
11月30日(日)、第2回協議会を開催しました!今回は島大生の方たちがたくさん傍聴に来てくださり、とても盛況な会となりました。
まずは共同代表の池田さんからの挨拶でスタート。

続いて文部科学省の不登校対策「COCOLOプラン」について文科省の総崎由紀さまより「COCOLOプラン」についてのご説明をいただきました。

「COCOLOプラン」は2023年に策定された新しい不登校対策で、それまで右肩上がりだった不登校児童生徒の数が、翌24年には減少傾向を示したそうです。国が本気で動けば、ちゃんと数字に現れるのか?!25年のデータはこれからですが、今後の結果に期待したいです。
続いて東京都足立区で教育長を務められたあと学びの多様化学校「東京みらい中学校」をつくり、校長に就任された定野司様より東京みらい中学校や不登校についての考え方などを伺いましだ。

それまで右肩上がりだった足立区の不登校者数を教育長就任中に下げた実績もお持ちの方で、不登校の子も登校できる学校とは?カリキュラムとは?などについて伺いました。「『不登校』は現象、問題は『学校』にある」とのお言葉が印象的でした。
そしてラスト、3人目は松江市でフリースクールの校長をされている大國貴之様。ご自身が中学時代、不登校を経験されていたそうです。まだ35歳とお若いですが、すごく情熱的で頼もしい感じがしました。

市民参加者の方が言われていましたが、今回ご紹介いただいた不登校の子どものための学校、どちらも魅力的で、むしろ不登校になってここに通いたい!と思わせるようなものでした。
今回、話題提供していただいた方も市民参加者の方も言われていた「不登校は社会の問題」という言葉。不登校の子どもが増えている背景には、やはりいまの社会の不安定さや先行きの不透明感、その他いろいろな問題も関係していそうです。実感された方も多いのではないでしょうか。
また今回も前回に続き、高校生の方々が子どもオブザーバーとして参加。

不登校の子ども向けの学校について「素敵だけどお金がかかるから、親の負担を考えると行きたいとはいいにくい。国で何とかしてほしい」みたいなことを言われている方もいて、堂々たる発言ぶりに感心させられました。
今回の参加者は3名。せっかくなので終了後、記念写真を撮らせてもらいました。

第3回目は12月21日です。話題提供者としては最後になる、三島菜央様にオランダよりズームでご登場いただきます。その後は提案書づくりに向けて、みんなで話し合いを進めていきます。どんな議論が出るか、楽しみです!






