の支援により 1,270,555円の資金を集め、 2025/11/03に募集を終了しました

日常に潜む“見えないアクセスの壁”を集め、誰もが使える知恵にまとめたい

現在の支援総額

1,270,555

105%達成

終了

目標金額1,200,000

支援者数116

このプロジェクトは、2025/09/20に募集を開始し、 116人の支援により 1,270,555円の資金を集め、 2025/11/03に募集を終了しました

日常に潜む“見えないアクセスの壁”を集め、誰もが使える知恵にまとめるプロジェクトです。これまで取り組んできたアクセシビリティの実践者たちとの対談データに加え、新たに多様な領域の実践者にインタビューし、2026年8月ごろまでに「アクセシビリティのパターン・ランゲージ」冊子を制作・公開します。

社会課題の解決をみんなで支え合う新しいクラファン

集まった支援金は100%受け取ることができます

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自己紹介

こんにちは、任意団体みんなのアクセスです。私たちは、「誰もがアクセシビリティを身近に感じ、実践したくなる社会を目指す」をビジョンとして活動しています。

みんなのアクセスのロゴとビジョン。ロゴはアルファベットのQど、びっくりマー(!)を組み合わせている


これまでに、アクセシビリティに通ずるテーマで実践・活動する様々な方をゲストに招き、対話を重ねてきました。


榎本大貴・横山北斗を中心に、現場での経験や研究の知見を持ち寄りながら、「アクセス」というテーマを多角的に探究しています。

榎本と横山の写真が並んでいる。榎本はピンク色のセーター、紺色のジャケット、黒い髪。屋外で撮影。横山は茶色のセーターに灰色のジャケット。メガネをかけている。屋内撮影。

榎本 大貴
株式会社LITALICO 執行役員/LITALICO研究所所長
2012年に株式会社LITALICOに新卒入社。発達障害のある子どもの支援員、スーパーバイザー、教材・サービス開発のディレクターを経て、LITALICO研究所を設立。執行役員CQO(Chief Quality Officer/最高品質責任者)を経て現職。修士(学際情報学)。

横山 北斗

NPO法人Social Change Agency代表理事・ポスト申請主義を考える会 代表
社会福祉士。社会福祉学修士。神奈川県立保健福祉大学卒業後、医療機関にて患者家族への相談援助業務に従事後、NPO法人を設立。 著書に「15歳からの社会保障(日本評論社)」 内閣府 孤独・孤立対策担当室HP企画委員会(2021年〜現在)、こども家庭庁 幼児期までのこどもの育ち部会委員(2023〜2024)、厚生労働省 社会保障教育の推進に関する検討会委員(2023)



これまで開催したイベントは全てYouTubeチャンネルにアーカイブされています。

🔗https://youtube.com/@everyonesaccesscollective 



このプロジェクトで実現したいこと

今回のプロジェクトでは、これまでのYouTubeライブで対話した内容や、追加で実施するインタビューで集めた知恵や工夫を「パターン・ランゲージ」という形式で整理し、冊子として制作・公開します。

冊子は、誰もが日常の中で使える「知恵の道具」となり、教育、福祉、企業、地域社会などさまざまな場での実践を後押しします。

パターン・ランゲージとは、様々な人の経験とたくさんの試行錯誤から生まれた「状況をより良くするコツ」を集め、誰もが共有し応用できる形にまとめた「知恵の道具箱」です。

参照:https://creativeshift.co.jp/pattern-lang/

▼パターン・ランゲージのイメージ

パターンランゲージの説明。ウェブサイト参照。前述のウェブサイトから引用



プロジェクト立ち上げの背景

「みんなのアクセス」では、アクセシビリティを軸にして、日常に潜む“見えない壁”やアクセシビリティ活動に重要な要素について、多様なゲストと対話を重ねてきました。

たとえば、

  • ・「子どもと外食したいけれど、座れるイスがなくて行けない」

  • ・「聞こえない人にとって、雑談に加わるのはとても難しい」

  • ・「はい/いいえ、で答えるだけの質問により、削ぎ落とされる様々な希望やニーズがある」

こうした声は一見個別に見えますが、誰もが直面しうる社会の課題でもあります。


YouTubeライブで配信した「みんなでアクセスを考える」の対話で印象的だった言葉をいくつか紹介します。

こうした言葉やその背景を「共有できる知恵」に整理し、未来へ残していくのが今回の冊子づくりです。


みんなのアクセスのYouTubeチャンネルの動画サムネイル一覧。全部で11個の動画がある。これまでの動画



誰に、どう役立つのか

この冊子は、特定の専門家や当事者だけのものではありません。教育や福祉の現場はもちろん、行政や企業、そして地域で暮らす一人ひとりにとって役立つ「知恵の道具」となることを目指しています。

  • 教育現場の先生や学生に:授業やワークショップでの教材に。教育現場におけるアクセスを考えるときのガイドに。

  • 福祉や支援の実践者に:他の現場の工夫を取り入れるヒントに。支援において、社会の側にどんな壁があるか、その壁の打破のために何ができるかを検討するレシピに。

  • 行政や企業の担当者に:制度やサービスを考える出発点に。行政サービスや自社のプロダクトが、どんな壁をつくる可能性があり、どんなアクセシビリティを追求できるのかを考える手引きに。

  • 一般の人に:普段の生活、家庭の中でのちょっとした工夫、子育てや地域活動のなかで「やさしい選択」をとる参考に。


現在の準備状況

すでに、これまでのYouTubeライブのイベントで多様なバックグラウンドの方々との対話の記録を収録しています。

ただし、知見を整理する上では、過去対話した領域についてそれぞれ、多面的に深堀りをする必要があると考えています。ゲストの方々の実践はいずれも素晴らしく、参考になる生きた経験が豊富にありました。しかし、誤解を恐れずに言えばゲストの方々の経験が、その領域のすべてを代表しているわけではありません。また、領域によっては、異なる側面からみる当事者も存在します。

そういった多面的な目線を入れることにより、制作する冊子がより本質的で、実用的なものになると考えています。


現在は、冊子づくりの材料集めの途中という段階です(下記の「STEP1」の途中)。

【想定しているステップ】

STEP1:材料集め①(YouTubeライブでの各領域の実践者の方との対談)

STEP2:材料集め②(①の各領域の別の方にインタビュー)

STEP3:集めた材料の整理

STEP4:パターンランゲージ作り(抽出、体系化、ライティング、レビュー会など)

STEP5:冊子制作


  • STEP1はこれまで約1年かけて進めており、冊子づくりの基盤は整ってきており、今回のクラウドファンディングを通じてさらに前に進める段階です。


資金の使い道

ご支援いただいた資金は、冊子制作のための費用に大切に活用します。

  • ・[STEP1・2] のインタビュー等謝礼・交通費:約60万円
    ・[STEP1] のYouTubeライブ配信時の手話通訳(過去開催分の手話通訳別撮り含む):約20万円
    ・[STEP4] のリターン制作・発送費:約30万円
    ・広報・プロモーション費:約10万円
    ⇒ 合計:約120万円

    もしありがたいことに上記の目標を達成したら、次のゴールとしては、多言語化(英語版・やさしい日本語版)、冊子増刷、ワークショップ開催、教育機関・福祉団体への配布、などを行っていきます。


リターンについて

アクセシビリティの話題を、様々な状況や立場にある人とともに考えたい。

そう思っています。

「みんなでアクセスを考える」のVol.2で、ゲストの山田小百合さんが大事にしているフレーズとして「ともに」という言葉を紹介されていました。

この言葉をとても気に入っています。

リターンは、すべて「ともに」と名付けたものを用意しました。

支援をして下さる方々の興味関心や熱量は、さまざまあるかと思いますが、何かしらの接点で「ともに」考えていけるように願っています。

また、支援金を通じての応援が難しい方も、是非共感してくださったり、応援したいなって思ってくださった場合は是非、お知り合いにこの取り組みを教えていただいたり、SNSでのシェアをお願いします。

支援金はもちろん大事ですが、それと同じくらい、アクセシビリティというキーワードに関心を持っている方にこの取り組みが届いたり、ともに考える仲間と繋がれるかもしれないことも大事だと考えているためです。

ともに応援するプラン(学生限定)【500円】:お礼・制作完成報告メールを送ります。※26歳以下の学生が対象です。メール内容は、他の【ともに応援するプラン】と同一です。
・ともに応援するプラン【2,500円】:お礼・制作完成報告メールを送ります。メール内容は、他の【ともに応援するプラン】と同一です。
・ともに応援するプラン【10,000円】:お礼・制作完成報告メールを送ります。メール内容は、他の【ともに応援するプラン】と同一です。
・ともに読むプラン【5,000円】:完成した冊子を1冊お届けします。
・ともにささえるプラン【10,000円】:冊子1冊+制作舞台裏レポートPDF。冊子巻末に「ともにささえるメンバー」として掲載。
・ともにかたるプラン【20,000円】:冊子1冊+過去開催した「みんなでアクセスを考える」のゲストとの少人数座談会参加(オンライン)。冊子巻末に座談会の内容を掲載。
・ともにかんがえるプラン【20,000円】:冊子1冊+榎本&横山とのディスカッション(オンライン)。冊子巻末に「特別サポーター」として掲載。
・ともにとどけるプラン【30,000円】:冊子10冊(自分用+支援者が他の人にお渡しする用)。冊子巻末に「ともにとどけるサポーター」として掲載。
・ともにつくるプラン【30,000円】:冊子3冊+追加インタビュー推薦権+制作ミーティングのオブザーバー参加。冊子巻末に特別ページで個別紹介。
・ともにひらくセッションプラン【100,000円】:冊子3冊+支援者の関心テーマをもとに、YouTubeライブ配信を企画。冊子巻末に「ともにひらくセッション協力者」として掲載。
・ともにまなぶワークショッププラン【200,000円】:冊子3冊+冊子を教材にしたオリジナルワークショップを特別開催(団体・企業研修など)。冊子巻末に「ワークショップパートナー」として掲載。



スケジュール

クラウドファンディング公開からリターン発送までの全体像は次の通りです。

  • 2025年9月20日 クラウドファンディング開始
    2025年11月3日 クラウドファンディング終了
    2025年12月〜2026年5月 追加インタビュー・編集・デザイン作業
    2026年7月 印刷完了
    2026年8月 リターン発送(選択してくださったリターンによっては、イベント等の開催日程が10月以降になる可能性もあります)

  • 応援コメントをいただきました
  • 「応援メッセージをいただきました!」の見出しとともに、特定非営利活動法人みんなのコード代表理事・杉之原明子さんの笑顔の写真と応援コメントが掲載されている。コメント全文は以下の通り: 「アクセシビリティは、実は誰もが直面しながらも、気づかずに過ごしてしまいがちなテーマです。このプロジェクトは、見えにくい壁を可視化し、対話の出発点をつくる意義ある試みだと感じます。アクセスの壁に、気づきもしなかった自分よりも、少しでも気づける自分のほうが好き。みんなで気づき合うことで、社会の景色を変える仲間になっていきましょう。」特定非営利活動法人みんなのコード代表理事 杉之原明子さんからのメッセージ
  •  

「応援メッセージをいただきました!」の見出しとともに、一般社団法人UNIVA 理事/中教審委員 野口晃菜さんの上半身の写真と応援コメントが掲載されている。黒い長袖のトップスを着た野口さんが、白い背景の前で笑顔を見せながら座っている。片手は机の上に置き、もう一方の手を軽く上げてリラックスした雰囲気を表している。コメント全文は以下の通り: 「先日発表された次期学習指導要領に向けた「論点整理(案)」では、「多様性の包摂」が大きな方針の一つとして掲げられました。すべての子どもの学びへのアクセシビリティを保障することを学校の標準装備にしていくためには、学校におけるアクセスの壁はどこにあるのか?それをどう解消していくのか?を具体的に明らかにしていく必要があります。本プロジェクトにおける知見をぜひ一緒に学校にも実装していきましょう」一般社団法人UNIVA理事/中教審委員 野口晃菜さんからのメッセージ

  •  「応援メッセージをいただきました!」の見出しとともに、伊原さんの写真と応援コメントが掲載されている。写真には、眼鏡をかけてスーツにネクタイ姿で笑顔を見せている。背景は白い。 コメント全文はこちら:ウェブアクセシビリティには、分野の象徴となる国際的なガイドラインが存在します。しかし、ウェブ対策に特化した記述が分野への入口となっているため、策定背景にある「個々人の日々の障害」という視点が見過ごされがちです。結果、誰のための取り組みかが初学者に伝わりにくいという本末転倒が起きています。  本プロジェクトで日常に潜む“見えない壁”を明らかにすることが、この状況を変えるきっかけになると期待しています。慢性疲労症候群患者/電動車いすユーザ 佐藤まゆ子さんからのメッセージ

  • 毬藻企画合同会社 アクセシビリティエキスパート 伊原力也さんからのメッセージ

  • 「応援メッセージをいただューマンエンパワーメント推進局の芝崎さんの顔写真と応援コメントが掲載されている。コメント全きました!」の見出しとともに、筑波大学ヒ文は以下の通り:マンパワーがあって人を動かす力があるメンバーだからこそ実現可能なプロジェクトです。私もこんな冊子が欲しかった!現場の先生方をはじめ、企業や当事者の方が「じゃあどうすればいいの」の一歩先に行けるようになるヒント集だと思います。「アクセシビリティ」「インクルーシブ」「合理的配慮」というキーワードにピンと来ている方は、完成冊子をいち早く手に取っていただき、日々の実践に役立てていただきたいです。」筑波大学ヒューマンエンパワーメント推進局研究員 芝崎文子さんからのメッセージ
  •  応援メッセージをいただきました、というタイトルと応援メッセージ文章。右側には、スーツにネクタイを着用した高山さんが、室内の窓際で腕を組んで微笑んでいる。  メッセージ全文は以下の通り: 「アクセシビリティとは「違いを理由に拒まない社会」の名前とも言えます。見えないアクセスの壁は遠い問題ではなく、誰もが持つ人権のすぐそばにあります。久々に再会した榎本さんが手話を学んでいて、以前はわからなかった彼の言葉が今は「見える」ようになりました。これからの関係性がさらに楽しみだと感じた一瞬です。こうした一歩が壁を超えて人をつなぐ力になるのだと思います。プロジェクトの成功を心から応援しています。」ギャローデット大学大学院准教授 高山亨太さんからのメッセージ
  •  応援メッセージをいただきました、というタイトルと応援メッセージ文章。右側には、白い壁の室内で、濃いグレーのスーツに白いシャツを着た守屋さんが正面を向いて笑顔で立っている。  メッセージ全文は以下の通り: 「医療の領域では、実に7割もの人が「どの病院に行けばいいか分からない」「治療への不安をうまく相談できない」といった「医療迷子」の課題を抱えることが示唆されています。 このような構造は医療に限った事象ではなく、社会の至る所に「見えないアクセスの壁」があることを痛感しています。 個人の経験を、社会の構造的な歪みに働きかける「知恵の道具」へと昇華させる。そのアプローチに深く共感し、大きな希望を感じるとともに、強く応援しています。」Ubie Head of Public Relations / Impact officer 守屋祐一郎さんからのメッセージ
  •  

応援メッセージをいただきました、というタイトルと応援メッセージ文章。屋外の線路脇で、眼鏡をかけた伊藤さんが笑顔でカメラのほうを向いて立っている。紺色のジャケットを着ており、背景には鉄道の架線や列車が見える。メッセージ全文は以下の通り:「人は苦しみを感じても、SOSを出せずに追い込まれてしまうことがあります。ICTを活用してそうした人々の声を聞いてきましたが、支援につながらない背景にはスティグマなどの心理的な壁「アクセスの壁」があります。「みんなのアクセス」の取り組みは、その壁を取り除き、「人と人をつなげていく試み」だと感じました。今回のアクセシビリティに関する知恵の共有を社会福祉やNPOの現場でも活用していきたいです。」NPO法人OVA代表理事/精神保健福祉士 伊藤次郎さんからのメッセージ



最後に

アクセシビリティは、特別な誰かのためだけのものではなく、みんなでつくる社会の知恵です。

これまでに寄せられた声を未来へ残し、広げるための冊子を、ともに完成させたいと思います。

どうか応援をよろしくお願いします。


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 広報/宣伝費

  • インタビュー等謝礼・交通費、YouTubeライブ配信時の手話通訳、リターン制作・発送費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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最新の活動報告

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  • クラウンドファンディング達成しました!116人もの方々からの温かいご支援により、目標額を大幅に上回る1,270,555円を集めることができました。  支援者一人ひとりのメッセージに励まされ、毎日が新しい発見と感動の連続でした。本当に、ありがとうございました。達成結果・支援者数:116人・支援金総額:1,270,555円・達成率:105%(目標額1,200,000円)116人もの方々にご支援いただき、目標額を5%上回る金額を集めることができました。  一人ひとりのご支援が、私たちの活動を大きく前進させてくれています。応援・支援してくださったみなさま、本当にありがとうございました。クラファンを通じて見えてきたこと今回のクラウンドファンディングを通じて、私たちは多くの気づきと感動をいただきました。◯ 「実は自分も関係していた」という発見「自分のやっていることが実はアクセシビリティに関係しているんだ」という気付きを教えてくださった支援者の方々が多くいらっしゃいました。そんな声の一部をご紹介します:・介護現場での実践利用者の方々が安心して使えるよう、手すりの位置を調整したり、案内表示を大きくする工夫をしてきた。それがまさにアクセシビリティだったと、ある支援者の方が気づいてくださいました。・子育ての日常から「子どもが理解しやすいような教え方や説明を心がけているけれど、それがアクセシビリティなんだ!」という親御さんからのメッセージも。年齢や理解度に合わせて伝え方を変えることの延長線上に、様々な人にとってのわかりやすい・アクセシブルな情報設計があると思います。・教育現場での取り組み教育関係者の方からは、「視覚的な説明が得意な子もいれば、文字で理解する方が早い子もいる。その違いに対応することが、まさにアクセシビリティなんだ」という具体的な事例を教えていただきました。このように、支援者の方々がご自身の経験とアクセシビリティをつなげてくださる瞬間に、私たちは大きな勇気と希望をもらいました。◯ 「よくわからないからこそ、大切だと思った」という素朴な声「"アクセス"ってあまり考えたことがなく、よくわからない」という素朴で、でも、だからこそ頑張る意義があるなと思ったことを仰ってくださった方もいらっしゃいました。そうした率直な声こそが、私たちが取り組んでいるアクセシビリティの課題の本質を突いているように感じました。  まだまだ「アクセシビリティ」という言葉自体が多くの人に知られていないからこそ、その重要性を伝えていくことが私たちの使命だと、改めて実感しました。◯認知度の向上と新たな可能性今回のクラファンの取り組みで、「アクセシビリティ」という単語の認知度や認識を確認する良い機会になりました。  支援者の方々との対話を通じて、アクセシビリティが「特別なこと」ではなく、「誰もが日常的に考え、実践できること」であることが少しずつ広がっていることを実感しています。これからの活動についてこれから、日常にある"アクセスの壁"を明らかにし、良い実践のパターンをまとめ上げていきます。116人の支援者の皆様と一緒に、アクセシビリティの輪を広げていけることに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。冊子完成まで、引き続きどうぞよろしくお願いします!改めて、ご支援いただいたすべての皆様に、心から感謝申し上げます。  ありがとうございました! もっと見る
  • みんなのアクセスの榎本です!クラウドファンディングも残り17日となりました。ご支援いただいた皆様、ありがとうございます!目標達成金額までちょうど折り返したあたりですが、少しぎりぎりの進捗なのでヒヤヒヤしています。ぜひ、皆様のお近くでご関心のありそうな方に本取り組みを教えていただけると幸いです。パターン・ランゲージの相談へ先日、パターン・ランゲージの作成支援を行っている株式会社クリエイティブシフトさんのオフィスにお邪魔して、相談に乗っていただきました。正井美穂さんは、クリエイティブシフトの代表取締役社長で、企業向けのパターン・ランゲージの制作活用支援に取り組んでいる方です。写真左が正井さん。制作プロセスの詳細や、過去取り組んだパターン・ランゲージの成果物を見せていただいた最近の取り組みの一例として、乃村工藝社さんとの取り組みをウェブ上の文章で読むことができます。>> インクルーシブデザイン×パターン・ランゲージ ~オリジナルのワークショップツールができるまで~パターン・ランゲージ作成において重要なプロセスが「マイニングインタビュー」といわれるものです。これは、うまくいくコツを引き出したい相手に対して深堀ってインタビューするというもの。パターン・ランゲージ作成に当たっては、上流工程にあるこのプロセスが肝心です。なぜならば、後の工程でいくら頑張っても、うまくやっているひとの生の声、生きた経験の聞き取りをやりきれていないと、コツをまとめ上げる事ができないからです。正井さんには、マイニングインタビューの留意点について丁寧に教えていただきました。悩ましいまとめ方・表現の仕方また、僕達のクラファンでの成果物である「アクセシビリティのパターン・ランゲージ」のまとめ方・表現の仕方についても相談を致しました。議論の中で話題に上がってもしかしたらヒントになるかも?と思ったものがデジタル庁で作成されたパターン・ランゲージ。「デジタルを活用する未来に向けて」を制作しました - デジタル庁状況によって参照するとよいパターンをあらかじめまとめあげてて「状況別ことばガイド」というものでまとめています。アクセシビリティのパターン・ランゲージを想像したときに、かなり広範な話題だからこそ、パターン・ランゲージをみるときのガイドが合ったほうがよいのでないかと思いました。一例としてデジタル庁の成果物のような表現の仕方はいいなと思って参考になります。クラファンのプランによっては、「ともにつくる」方々もいらっしゃるので、ぜひこういった成果物の表現の仕方についても一緒に議論させていただけたら嬉しいです。それでは、残り17日、引き続き応援のほどよろしくお願いします!!!! もっと見る
  • 発起人の横山です。クラウドファンディングが50%を超えました!ご支援いただいた皆様、広げてくださった皆様、本当にありがとうございます。活動の原点私はこれまで、社会保障制度に「アクセスできないこと」が、いかに人の暮らしや尊厳を奪うのかを見てきました。制度があっても届かない。情報があっても利用に至らない。その壁をなくしたい——それが、私が榎本さんと一緒に活動をしている動機です。現在、私の所属法人が行っている事業は、社会保障制度のアクセシビリティを向上させることと言い換えることができるかもしれません。社会保障ゲームの取り組みその一つとして、社会保障ゲームというアナログゲームの開発と、中学校や高校への出前授業を行っています。この事業をアクセシビリティの観点から説明したいと思います。◯開発のきっかけゲーム開発の発端は、義務教育における社会保障教育の必要性を問うために書いた「15歳からの社会保障」でした。2022年に本書を出版して以降、一定の方に手にとっていただいた実感を得た一方で、限界も感じていました。ある程度の分量のストーリーをスラスラと読める人を前提とする書籍では、届く範囲に限界があったのです。「どうにかして学校の教室に行ける理由になるものができないだろうか?」その問いの延長線上に、ゲームを着想しました。社会保障ゲーム◯ゲームに込めた工夫これは、ゲームというツールを使うことで社会保障制度について知る機会を作り、教室という場へのアウトリーチを行うことと言い換えられるかもしれません。また、知る機会とトレードオフでスティグマを強化しては意味がないと考え、アイテムカード(社会保障制度や相談窓口の情報が書いてあります)の文章を、スティグマを助長しない表現にしました。アイテムカードの情報記述では、権利を行使する主体目線で書くために「できる」という言葉を頻繁に用い、能動態で書くなどの工夫も行いました。さらに、社会保障制度は自分たちが変えたり作ったりする主体になり得ることを想像してもらうために、「こんな制度あったらいいなカード」も作りました。社会保障ゲームを遊んでいる様子◯大切にした問いアクセシビリティを考え取り組む中で、次のような問いを起点にしました。「その手段によって、不可視化されているアクセシビリティを阻む要因を強化していないか?」「知る機会にあわせて、スティグマに対抗し、その利用が権利の行使であることを内在化する機会にできないか?」これらの問いを起点にして、さまざまな工夫を行った次第です。パターン・ランゲージへの期待みんなのアクセスがつくろうとしているアクセシビリティのパターン・ランゲージは、さまざまな場でさまざまなアクセシビリティに関する取り組みを行っている方々の知見を、他の活動をしている方たちが活用可能なパターンでまとめていくプロジェクトです。私自身も、このアクセシビリティのパターン・ランゲージを通して、自分たちの活動をより良くしていきたいと考えています。引き続き応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る

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