寺子屋ムーブメントを江東区から全国へ!!

子どもたちが無料で勉強できる「寺子屋」を、2030年までに江東区の全24の中学校区に作ります。また、同じ思いを持った仲間とともに、全国で「地域の大人たちと寺子屋で学ぶ」という文化を当たり前にしていくムーブメントを起していきます。

もうすぐ
終了

現在の支援総額

1,686,000

56%

目標金額は3,000,000円

支援者数

185

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支援者数185

子どもたちが無料で勉強できる「寺子屋」を、2030年までに江東区の全24の中学校区に作ります。また、同じ思いを持った仲間とともに、全国で「地域の大人たちと寺子屋で学ぶ」という文化を当たり前にしていくムーブメントを起していきます。

昨日までに4人のボランティアのインタビュー記事を公開してきました。そして今日から2日間は寺子屋みなてらすに通う生徒のインタビューをお送りします。今回インタビューさせていただいたのは、中3から高3の大学受験まで3年半教室に通ったAくん。「以前は『勉強のやり方』さえわからなかった」と語る彼ですが、この春からは文学部の史学科に進みます。なぜ、勉強を強制されないこの場所で、学習習慣を身につけ、受験を乗り越えることができたのか。 塾とも学校とも違う、ボランティアの大人たちとの関係性が支えた、彼の成長と寺子屋の魅力について伺いました。毎週通うことで自分にあう学び方をみつけることができた渡邊: まずは、3年半ほど「寺子屋みなてらす」に通ってみて、良かったなと思うところを教えてもらえますか?Aくん: 通ってよかったのは、毎週土曜日に必ず勉強する時間が設けられることです。それまでは受動的に勉強するという意識があまりなくて、最低限の課題だけをやる感じだったんですが、ここに入って学校以外の時間で勉強する時間が作れました。渡邊: それまでは家での学習習慣がなかなか難しかった?Aくん: そうですね。やる気が起きなかったというのもあるし、一番は「勉強のやり方が自分じゃわからない」というのがありました。ネットで調べても、その人に合う勉強法って違うと思うので、やってみても「なんか違うな」となって長続きしなかったんです。 でも、みなてらすではマンツーマンで、しかも毎回違う大人の人が教えてくれる。違うスタイルの勉強の仕方をいろいろ経験できて、そこから自分に合う学び方を見つけることができました。渡邊: なるほど。Aくんは高校受験と大学受験、どちらもここで経験しましたよね。それぞれどうでしたか?Aくん: 高校受験では、苦手だった英語を助けてもらいました。受験で出てくる問題の解き方の配分というか、「先に問題を確認してから文章を読む」といったテクニックを教えてもらったりして。自分には思いつかないようなことだったので助かりました。渡邊: 学校では意外とそういうテクニックまで教えてくれなかったりするもんね。大学受験はどうでした?Aくん: 大学受験は総合型選抜だったので、面接の対策を手伝ってもらいました。僕は人見知りで、初対面の人と話すのが緊張しちゃうタイプなんです。面接官がどんな人かもわからないので、とにかくみなてらすのいろんな大人の人に面接練習の相手をしてもらいました。塾とは違う、親や先生ではない「斜めの関係」渡邊: 3年半、途中でやめずに通い続けられた理由は何かあったのかな?Aくん: 高2くらいからは自習スタイルになったんですけど、休憩時間にボランティアの大人の人と雑談するのが結構楽しかったんです。 地域の大人の人たちがボランティアで来ているので、本当にいろんな経験をしている人がいて。そういう人たちの話を聞くだけでも面白くて、それがモチベーションになっていた部分はあります。渡邊: 何か印象に残っているエピソードはある?Aくん: ちょっと前なんですが、海外出張に行ったことがあるボランティアさんが、パソコンで現地の写真を見せてくれたんです。テレビとかじゃなくて、身近な人が実際に現地へ行った感想を聞けたので、それはすごくいい経験だったなと思っています。渡邊: 塾とは少し違う雰囲気だよね。Aくんから見て、ここはどんな場所だと感じていましたか?Aくん: 塾は「勉強する場」としてきっちりルールが敷かれていると思うんですけど、みなてらすは、親や先生以外の人と交流して「社会経験」や「社会性」を学ぶ場所だなと感じていました。 それに、勉強を全くやらないと怒られますけど、教師や塾の先生みたいに怒るというよりは、「やる時はちゃんとやろうね」みたいな感じなんです。勉強が苦手な子からしたら、怒られて周りの目が気まずくなることもないし、優しく受け止めてくれる場所だと思います。強制ではない、ボランティアさんとの「約束」渡邊: 「無理しなくていいんだよ」と受け止めてもらえる場所でありながら、それでもAくんにとって勉強の習慣がついたのはなぜだと思いますか?Aくん: 入ったばかりの頃、連絡帳みたいなものがあって、そこでボランティアさんと「来週までにこれをやる」という宿題の約束をしたんです。それを守るために家でやってくる……という経験が、自分で勉強するきっかけになりました。渡邊: ああ、なるほど。それはすごく重要な話かもしれない。Aくん: 学校や塾で「やれ」と強制されるよりも、仲のいいボランティアさんとの「約束」だからできたと思うんです。いろんな話をしてくれる楽しい人たちとの約束だから、「守ろう」という気持ちになったんだと思います。渡邊: 強制じゃなくて、関係性があったから頑張れたんだね。Aくん: 結局、勉強って誰かに強制されてやるんじゃなくて、自分でやろうって思うことが大事だと思うんです。 寺子屋はあくまで、「自分で勉強しよう」と思うための足がかり的な存在になればいいのかなって。僕の場合は、「約束を守ろう」と思って課題を始めたところから、だんだん自分で勉強するようになったので。渡邊: 寺子屋が「自分でやろう」と思える足がかりになったというのは、運営側としてもすごく嬉しい言葉です。4月からは大学生として、好きな歴史の勉強を深めていってください。今日はありがとうございました。Aくん: ありがとうございました。またボランティア側でも参加したいです。


#寺子屋みなてらすボランティアインタビュー では、寺子屋みなてらすに参加するボランティアの想いを知ってもらうことを目的として、寺子屋みなてらすにボランティアとして関わってくださっている方のインタビュー記事を公開いたします!今回は、最初の教室である砂町教室の立ち上げ当初からボランティアとして参加していただいている川島さんのインタビューです。まだボランティアがほとんどおらず、本当に学習支援事業がうまくいくかどうかわからなかった時期に川島さんが参加してくださったことは、今振り返ると私たちにとって非常に重要なターニングポイントでした。そんな川島さんがこれまでの活動で感じたことを振り返ってくださりました。(聞き手:渡邊和樹)きっかけは「回覧板のチラシ」渡邊: 早速なんですが、寺子屋みなてらすを知って参加しようと思った、そこまでのプロセスから聞かせてもらえますか?川島: 漠然と「人の役に立ちたい」とか「ボランティア的なことをやりたいな」とは思っていたんです。でも何からどう始めていいかも分からないし、子供もまだ手がかかる時期だったので、電車に乗ってどっか遠くに行くとかはできないなと思っていて……。そうしたら、町内会の回覧板でみなてらすのチラシが入っていて。「あ、徒歩圏内だし、本当に近くだから、もしここでできたらすごく理想的だな」と思って。渡邊: それでQRコードから申し込んでくれたんですね。川島: はい。でも結構、どういう団体かも分かんないから勇気がいたんですけど(笑)。まあ近所でやるっていうから、そんなにおかしなあれじゃないだろうと思って。 それで最初、Zoomかなにかで面談したんですけど、私は会社勤めではないので、Zoomミーティングっていうのも初めてだったんです。それも新鮮だったし、実際繋がってお話ししたら、20代半ばの若者ふたりでやってて、ま、それが結構衝撃的で。渡邊: 衝撃的でしたか(笑)。川島: こんな若い人がそういう志を持ってこういうのを立ち上げて、実際に動かしてるっていうところに胸を打たれたっていうか。もう純粋に「ああすごい」と思って。すごい行動力とアイデアもいっぱいありそうだし、志が高くて、そこにもうちょっと感動してしまって。 みんな「地域の子供のためになんかやりたいな」とかいう気持ちはあると思うんですよ。でも、既存のものに参加するだけでも勇気がいるのに、それを1から立ち上げるっていうところに本当にちょっと衝撃を受けたのが、「行ってみよう」と思ったきっかけです。↑当時のチラシ子どもたちと関わることで自分の考えが変わった渡邊: 最初は「知らない団体」ということで、不安みたいなものはありましたか?川島: そうですね。ボランティア団体と言いながらも、ちょっと宗教的な感じだったりとか、いい加減だったりとか、あとどんな人が集まってくるか分からないっていうのはありました。いざこざとか嫌な気持ちになったら嫌だなとか。渡邊: コミュニティってそういうことありがちですもんね。実際参加してみてどうでしたか?川島: でも本当にびっくりするぐらい、いい人ばっかりですよね。驚きですよね。思った以上に良心のみを軸に集まっているような感じがします。渡邊: たしかに、不思議といい人が集まりますよね。そこで、子供たちと関わってきたことは、川島さんの中でどういう体験になっているか、エピソードなどはありますか?川島: 週に1回だけで、1対1で会話できる時間ってそんなにあるわけじゃないんだけど、何年も通ってくれるうちにその子の人となりがすごく分かってきて。最初は「ぶっきらぼうでとっつきにくい子」って思ってたけど、いや実は言わないけどいろんなこと考えてて、ちょっとしたところにすごい優しさを見たりとか。「思いやりがある子だな」とか、いいところをすごい見つけられて。渡邊: 長く関わる中で見えてくるものがありますよね。川島: キッズドアさん(注:寺子屋みなてらすの立ち上げの際に助成金をいただくとともに、ボランティア研修を実施していただきました。)の研修を受けてすごい覚えてるのが、「問題のある行動をする子でも、もとを正せば別にその子自体が本当は悪いわけではないんだよ」っていう話を繰り返しされてたと思うんですよね。環境とかいろんな事情から、そういう行動に出たり言動があるっていう。 それは実感としてあったし、その場の会話でちょっとカチンと来ちゃったりすることがあっても、そのことを思い出して、「その態度とか言動で悪い子って決めつけるのは良くない」とか思うようになりました。↑キッズドアさんのボランティア研修渡邊: ご自身の変化みたいなものもあったりするんですか?川島: いっぱいあると思いますね。学校に行けない子の理由が、単純に意地悪されたとかだけじゃなくて、「うるさいのが耐えられない」とか「人がいっぱいいるところに入れない」とか。話には聞いてたけど、昔はあんまり自分には実感としてなかった発想なんですよね。 私、以前は「気にしすぎだよ」とか言っちゃう人だったんですよ。でも「あ、本当にそうなんだ」って。自分の学生時代のこととかを思い出して、「あの子、もしかしてこうだったのかな」って思うことはあります。渡邊: 私もふと昔のクラスメイトのことを思い出したりします。川島: ありますよね。「努力しない人」っていう風に思ってたけど、いやそうじゃなくて本当に困ってたんだろうなと思って。本当悪いことしたなとか。知らない世界が開いたところはありますよね。寺子屋は「平屋」のような学び合いの場渡邊: 今、寺子屋ってどういう場所なんだろうってことを考えていて。「寺子屋ってどんな場所なんですかね?」って聞かれたらどう答えますか?川島: なんかね、「平屋(ひらや)」のイメージなんです。物理的に平屋でやってるというわけじゃなくて、みんな学び合ってるみたいなイメージですね。渡邊: 平屋って面白いですね。フラットみたいな?川島: そう、そういうイメージですかね。高校生とかが受験終わったらボランティアする立場で戻ってくるとかあるじゃないですか。ああいう感じで、誰かから刺激を受けたりして「これ勉強したい」と思って、得意な人が教えたりとか。渡邊: 子ども同士も大人同士も、大人と子どもの関係も含めて、分け隔てない感じですね。川島: あと、いろんな人がいる方が健康的だなと思います。「子どもに関わるものだから子育て経験がある人の方がいいんじゃないか」とか、それってめっちゃ乱暴っていうか良くないと思います。偏っちゃって。いろんな人が関わることで子供にもすごくいい影響があるなって思いますね。渡邊: 今後寺子屋の活動を広げていきたいと思っているんですが、これから参加したいっていう人に対して、メッセージというか、どういう声かけをしたいですか?川島: 私みたいにボランティアで参加するにしても、自分でやるっていう人にしろ、やっぱ勇気っていうか、もう「えいっ!」って感じですよね(笑)。 やりたいと思っている人は絶対いると思うんです。そういう人って、私も含めてそこまでの行動力はないから、まあ「乗っかっちゃいたい」わけですよ。誰かやってくれないかなみたいな(笑)。だから「乗っかりたい人はいっぱいいるよね」っていう話が伝わるといいのかもしれないですね。渡邊: 「乗っかってしまえばいい」と(笑)。でもやっぱり、「変な人が来たらどうしよう」とか不安もあると思うんですけど。川島: 渡辺さんとか三宅さんとか、めんどくさがらずにすごい面談されるじゃないですか。やっぱりそれがすごい労力のいることで大変だけど、それが大事なんじゃないですかね。紙切れ1枚で「こういうルールを守ってください」って送るのと違って、そこで対話してやるから、本当にいい人、不純な気持ちがない人が集まってる理由じゃないかなと思います。渡邊: 確かに言葉を交わすのは大事にしてきたかもしれないですね。川島: でもまずは、メッセージとしては「一緒に楽しみましょう」みたいなことですかね。渡邊:本当にそうですね。今日はありがとうございました。


↑さぬき広島の砂浜でのワークショップさまざまな形で寺子屋みなてらすに関わってくださっている方のメッセージを繋ぐ #寺子屋ムーブメントバトンリレー2月5日は香川県の丸亀港から船で20分、瀬戸内海に浮かぶさぬき広島で島旅農園「ほとり」というお宿を営む唐崎翔太さん(からちゃん)からのメッセージです。からちゃんとみなてらすの出会いは2023年。「ウチの宿を不登校など何かしらの課題に立ち向かっている子が集える寺子屋的な場所にできないか」という相談を偶然見つけた私たちのHPに問い合わせてくれたところからでした。そこから関係が始まり、2024年にはさぬき広島で寺子屋みなてらす主催のアートのワークショップを開催し、香川の子どもたちと豊かな時間を過ごしました。今年からは子どもの移住によって島で16年ぶりに小中学校が再開されました。からちゃんも運営する飲食店の一部スペースを利用して子どもたちの居場所を作っています。まさに寺子屋ムーブメントの広がりの先駆けを作ってくださっています。そんなからちゃんからのメッセージです。自分のことを面白がってくれる大人と出会うー寺子屋ムーブメントの広がりがもたらすもの#寺子屋ムーブメントバトンリレー私は寺子屋みなてらすのメンバーではありますが、香川に住んでいます。そのため、東京で行われている日常的な学習支援の現場に立ったことはありません。そんな私を受け入れてくれた皆さんとも、これまで直接お会いしたのは多くて3-4回といったところでしょう。そんな大した貢献ができていない私ではありますが、それでもみなてらすとの出会いは大きなものです。というのも、こんなことを言えるようになったから。「からちゃんに言うてくれたら、君のこと面白がってくれる大人を探してくるで」大阪生まれの私は、6年前に香川に移住しました。香川が素晴らしい場所であることは確かですが、同時に地方都市としての不足もあります。それは大人の種類が少ないこと香川に残る人、出ていく人。実際、香川に残ってできることは限られています。だからこそ、逆に今残っている人たちの属性や考え方はどうしても似てくるのです。さて、いまやスマホ全盛の時代。香川の子どもたちも日本中、世界中のコンテンツにスマホで触れることができます。さもすると彼らが「いつかこんな人になりたい!こんなことをしてみたい!」という存在にスマホの中で出会うということは当然ともいえるかもしれません。しかし、我々大人は自分が見たことも、聞いたこともない存在をすぐに受け入れることができるでしょうか?思うに、そうした存在が自分の世間に実在しないなら、いくら目の前の子どもが目を輝かせていても、きっとその光る目に視線を合わせることはできないでしょう。もちろん私もそうです。自分が見聞きしたことのない存在に価値を感じること。これには正直難しさを覚えます。そんなとき、みなてらすから聞こえてきた音は私を少し変えてくれました。「その分野なら、ウチのボランティアさんにこんな人がいるよ」みなてらすでしばしば鳴り響くこんな一言。この一言に私自身が救われています。なぜなら、目の前の希望を私自身の手で潰さなくて済むからです。「からちゃんにはまだ理解できひんけど、からちゃんの友達は君のことを絶対面白がってくれるよ」自分のことを面白がってくれる大人と出会う。延いては、その面白さに生きている大人と出会う。そうした機会を子どもたちになるべく多く提供したい。私も常日頃からそう思っています。だからこそ、この寺子屋ムーブメントが東京、そして全国へと広がることに期待せざるにはいられないのです。つまり、自分のことを理解してくれる人は東京にいるかもしれないし、もしかしたら北海道や沖縄にいるかもしれないということです。そして同時に「この子、香川のからちゃんとやったら波長が合うやろな」なんて依頼が来る日もとても楽しみしています。そんな依頼は東京?いや、新潟だったり、佐賀だったりもするのかな?クラウドファンディングは残り10日。ぜひご協力のほどよろしくお願い申し上げます。★このクラファンに関する投稿はバトン式。続いては、島にも来てくださったすみさんのターンですPs写真は、みなてらすのメンバーと一緒に島でイベントを開催したときの様子です。現在私は自身の飲食店の一部スペースを利用して、時折島の子どもたちと一緒に宿題をしたり、進路の話をしてみたりしています。


↑東陽教室立ち上げKickoffで挨拶をする米田さん#寺子屋みなてらすボランティアインタビュー では、寺子屋みなてらすに参加するボランティアの想いを知ってもらうことを目的として、寺子屋みなてらすにボランティアとして関わってくださっている方のインタビュー記事を公開いたします!今回は、立ち上げメンバー(三宅・渡邊)の会社の同僚で、2020年の立ち上げ当初から活躍している米田恭一朗さんのインタビューです。もともと子どもの教育に関心のあった米田さん。2021年に2教室目として立ち上がった東陽教室の教室長を務めたことでさまざまな心境の変化を経験し、現在は地域福祉というより広い視点を持ちながら寺子屋みなてらすのことを支えてくれています。そんな彼の変化のストーリーをお届けします。(聞き手:渡邊和樹)寺子屋みなてらすに参加したきっかけ渡邊: まずは、よねちゃん(米田)が「みなてらす」に関わり始めたきっかけから振り返ろうか。僕らが会社の席、隣だったんだよね。米田: そうそう、和樹さんと隣の席で働いていて。「今度やるんだけど来ない?」って誘われたのが最初ですね。当時はまだ入社2年目とかで、大学で教育を学んでいた時の記憶も新しかったし、まだ教育に対する「熱」が残っていたから、「やるやる、興味ある」ってすんなり入りました。まさか5年もこうしてガッツリ運営をやるとは思ってなかったですけど(笑)。渡邊: 懐かしいな。当時は僕らも手探りだったから、最初はボランティアさんがどんな人が来るかも全然わからなかったもん音。米田: そうですね。「ボランティアさん1人来ただけで嬉しい!」みたいな状態でしたよね。最初の頃に来てくれた人たちのことは今でもよく覚えています。 ↑はじめての学習会(左から米田・三宅・渡邊)教室長を経験したことでの変化渡邊: そこから砂町教室を経て、東陽教室の立ち上げ(教室長)をやった経験が大きかったんじゃないかなと思うんだけど、どうだった?米田: そうですね。当時はまだ社会人3年目くらいで自信もなくて。「自分がいい教室にするんだ」って責任感をすごく強く持って始めました。 でも、集まってくれたボランティアさんが、自分より年上の方が多かったんですよ。企業の社長をやっていそうな人とか、すごいレジェンドたちが来てくれて。最初は尻込みしちゃったんですけど、その人たちは「偉い人」として扱われたいわけじゃなくて、フラットにこの場を楽しみたいと思って来てくれている。だから、あえて変に気を使わず、ズケズケいこうと思って関わるようにしました。渡邊: リスペクトは持ちつつも、フラットな関係になるということだね。米田: はい。でも、最初の2年間くらいは、毎週土曜日は絶対に行くし、自分が教室の雰囲気を保たなきゃいけないと思って、すごく頑張ってました。やっぱりそれだとエネルギーを使うし、苦しいこともあって。 でも、立ち上げから1年半くらい経った頃に、コアメンバーが増えてきたんです。「あ、自分一人が頑張って教室を維持させるんじゃなくて、いろんな人が教室長の負担を軽減できる形がいいんだな」って思い始めました。渡邊: みなてらすのメンバーって、責任は持ちつつも自然体でやる空気があるけど、それはよねちゃんのその経験が伝わっている気がするんだよね。米田: 僕が一人で責任を持ってやると苦しいんだな、っていう様子を見て、みんな思ったのかもしれません(笑)。今は責任分散ができていて、みんな良い意味でゆるく、でも責任を持って運営できているんじゃないかなと思います。↑東陽教室Kickoffの様子子ども支援から保護者支援・地域全体の福祉へ渡邊: 今は教室長を離れて、事務局的な立ち位置で全体に関わっているよね。そこにはどんな思いがあるの?米田: 教室運営は好きだし、子どもたちと直接関わるのは楽しいんです。でも、僕が教室長をやっていても、影響範囲はその教室だけになってしまう。もっと多くの子供や居場所を作る上では、自分が力をつけて抱え込むより、そのノウハウを伝えていろんな教室で活用してもらったほうが有意義だと思ったんです。渡邊: なるほどね。そこでさらに専門性を高めるために、社会福祉士の資格も取ったじゃない? あれはどういう経緯だったの?米田: きっかけは、ある学習支援団体のサミットに参加したことでした。そこで出会った人が、学習支援の居場所を作りながら、本業でスクールソーシャルワーカーをやっていたんです。「居場所を作る活動」と「学校と保護者の間に入って繋げる活動」の両軸をやっている姿を見て、その生き方がすごくいいなと思って。 それで自分も資格を取ろうと思って、大学に入り直して勉強しました。渡邊: 実習にも行ってたよね。結構長い期間会社を休んで(笑)。米田: そうそう、会社には感謝してます(笑)。実習で社会福祉協議会(社協)に行ったんですけど、そこでの経験がすごく大きくて。 社協って、障害、児童、高齢者など、地域の福祉全部を統括している組織じゃないですか。そこから見ると、「みなてらす」のような活動も、地域の中にポツンとある「一つの社会資源」として見えるんですよね。渡邊: なるほど、「資源」か。運営している側とは全く違う視点だね。米田: そうなんです。で、地域全体を見た時に、どうしても高齢者福祉にリソースが割かれていて、児童や障害の分野が手薄になっている現状を目の当たりにしました。 でも、福祉って全部繋がってるんですよね。高齢者福祉がうまくいかないと、介護をする子育て世代(現役世代)が疲弊して、その結果、子どもたちに皺寄せがいく。だから「子どもだけ」を見ていればいいわけじゃなくて、地域全体が循環していないといけないんだなって気づかされました。渡邊: その視点は、一つの教室だけを見ていたらなかなか得られないものだね。米田: はい。だから僕は、社会福祉士という資格を「何かの専門職」というよりは、「繋げるプロフェッショナル」だと捉えています。 いろんな領域のプロを繋ぎ合わせて、地域全体を良くしていく。そういう横断的な動きができるのが社会福祉士の面白さだし、僕自身もそういう、地域のリソースを繋げる役割を担っていきたいと思っています。「大人の居場所」という可能性渡邊: 最後に、みなてらすがこれからどういう存在になっていくか、よねちゃんはどう見ている?米田: みなてらすって、学習支援ではあるんですけど、「大人の居場所」としての力がすごく強いと思っているんです。大人同士が出会う場としても機能していて、そこで繋がるのがシンプルに楽しい。みなてらすがあることで、その地域で生きるのが楽しくなる感覚がありますね。渡邊: 確かに。子どもを真ん中に置いて、今まで関わらなかった大人たちがフラットに出会える場所だよね。米田: そうなんです。あと、影響の範囲がすごいなと思っていて。僕ら運営メンバーが40人いて、ボランティアさんが200人くらいいるじゃないですか。その一人ひとりが、自分の周りの何十人かに「こういう活動があってね」って話すだけで、何万人という規模に影響が広がっていく。 話を聞いた人が全員教室を立ち上げるわけじゃなくても、「あ、自分も何かボランティアやってみようかな」って思うだけで、各所でいい動きが生まれますよね。それだけで地域にとってすごく有意義なことだと思います。渡邊: まさに、そうやって地域から生まれる「ムーブメント」を作っていきたいんだよね。米田: 僕ももし暇になったら、自分の住んでいる地域で絶対教室を作りますもん(笑)。 誰かが「やりたい」って言った時に、僕らが飛んでいって伴走して、一緒に作っていく。そういう形なら、全国どこでもこの「いい動き」を起こせる気がします。


↑2024年に開催した「せとてらす」ワークショップ本日から #寺子屋ムーブメントバトンリレー と題してさまざまな形で寺子屋みなてらすに関わってくださっている方のメッセージを投稿していきます!2月4日は、今回のクラウドファンディングを立ち上げ当初からパートナーとして支えてくださっている、株式会社No Limitの高橋満世さん(普段みっちゃんと呼んでいるので、以下みっちゃんと書かせていただきます)からのメッセージです。みっちゃんは2024年に寺子屋みなてらすが主催した、香川県のさぬき広島での「せとてらす」のアートワークショップの企画にもサポートメンバーとして参加していただくなど、長く私たちの活動を応援してくださっています。そんなみっちゃんからの愛に溢れたメッセージ、ぜひお読みください。“みなてらす”からはじまる寺子屋ムーブメント去年の年末からスタートした「寺子屋みなてらす」のクラファンが残すところ、残り11日間となりました私は、寺子屋みなてらすの“中の人”ではなくて、日常的に現場に立っているわけでもありません。でも、コアメンバーとは長く関わってきて、関連する場やイベントにもご一緒して、このクラウドファンディングの立ち上がりをすぐそばで見てきました。クラファンがはじまってすぐ、応援の輪は瞬く間に広がりカテゴリーで1位に。個人だけでなく、「法人として力になりたい」という声も自然と届き始めました。これは数字の話ではなくて、“空気が動いた感覚”そのものでした。それは、「プロジェクトを応援したい!」というより、「一緒に担いたい何か」が立ち上がっている感じがしたんです。昨日、プロジェクトオーナーの和樹が、その心中を綴ってくれた投稿でこんな言葉がありました。>週末に全然関係ない大人たちが集まっていい理由を作ってくれるのは、子どもたち。だから、子どもも大人も“ともに”、ありのままで貢献できる場所になる。(全文は昨日の投稿へ。すごく沁みるのでぜひ…)みなてらすの雰囲気ってなんだかとっても、“人間臭さ”があるんですよねせとてらす企画のキックオフで、shiroishi baseに遊びに行ったとき、普段みなてらすでボランティアをされてる皆さんともお話できました。なんだか皆さん、とっても楽しそう現役時代をバリバリと駆け抜け、ふと人生の折り返しでみなてらすと出会い、これまでご自身が培ってきたことはもちろんだけど、ただ子どもたちの隣に座っているだけで満たされるものがあるんじゃないかと、そう思わせてくれるなにかがありました。そしてこの大人たちから、なにかを学べる子どもたちはすごく幸せだな、とも思いました。そんなお互いをつないでくれているのが「五教科」という、ひとつの要件定義。今回のクラファンの目的は、“寺子屋みなてらす”という江東区の小さな1団体↓“寺子屋ムーブメント”という大きなうねりという次元上昇です。みなてらすの寺子屋の定義は、「あれ?、もしかしたら明日、地元でもはじめられるかも??」なんて思わせてくれるハードルの低さがありますどんな定義があるの??ぜひぜひ、クラファンのページをのぞいてみてくださいなこのムーブメントの仲間になりましょう!!次のバトンは、せとてらす企画でご一緒した、からちゃんにつなぎます


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