寺子屋ムーブメントを江東区から全国へ!!

子どもたちが無料で勉強できる「寺子屋」を、2030年までに江東区の全24の中学校区に作ります。また、同じ思いを持った仲間とともに、全国で「地域の大人たちと寺子屋で学ぶ」という文化を当たり前にしていくムーブメントを起していきます。

もうすぐ
終了

現在の支援総額

1,683,000

56%

目標金額は3,000,000円

支援者数

184

24時間以内に14人からの支援がありました

募集終了まで残り

7

寺子屋ムーブメントを江東区から全国へ!!

もうすぐ
終了

現在の支援総額

1,683,000

56%達成

あと 7

目標金額3,000,000

支援者数184

子どもたちが無料で勉強できる「寺子屋」を、2030年までに江東区の全24の中学校区に作ります。また、同じ思いを持った仲間とともに、全国で「地域の大人たちと寺子屋で学ぶ」という文化を当たり前にしていくムーブメントを起していきます。

はじめまして。特定非営利活動法人寺子屋みなてらすです。 私たちは、「地域社会に子どもたちが生きるよろこびを感じられる場をつくる」という理念のもと、東京都江東区を中心に、子どもたちが安心して過ごせる無料の学習支援教室を運営しています。

活動を始めて5年。現在では江東区内に7つの教室(砂町、東陽町、亀戸、大島、塩浜、西大島、辰巳)を展開し、多くの子どもたち、そして200名を超える地域のボランティアの方々と共に歩んできました。

今回、私たちはこの活動を江東区内で「誰もが参加できる地域のインフラ」として根付かせるとともに、それをムーブメントとして全国へ広げていく」という新たなフェーズへと踏み出すため、このプロジェクトを立ち上げました。


5年間の現場で見つけた「確信」

なぜ、「無料の学習支援」の活動を広げたいのか?

私たちは立ち上げ当初、たまたま地域にニーズがあるという話を受けて、「無料の学習支援」の活動を始めました。そして、それから5年間活動していく中で、重要な事実に気づきました。


それは、「無料の学習支援」は誰もが参加しやすく、子どもたちの変化の「きっかけ」が生まれやすい「サードプレイス」になるということです。


それは、次のような理由からです。


① 「無料の学習支援」は、多くの家庭のニーズと直結する 

単なる「居場所」というだけでは、保護者の方が子どもを送り出すきっかけとして弱く、本当に困っている家庭に届きづらいことがあります。 しかし、「無料で勉強を教えてくれる」という明確なメリットがあることで、経済的な事情や家庭環境に関わらず、どんなご家庭も「行っておいで」と子どもを送り出しやすくなるのです。


② 「教える」という役割が、大人の参加ハードルを下げ、多様なボランティアが集まる

 たとえば、「子どもの話し相手になってください」とお願いされても、多くの大人は「何を話せばいいのか」と身構えてしまいます。 しかし、「隣に座って、わからない問題を一緒に考えてあげてください」という具体的な役割があれば、参加のハードルは劇的に下がります。 この「やることの明確さ」があるからこそ、学生から会社員、リタイアされたシニア層まで、老若男女問わず多様なボランティアが集まります。


③ 多様な大人との出会いが、子どもたちの「きっかけ」になる

家と学校の往復だけでは、子どもたちが出会える大人のモデルは限られてしまいます。 しかし学習支援の教室には、年齢も職業もバラバラな大人がいます。多様な大人たちがひとりひとりの子どもに真剣に向き合い、ときにその子の悩みを聴いたり、ときに自分の経験を語ったりすることで、子どもたちが変化する「きっかけ」が生まれるのです。


④継続して子どもに関わりつづけることで「きっかけ」を見逃さない

これまでも、半年間一言も喋らない子がある日突然話し始めたり、いつも勉強ばかりやっている子が進路の悩みを相談してくれたりなど、いろんな形で子どもたちの変化を見てきました。99回の特に何もない日を積み重ねた末に、100回目に大事な出来事が起こる。子どもたちと関わっていく中でそう実感しています。一回限りのイベントではなく、毎週同じ子どもたちと関わることができる「学習支援」の活動だからこそ、子どもたち自身の変化をゆっくりと待ち、そうした「きっかけ」を見逃さずに関わることができます。


このような確信があるからこそ、私たちはこの学習支援の活動を広げていき、日本全国で「地域の大人たちと寺子屋で学ぶ」という文化を当たり前にしていきたいと考えています。



【このプロジェクトで実現したい3つのこと】

今回のクラウドファンディングでいただいたご支援(目標金額300万円)をもとに、私たちは以下の3つの大きな目標に挑みます。


これまでの活動拠点である江東区において、2030年までに区内24の全中学校区に学習支援教室をつくることを目指します。 

それは単に教室の数を増やすという意味だけではありません。

水道や電気のように、困ったときに誰もがアクセスできる当たり前のインフラとしての寺子屋モデルを確立することを意味しています。


このクラウドファンディングを通して、「自分の地域にも、こんな場所があったらいいのに」という同じ想いを持っている人たちと出会い、一緒に寺子屋をつくっていきます。

そのために、リターンに「共創プラン」を作りました。このコースは「寺子屋を作ってみたい」と思っている全国のみなさんと寺子屋みなてらすが共創することを目的としています。WEBミーティングやワークショップをリターンとしていますが、その後の継続的なコラボレーションを想定しています。

ぜひ一緒に寺子屋を作りましょう!!


現在、私たちの公式ホームページは、寺子屋みなてらすという団体と活動の紹介をするだけの機能にとどまっています。

そこで今回のプロジェクトでは、ホームページを全面的にリニューアルし、「寺子屋」という文化の発信基地へと生まれ変わらせます。

ただ情報を載せるだけでなく、

  • ・日々のできごとを伝える「メディア」として

  • ・全国の仲間たちがノウハウを学べる「ライブラリー」として

  • ・支援者の方々と想いをつなぐ「プラットフォーム」として

さまざまな情報をお伝えできる場所にします。


※寺子屋の定義

5年間の活動をふまえ、現時点で「寺子屋」の定義を、私たちは次のように考えています。



活動する仲間たちのリアルな声

子どもたちの変化の「きっかけ」を生み出しているのは、 現場で子どもたちに寄り添い、共に笑い、時に悩みながら伴走する200名を超えるボランティアの仲間です。

現場の想いを知っていただくために、活動についての彼らとの対話から生まれたリアルな言葉をお届けします。


閉ざしていた心が、ふと開く瞬間

「半年間一言も喋らなかった子がいたんです。でも、ボランティアが諦めずに話しかけ続けていたら、ある日突然、ポツリと話し始めて。そこから関係性が一気に変わりました。あの一言を聞いた時の感動は忘れられません」

「口を開けば文句ばかり言っている子もいます(笑)。でも、文句を言いながらも毎週必ず来る。そして、文句という形であれ、自分の思いを口に出してくれている。それは彼らにとって、ここが『何でも言える安心できる場所』になった証拠だと思うんです」


受験を超えて続く関係

「高校受験の時から見ていた生徒が、気づけば大学受験に合格して報告に来てくれました。『先生の教え方、分かりやすかったよ』と言ってくれた時の嬉しさもですが、中学生だった彼らが大人に近づいていく過程を、親戚のような距離感で見守れることが何よりの喜びです」

学校の枠を超えた「つながり」

「普段の生活では絶対に出会わなかったであろう、学校も学年も違う子同士が、ここで仲良くなっています。『LINEで誕生日おめでとうって連絡したんだ』なんて話を聞くと、学校以外のコミュニティを持つことの豊かさを感じます」

  • 「しばらく来なくなって、もう会えないかなと思っていた子が、急にふらっと現れて『腕相撲やろうぜ』って言ってきたことがあって(笑)。大人が勝手に心配していても、子供の中ではちゃんと繋がりが続いていたりする。そんな予想外のリアクションに、私たちの方が救われています」


完璧な「先生」じゃなくていい

「最初は『教えなきゃ』という気持ちが強かったんです。でも、回を重ねて関係性ができてくると、教えるというより『一緒に問題を解く』『一緒に考える』という感覚に変わっていきました。その変化が自分でも面白かったですね」

「極端な話、『勉強1割、遊び9割』の日があってもいいと思っているんです。勉強したくない子とは遊ぶし、話したい子とは話す。ここが子どもにとって『安心できる居場所』であることが一番ですから」 

「『何かしてあげよう』という支援の意識よりも、ただフラットに『よぉ』って会いにいく感覚ですね。友達でも家族でもない、そのフラットな関係がお互いに心地いいんです」 


ここは、大人にとっても「第三の居場所」

「会社では絶対に出会えないような、いい意味で一癖も二癖もある面白い大人たちに出会えるのが魅力です(笑)。自分も子育て中ですが、ここに来ると多様な価値観に触れられて、視野が広がります」

「学校のクラスメイトだったら絶対に友達になっていないタイプの人とも、ここなら『子どものために』という共通項があるから自然と仲良くなれるんです。それがすごく不思議で、面白い体験です」

「ボランティアというより、自分が楽しいから来ているという感覚が強いですね。まるで『文化祭の前日』みたいな、あのワクワクする感じがずっと続いているような場所です」 


一人じゃないから、挑戦できる

「最初は立ち上げなんて何をしていいかわからなくて不安でした。でも、『助けて』と声を上げれば、周りの大人がすぐに動いて助けてくれた。自分一人で完璧にやらなくていいんだ、と思えたのが大きかったです」 ※辰巳教室立ち上げプロジェクトのリーダーを務めた大学生の声です。



資金の使い道

皆様からいただいたご支援は、大切に以下の用途に使わせていただきます。



※目標金額を超えた場合は、さらなる新教室の開設費用および全国ネットワーク構築費用に充てさせていただきます。


最後に:地域社会に「寺子屋」があることを当たり前にする

私たちは、「すべての子どもたちが地域の大人たちとともに寺子屋で学ぶ」ことができる社会を目指していきたいと考えています。

今回のクラウドファンディングは、その第一歩です。

私たちとともに、子どもたちが生きるよろこびを感じられる場にあふれる未来を作っていきませんか。温かいご支援と応援をよろしくお願いいたします。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • ・江東区内での新教室開設・運営費用(205万円:開設費用5万円×17教室+運営費用5万円×24教室) ・公式ホームページのリニューアル制作費(50万円) ・全国展開のための「伴走プログラム」開発費(45万円)

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

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  • 昨日までに4人のボランティアのインタビュー記事を公開してきました。そして今日から2日間は寺子屋みなてらすに通う生徒のインタビューをお送りします。今回インタビューさせていただいたのは、中3から高3の大学受験まで3年半教室に通ったAくん。「以前は『勉強のやり方』さえわからなかった」と語る彼ですが、この春からは文学部の史学科に進みます。なぜ、勉強を強制されないこの場所で、学習習慣を身につけ、受験を乗り越えることができたのか。 塾とも学校とも違う、ボランティアの大人たちとの関係性が支えた、彼の成長と寺子屋の魅力について伺いました。毎週通うことで自分にあう学び方をみつけることができた渡邊: まずは、3年半ほど「寺子屋みなてらす」に通ってみて、良かったなと思うところを教えてもらえますか?Aくん: 通ってよかったのは、毎週土曜日に必ず勉強する時間が設けられることです。それまでは受動的に勉強するという意識があまりなくて、最低限の課題だけをやる感じだったんですが、ここに入って学校以外の時間で勉強する時間が作れました。渡邊: それまでは家での学習習慣がなかなか難しかった?Aくん: そうですね。やる気が起きなかったというのもあるし、一番は「勉強のやり方が自分じゃわからない」というのがありました。ネットで調べても、その人に合う勉強法って違うと思うので、やってみても「なんか違うな」となって長続きしなかったんです。 でも、みなてらすではマンツーマンで、しかも毎回違う大人の人が教えてくれる。違うスタイルの勉強の仕方をいろいろ経験できて、そこから自分に合う学び方を見つけることができました。渡邊: なるほど。Aくんは高校受験と大学受験、どちらもここで経験しましたよね。それぞれどうでしたか?Aくん: 高校受験では、苦手だった英語を助けてもらいました。受験で出てくる問題の解き方の配分というか、「先に問題を確認してから文章を読む」といったテクニックを教えてもらったりして。自分には思いつかないようなことだったので助かりました。渡邊: 学校では意外とそういうテクニックまで教えてくれなかったりするもんね。大学受験はどうでした?Aくん: 大学受験は総合型選抜だったので、面接の対策を手伝ってもらいました。僕は人見知りで、初対面の人と話すのが緊張しちゃうタイプなんです。面接官がどんな人かもわからないので、とにかくみなてらすのいろんな大人の人に面接練習の相手をしてもらいました。塾とは違う、親や先生ではない「斜めの関係」渡邊: 3年半、途中でやめずに通い続けられた理由は何かあったのかな?Aくん: 高2くらいからは自習スタイルになったんですけど、休憩時間にボランティアの大人の人と雑談するのが結構楽しかったんです。 地域の大人の人たちがボランティアで来ているので、本当にいろんな経験をしている人がいて。そういう人たちの話を聞くだけでも面白くて、それがモチベーションになっていた部分はあります。渡邊: 何か印象に残っているエピソードはある?Aくん: ちょっと前なんですが、海外出張に行ったことがあるボランティアさんが、パソコンで現地の写真を見せてくれたんです。テレビとかじゃなくて、身近な人が実際に現地へ行った感想を聞けたので、それはすごくいい経験だったなと思っています。渡邊: 塾とは少し違う雰囲気だよね。Aくんから見て、ここはどんな場所だと感じていましたか?Aくん: 塾は「勉強する場」としてきっちりルールが敷かれていると思うんですけど、みなてらすは、親や先生以外の人と交流して「社会経験」や「社会性」を学ぶ場所だなと感じていました。 それに、勉強を全くやらないと怒られますけど、教師や塾の先生みたいに怒るというよりは、「やる時はちゃんとやろうね」みたいな感じなんです。勉強が苦手な子からしたら、怒られて周りの目が気まずくなることもないし、優しく受け止めてくれる場所だと思います。強制ではない、ボランティアさんとの「約束」渡邊: 「無理しなくていいんだよ」と受け止めてもらえる場所でありながら、それでもAくんにとって勉強の習慣がついたのはなぜだと思いますか?Aくん: 入ったばかりの頃、連絡帳みたいなものがあって、そこでボランティアさんと「来週までにこれをやる」という宿題の約束をしたんです。それを守るために家でやってくる……という経験が、自分で勉強するきっかけになりました。渡邊: ああ、なるほど。それはすごく重要な話かもしれない。Aくん: 学校や塾で「やれ」と強制されるよりも、仲のいいボランティアさんとの「約束」だからできたと思うんです。いろんな話をしてくれる楽しい人たちとの約束だから、「守ろう」という気持ちになったんだと思います。渡邊: 強制じゃなくて、関係性があったから頑張れたんだね。Aくん: 結局、勉強って誰かに強制されてやるんじゃなくて、自分でやろうって思うことが大事だと思うんです。 寺子屋はあくまで、「自分で勉強しよう」と思うための足がかり的な存在になればいいのかなって。僕の場合は、「約束を守ろう」と思って課題を始めたところから、だんだん自分で勉強するようになったので。渡邊: 寺子屋が「自分でやろう」と思える足がかりになったというのは、運営側としてもすごく嬉しい言葉です。4月からは大学生として、好きな歴史の勉強を深めていってください。今日はありがとうございました。Aくん: ありがとうございました。またボランティア側でも参加したいです。 もっと見る
  • #寺子屋みなてらすボランティアインタビュー では、寺子屋みなてらすに参加するボランティアの想いを知ってもらうことを目的として、寺子屋みなてらすにボランティアとして関わってくださっている方のインタビュー記事を公開いたします!今回は、最初の教室である砂町教室の立ち上げ当初からボランティアとして参加していただいている川島さんのインタビューです。まだボランティアがほとんどおらず、本当に学習支援事業がうまくいくかどうかわからなかった時期に川島さんが参加してくださったことは、今振り返ると私たちにとって非常に重要なターニングポイントでした。そんな川島さんがこれまでの活動で感じたことを振り返ってくださりました。(聞き手:渡邊和樹)きっかけは「回覧板のチラシ」渡邊: 早速なんですが、寺子屋みなてらすを知って参加しようと思った、そこまでのプロセスから聞かせてもらえますか?川島: 漠然と「人の役に立ちたい」とか「ボランティア的なことをやりたいな」とは思っていたんです。でも何からどう始めていいかも分からないし、子供もまだ手がかかる時期だったので、電車に乗ってどっか遠くに行くとかはできないなと思っていて……。そうしたら、町内会の回覧板でみなてらすのチラシが入っていて。「あ、徒歩圏内だし、本当に近くだから、もしここでできたらすごく理想的だな」と思って。渡邊: それでQRコードから申し込んでくれたんですね。川島: はい。でも結構、どういう団体かも分かんないから勇気がいたんですけど(笑)。まあ近所でやるっていうから、そんなにおかしなあれじゃないだろうと思って。 それで最初、Zoomかなにかで面談したんですけど、私は会社勤めではないので、Zoomミーティングっていうのも初めてだったんです。それも新鮮だったし、実際繋がってお話ししたら、20代半ばの若者ふたりでやってて、ま、それが結構衝撃的で。渡邊: 衝撃的でしたか(笑)。川島: こんな若い人がそういう志を持ってこういうのを立ち上げて、実際に動かしてるっていうところに胸を打たれたっていうか。もう純粋に「ああすごい」と思って。すごい行動力とアイデアもいっぱいありそうだし、志が高くて、そこにもうちょっと感動してしまって。 みんな「地域の子供のためになんかやりたいな」とかいう気持ちはあると思うんですよ。でも、既存のものに参加するだけでも勇気がいるのに、それを1から立ち上げるっていうところに本当にちょっと衝撃を受けたのが、「行ってみよう」と思ったきっかけです。↑当時のチラシ子どもたちと関わることで自分の考えが変わった渡邊: 最初は「知らない団体」ということで、不安みたいなものはありましたか?川島: そうですね。ボランティア団体と言いながらも、ちょっと宗教的な感じだったりとか、いい加減だったりとか、あとどんな人が集まってくるか分からないっていうのはありました。いざこざとか嫌な気持ちになったら嫌だなとか。渡邊: コミュニティってそういうことありがちですもんね。実際参加してみてどうでしたか?川島: でも本当にびっくりするぐらい、いい人ばっかりですよね。驚きですよね。思った以上に良心のみを軸に集まっているような感じがします。渡邊: たしかに、不思議といい人が集まりますよね。そこで、子供たちと関わってきたことは、川島さんの中でどういう体験になっているか、エピソードなどはありますか?川島: 週に1回だけで、1対1で会話できる時間ってそんなにあるわけじゃないんだけど、何年も通ってくれるうちにその子の人となりがすごく分かってきて。最初は「ぶっきらぼうでとっつきにくい子」って思ってたけど、いや実は言わないけどいろんなこと考えてて、ちょっとしたところにすごい優しさを見たりとか。「思いやりがある子だな」とか、いいところをすごい見つけられて。渡邊: 長く関わる中で見えてくるものがありますよね。川島: キッズドアさん(注:寺子屋みなてらすの立ち上げの際に助成金をいただくとともに、ボランティア研修を実施していただきました。)の研修を受けてすごい覚えてるのが、「問題のある行動をする子でも、もとを正せば別にその子自体が本当は悪いわけではないんだよ」っていう話を繰り返しされてたと思うんですよね。環境とかいろんな事情から、そういう行動に出たり言動があるっていう。 それは実感としてあったし、その場の会話でちょっとカチンと来ちゃったりすることがあっても、そのことを思い出して、「その態度とか言動で悪い子って決めつけるのは良くない」とか思うようになりました。↑キッズドアさんのボランティア研修渡邊: ご自身の変化みたいなものもあったりするんですか?川島: いっぱいあると思いますね。学校に行けない子の理由が、単純に意地悪されたとかだけじゃなくて、「うるさいのが耐えられない」とか「人がいっぱいいるところに入れない」とか。話には聞いてたけど、昔はあんまり自分には実感としてなかった発想なんですよね。 私、以前は「気にしすぎだよ」とか言っちゃう人だったんですよ。でも「あ、本当にそうなんだ」って。自分の学生時代のこととかを思い出して、「あの子、もしかしてこうだったのかな」って思うことはあります。渡邊: 私もふと昔のクラスメイトのことを思い出したりします。川島: ありますよね。「努力しない人」っていう風に思ってたけど、いやそうじゃなくて本当に困ってたんだろうなと思って。本当悪いことしたなとか。知らない世界が開いたところはありますよね。寺子屋は「平屋」のような学び合いの場渡邊: 今、寺子屋ってどういう場所なんだろうってことを考えていて。「寺子屋ってどんな場所なんですかね?」って聞かれたらどう答えますか?川島: なんかね、「平屋(ひらや)」のイメージなんです。物理的に平屋でやってるというわけじゃなくて、みんな学び合ってるみたいなイメージですね。渡邊: 平屋って面白いですね。フラットみたいな?川島: そう、そういうイメージですかね。高校生とかが受験終わったらボランティアする立場で戻ってくるとかあるじゃないですか。ああいう感じで、誰かから刺激を受けたりして「これ勉強したい」と思って、得意な人が教えたりとか。渡邊: 子ども同士も大人同士も、大人と子どもの関係も含めて、分け隔てない感じですね。川島: あと、いろんな人がいる方が健康的だなと思います。「子どもに関わるものだから子育て経験がある人の方がいいんじゃないか」とか、それってめっちゃ乱暴っていうか良くないと思います。偏っちゃって。いろんな人が関わることで子供にもすごくいい影響があるなって思いますね。渡邊: 今後寺子屋の活動を広げていきたいと思っているんですが、これから参加したいっていう人に対して、メッセージというか、どういう声かけをしたいですか?川島: 私みたいにボランティアで参加するにしても、自分でやるっていう人にしろ、やっぱ勇気っていうか、もう「えいっ!」って感じですよね(笑)。 やりたいと思っている人は絶対いると思うんです。そういう人って、私も含めてそこまでの行動力はないから、まあ「乗っかっちゃいたい」わけですよ。誰かやってくれないかなみたいな(笑)。だから「乗っかりたい人はいっぱいいるよね」っていう話が伝わるといいのかもしれないですね。渡邊: 「乗っかってしまえばいい」と(笑)。でもやっぱり、「変な人が来たらどうしよう」とか不安もあると思うんですけど。川島: 渡辺さんとか三宅さんとか、めんどくさがらずにすごい面談されるじゃないですか。やっぱりそれがすごい労力のいることで大変だけど、それが大事なんじゃないですかね。紙切れ1枚で「こういうルールを守ってください」って送るのと違って、そこで対話してやるから、本当にいい人、不純な気持ちがない人が集まってる理由じゃないかなと思います。渡邊: 確かに言葉を交わすのは大事にしてきたかもしれないですね。川島: でもまずは、メッセージとしては「一緒に楽しみましょう」みたいなことですかね。渡邊:本当にそうですね。今日はありがとうございました。 もっと見る
  • ↑さぬき広島の砂浜でのワークショップさまざまな形で寺子屋みなてらすに関わってくださっている方のメッセージを繋ぐ #寺子屋ムーブメントバトンリレー2月5日は香川県の丸亀港から船で20分、瀬戸内海に浮かぶさぬき広島で島旅農園「ほとり」というお宿を営む唐崎翔太さん(からちゃん)からのメッセージです。からちゃんとみなてらすの出会いは2023年。「ウチの宿を不登校など何かしらの課題に立ち向かっている子が集える寺子屋的な場所にできないか」という相談を偶然見つけた私たちのHPに問い合わせてくれたところからでした。そこから関係が始まり、2024年にはさぬき広島で寺子屋みなてらす主催のアートのワークショップを開催し、香川の子どもたちと豊かな時間を過ごしました。今年からは子どもの移住によって島で16年ぶりに小中学校が再開されました。からちゃんも運営する飲食店の一部スペースを利用して子どもたちの居場所を作っています。まさに寺子屋ムーブメントの広がりの先駆けを作ってくださっています。そんなからちゃんからのメッセージです。自分のことを面白がってくれる大人と出会うー寺子屋ムーブメントの広がりがもたらすもの#寺子屋ムーブメントバトンリレー私は寺子屋みなてらすのメンバーではありますが、香川に住んでいます。そのため、東京で行われている日常的な学習支援の現場に立ったことはありません。そんな私を受け入れてくれた皆さんとも、これまで直接お会いしたのは多くて3-4回といったところでしょう。そんな大した貢献ができていない私ではありますが、それでもみなてらすとの出会いは大きなものです。というのも、こんなことを言えるようになったから。「からちゃんに言うてくれたら、君のこと面白がってくれる大人を探してくるで」大阪生まれの私は、6年前に香川に移住しました。香川が素晴らしい場所であることは確かですが、同時に地方都市としての不足もあります。それは大人の種類が少ないこと香川に残る人、出ていく人。実際、香川に残ってできることは限られています。だからこそ、逆に今残っている人たちの属性や考え方はどうしても似てくるのです。さて、いまやスマホ全盛の時代。香川の子どもたちも日本中、世界中のコンテンツにスマホで触れることができます。さもすると彼らが「いつかこんな人になりたい!こんなことをしてみたい!」という存在にスマホの中で出会うということは当然ともいえるかもしれません。しかし、我々大人は自分が見たことも、聞いたこともない存在をすぐに受け入れることができるでしょうか?思うに、そうした存在が自分の世間に実在しないなら、いくら目の前の子どもが目を輝かせていても、きっとその光る目に視線を合わせることはできないでしょう。もちろん私もそうです。自分が見聞きしたことのない存在に価値を感じること。これには正直難しさを覚えます。そんなとき、みなてらすから聞こえてきた音は私を少し変えてくれました。「その分野なら、ウチのボランティアさんにこんな人がいるよ」みなてらすでしばしば鳴り響くこんな一言。この一言に私自身が救われています。なぜなら、目の前の希望を私自身の手で潰さなくて済むからです。「からちゃんにはまだ理解できひんけど、からちゃんの友達は君のことを絶対面白がってくれるよ」自分のことを面白がってくれる大人と出会う。延いては、その面白さに生きている大人と出会う。そうした機会を子どもたちになるべく多く提供したい。私も常日頃からそう思っています。だからこそ、この寺子屋ムーブメントが東京、そして全国へと広がることに期待せざるにはいられないのです。つまり、自分のことを理解してくれる人は東京にいるかもしれないし、もしかしたら北海道や沖縄にいるかもしれないということです。そして同時に「この子、香川のからちゃんとやったら波長が合うやろな」なんて依頼が来る日もとても楽しみしています。そんな依頼は東京?いや、新潟だったり、佐賀だったりもするのかな?クラウドファンディングは残り10日。ぜひご協力のほどよろしくお願い申し上げます。★このクラファンに関する投稿はバトン式。続いては、島にも来てくださったすみさんのターンですPs写真は、みなてらすのメンバーと一緒に島でイベントを開催したときの様子です。現在私は自身の飲食店の一部スペースを利用して、時折島の子どもたちと一緒に宿題をしたり、進路の話をしてみたりしています。 もっと見る

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