注目のリターン
クラウドファンディングをスタートして3週間。最初の目標である200万円を達成することができました!
多くのご支援頂いている皆さま、本当に心よりありがとうございます。
お一人おひとりの名前を拝見して、とても懐かしい気持ちになったりもしますし、このクラウドファンディングがきっかけとなりご縁を結べた方々もいて、改めて、たくさんの方に支えて頂いているのだなと深く感謝します。応援のメッセージも気持ちが前向きに明るくなります。本当にありがとうございます。
クラウドファンディングの設定期間は来年1月末頃までとしています。
醸造に必要となるプレス機はだいたい600万円前後ですので、NEXT GOALを500万円(足りないけど。。。)とし、次の挑戦にのぞみます。
ぜひ、この活動を多くの方にシェア頂けますと嬉しいです。
来年1月15日(木)開催の
2024年vintage 赤ワイン お披露目・先行ワイン会 も引き続き参加者募集中です!
https://forms.gle/HQ3afiBSrwWoEisw5
自己紹介
はじめまして。埼玉県入間市で原木しいたけやお茶を生産・販売している 貫井園(ぬくいえん) の貫井香織です。

(原木しいたけの栽培ハウス)
ワインが好きで、
「いつか自分のワインをつくりたい」――
そんな夢を胸に、2016年に初めてぶどうの苗を植えました。
ぶどうの苗がなかなか手に入らなかったこと。台風や長雨による病気。イノシシなどの獣害で収穫量が半分になってしまったこと…。
たくさんの壁にぶつかりながらも、少しずつ畑を広げてきました。
これまで私はぶどう栽培に特化し、醸造は新潟の「カーブドッチワイナリー」掛川史人さんにお願いしてきました。それぞれの強みを生かしながら、少しずつ自分のワインを形にしてきたのです。
苗を植えてから10年。ついに私は、自分自身が醸造家になるべく歩みをスタートします。
長野アルカンヴィーニュで学び、日本や世界各地のワイナリーを訪ね、現場で多くを学んできました。そしていま、夢の集大成である 自分のワイナリー建設 に挑戦します。
(最初にリリースした2020年収穫の瓶内二次発酵スパークリングワイン 生産本数80本)
ワイナリー建設には莫大なお金が必要です。
両親と私で営む小さな家族経営の農家にとって、クラウドファンディングは大きな一歩を後押ししてくれる力になります。どうか、みなさんのお力を貸してください。一緒に、この夢を形にしていただけませんか?
(ピカピカのシャルドネが収穫できた喜び)
このプロジェクトで実現したいこと
ワイナリー建設には、建物や醸造設備など多額の資金が必要です。
コロナ禍後の建築資材の高騰や円安の影響もあり、個人農家にとってはとても大きな挑戦となります。
今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、主に醸造設備の導入費用に充てさせていただきます。
ワイナリーが完成することで――
- ◆ 第三の柱となる「ワイン事業」の確立
貫井園はこれまで「お茶」と「原木しいたけ」を育ててきました。
そこに「ワイン」が加わることで、農園全体の事業基盤がより強固になります。 - ◆ 地域の雇用や活力に貢献
ぶどうの収穫や仕込み、瓶詰めなど、さまざまな工程で地域の方に関わっていただく場が生まれます。
また、地域外から訪れる方も増え、入間市が少しでもにぎやかになるきっかけになればと思っています。 - ◆ ワインを通じて広がる「笑顔の食卓」
何よりも、私のワインが皆さまの食卓に届き、家族や友人とともに笑顔で過ごす時間を増やしたい。
その想いが、私の一番の原動力です。
(ブドウの収穫に集まってくれた皆さんと)
🍇プロジェクト立ち上げの背景
私とワインの出会いは、今から17年ほど前。
農業を始めたばかりの頃に、40年前に造られたフランスワインを口にする機会がありました。。
それは、私が生まれる前に造られたワイン。
口に含んだ瞬間、シルキーな滑らかさと、身体にすっと溶け込んでいくような心地よさ。
ふわぁっと広がる香りに包まれて、心から感動したのを今でも鮮明に覚えています。
「ワインって、こんなにも人を幸せにできるんだ」
その体験がきっかけで、私はワインを好きになり、独学で勉強を始めました。
調べるうちに、日本にも多くのワイナリーがあり、ヴィンヤードスタッフ(畑のボランティア) を募集していることを知りました。そこで実際に畑仕事を手伝いに行ったことが、新潟・カーブドッチワイナリーの掛川史人さん との出会いにつながります。
当時は、自分がぶどうを植えたり、ワイナリーを建てることになるなんて夢にも思っていませんでした。
それでも私は掛川さんに、
「もし私がぶどうを植えたら、醸造してくださいね!」
と、半分冗談のように、でも本気でお願いをしていたのです。
その後の人生で、まさか本当にぶどうを植え、ワイン造りの道を歩むことになるとは――
あの時の自分はきっと想像すらしていなかったでしょう。
(茶の木を抜いたばかりのブドウ苗を植える前の畑 2015年頃)
苗が手に入らない!?最初の壁と10年の歩み
最初に立ちはだかった大きな壁は、苗が手に入らないことでした。
私が植えたいと思っていたのは、ピノ・ノワールやシャルドネといった欧州系品種。
しかし当時は、日本各地でワイン用ぶどうの植栽が一気に広がっていた時期で、新規、しかも少量だけ欲しいという私のような農家には、苗を分けてもらえる余地はほとんどありませんでした。
「苗がない、苗がない」と、あちこちでぼやいていたところ、ある方が「たまたまキャンセルが出て、苗が回ってきたから」と貴重な苗を融通してくださいました。
そうして2016年、私はようやく わずか60本 という小さなスタートを切ることができたのです。
(最初の貴重なピノ・ノワールの苗)
しかし、苗を植えてからが本当の試練でした。
周りにぶどう農家はおらず、私自身もぶどう栽培は初めて。
育て方の本を読んでも、農業は本の通りにはいきません。
失敗したら翌年に改善。
また失敗しては工夫を重ね…。
そんな試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ苗を増やし、少しずつ収穫量を増やしてきました。
振り返れば、この10年間は、挑戦と学びの積み重ねだったのです。
🐗 自然との戦い、そして初めての収穫
東京都心から40kmほど、人口15万人の入間市。
まさか、この地でイノシシやシカに遭遇するとは思いもしませんでした。
収穫後の畑でウリ坊5頭と鉢合わせしたときの恐怖は、今でも忘れられません。
さらにハクビシンなどの小動物は、わずか5センチの隙間からでも侵入し、最後にはネットの下を掘って入り込んできます。動物との攻防は、まさに戦いそのもの です。
(ブドウの一房一房に傘掛けをしていた頃。今はビニールを張っています。)
それに加えて、毎年変わる気候、年々上昇する気温。
ぶどう栽培は、4月半ばの芽吹きから8月の収穫まで、約5か月間にわたり細かな管理作業が続きます。
一つ一つに適切なタイミングがあり、雨でも風でも40度を超える猛暑でも、畑に出続けなければなりません。
それでも、一度の強風で支柱が倒れ、三日続く雨で病気が広がり、暑さで体が動かなくなることもありました。天候を受け入れつつ、その中でできる最大限の努力を積み重ねてきました。
そうして迎える収穫のぶどうは、まさに困難を乗り越えた 大切な恵み です。
初めて収穫したわずか数十キロのぶどうを、新潟のワイナリーへ仕込みに持ち込んだあの日。
胸を高鳴らせながら車を走らせた瞬間の気持ちは、今でも私の原点であり、大切な宝物です。
(きめ細やかな泡立ちのスパークリングワイン)
2020年、初めて収穫したぶどうから、瓶内二次発酵によるスパークリングワインを80本だけ仕込めました。
スパークリングワインの製法にはいくつかの方法がありますが、貫井園では、フランス・シャンパーニュ地方で伝統的に行われている「瓶内二次発酵方式(トラディショナル方式)」を採用しています。
2020年の夏に仕込んだスパークリングワインは、瓶の中で再び発酵を行い、約15ヶ月という長い時間をかけて、繊細な泡とやわらかな旨みを育みました。
静かな熟成ののち、2022年3月、ようやくリリース。グラスに注ぐと、きめ細やかな泡が立ち上がり、白い花やりんごのような優しい香りがふわりと広がります。
手間と時間を惜しまず育てた、貫井園の最初のスパークリングワインです。
(2021年のスパークリングワイン123.5本と2022年のロゼワイン351本)
それが、貫井園のワインの第一歩。そこから毎年少しずつ試行錯誤を重ねながら、本数を増やしてきました。
《貫井園のワインの歩み》
2020年ヴィンテージ:スパークリングワイン(80本) ピノ・ノワール84.7%/シャルドネ15.3%
2021年ヴィンテージ:スパークリングワイン(123.5本) ピノ・ノワール84.7%/シャルドネ15.3%
2022年ヴィンテージ:ロゼワイン(351本) ピノ・ノワール91.7%/シャルドネ8.3%
2023年ヴィンテージ:赤ワイン(593本) ピノ・ノワール100%
委託醸造を始めるにあたり、通信販売酒類小売業免許を取得。完成したワインは、貫井園のオンラインショップや入間市のふるさと納税を通じて、多くの方々のもとへ旅立っています。
そして、自分の手で育てたぶどうがワインという形になったとき、「今度は、自分の手で醸したい」という想いが芽生えました。この経験があったからこそ、今の決意につながっています
(2023年ビンテージ ピノ・ノワール100% 赤ワイン)
そして、もう一つ大切にしていきたいのは、できあがったワインを多くの人と分かち合うことです。
これまでも、ミシュランガイド東京 二つ星のフレンチレストラン「Restaurant Ryuzu」やThe World's 50 Best Restaurants 2025 36位/ミシュランガイド東京 二つ星「Restaurant Florilège」にて生産者ディナーを開催したり、東京ミッドタウン日比谷の「Värmen(バーマン)」テラスでワインを楽しむ会を開いたりしてきました。
(気持ちのいいテラス席でスパークリングワインとロゼワインを楽しむ会@バーマン)
自らの醸造所ができ、ワインのレパートリーが広がったら、地域の方々にも気軽に楽しんでいただけるようなイベントや、遠方の方にも訪れていただける場をたくさん設けていきたいと考えています。
同じテーブルを囲み、同じ香りや余韻を共有する――そんな“楽しいひととき”を、ここ入間から広げていきたいと思っています。
この場所から、人と人、地域と地域をつなぐワインを育てていきます。

現在の準備状況
2025年の春からは、千曲川ワインアカデミーに通い、実践的なワイン醸造について学んでいます。
※千曲川ワインアカデミーは、ブドウ栽培・ワイン醸造・ワイナリー経営について、総合的に学ぶことができる日本初の民間ワインアカデミーです。
ワイナリー建設予定地については、現在農地転用の手続きを進めています。また、醸造免許の取得に向けた税務署との事前相談をはじめ、市役所・保健所・消防署など関係各所との調整、設計士・建築家との打ち合わせ、醸造設備導入に向けた問い合わせなど、一歩ずつ着実に準備を進めています。
これまで積み重ねてきた経験と学びを生かしながら、夢が少しずつ“かたち”になりつつあります。完成の日を心待ちにしながら、今日も前を向いて進んでいます。

リターンについて
返礼品には、貫井園が育てる茶や原木しいたけ、それらを使った加工品、また現在未発売の2024年赤ワイン。さらに、現在、醸造所で瓶内二次発酵中のスパークリングワインなど、私たち家族が心を込めて育ててきたものをご用意しました。

醸造をする際にかかせないプレス機(ぶどうの果汁を絞る機会)や、ワインの熟成にかかせない木樽への名入れというオーナーのような気持になって頂ける返礼品もご用意しています。
また、ご支援頂いた方々の思いを形に残し、今後、醸造を続けていく中で、いつも初心を忘れずにいられるよう皆様のお名前を刻んだネームボードを作成し、醸造所内に飾る予定です。
資金の使い道について
ワイナリー建設と醸造設備の導入には、約6,000万円程の資金が必要です。
内訳の見込みは以下のとおりです:
- 🏗 ワイナリー建設費 …… 約2,000万円
(建築資材の高騰や人件費の上昇により、当初の想定より大きな負担となっています) - 🍇 醸造設備導入費 …… 約4,000万円
(多くが海外製のため、円安による価格上昇が直撃しています)

今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、
特に負担が大きい 醸造設備導入費の一部 に充てさせていただく予定です。
スケジュール
現在:ワイナリーを立ち上げるのは、現在、原木しいたけを生産するために立てているビニールハウスのある場所。どんなワイナリーにするのか、建築家の方と相談しながら、イメージを設計図におとしています。
2026年1月 クラウドファインディング終了
2026年3月 クラウドファンディング返礼品発送(2025年vtスパークリングワイン除く)
2026年春 農地転用の許可がおりる予定。工事着工へ
2026年8月 ぶどうの収穫。醸造所完成前の為、おそらく最後になるであろうコラボワインを仕込む
2026年春 醸造所完成 / 醸造設備搬入
2027年初夏 醸造免許申請
2027年夏 醸造免許 許可
2027年9月 自社にて醸造スタート!
2027年秋 クラウドファンディング返礼品 2025年vtスパークリングワイン発送
最後に
ワイナリーの立ち上げは、次なる最初の一歩です。「ワイナリー」ではなく「酒類ファクトリー」と名付けたのは、ワインだけでなく、本格的な辛口シードル(りんごの果実酒)や、マール(グラッパ)、アップルブランデーなどの蒸留酒にも挑戦したいからです。
そして、先祖や両親が守り続けてきた“茶”や“原木しいたけ”といった農産物の生産も、これからも大切に続けていきます。
農家が農業だけでなく、製造にも挑むこと。ワイナリーが醸造だけでなく、ぶどうの栽培から関わること。その一つひとつの営みの中で、「食べて美味しい」「飲んで幸せ」――そんな瞬間を、もっとたくさんの方と分かち合いたいと思っています。
このクラウドファンディングで出会える皆さまとは、一度きりではなく、これからの歩みを共にできる関係でありたい。そして、入間市に初めてのワイナリーが生まれることで、地域の新しい風景をつくっていきたいと願っています。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。皆さまの応援が、ぶどうの一本の枝を、希望の木へと育てていきます。どうかこの夢の一歩を、一緒に育ててください。
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〈酒類販売管理者の掲示事項〉
通信販売酒類小売業免許
1.販売場の名称及び所在地 貫井園オンラインショップ 埼玉県入間市小谷田2-1-19
2.酒類販売管理者の氏名 貫井香織
3.酒類販売管理研修受講年月日 2025年3月11日
4.次回研修の受講期限 2028年3月10日
5.研修実施団体名 (一社)日本ボランタリーチェーン協会
※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止されています。20歳未満の方はアルコール類を含むリターンを選択できません。
<募集方式について>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
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目標200万円を達成しました!たくさんのご支援をありがとうございます
2025/12/02 22:56クラウドファンディングをスタートして3週間。最初の目標である200万円を達成することができました!多くのご支援頂いている皆さま、本当に心よりありがとうございます。お一人おひとりの名前を拝見して、とても懐かしい気持ちになったりもしますし、このクラウドファンディングがきっかけとなりご縁を結べた方々もいて、改めて、たくさんの方に支えて頂いているのだなと深く感謝します。応援のメッセージも気持ちが前向きに明るくなります。本当にありがとうございます。クラウドファンディングの設定期間は来年1月末頃までとしています。醸造に必要となるプレス機はだいたい600万円前後ですので、NEXT GOALを500万円(足りないけど。。。)とし、次の挑戦にのぞみます。ぜひ、この活動を多くの方にシェア頂けますと嬉しいです。どうぞ宜しくお願いします。貫井香織 もっと見る
目標達成率50%を超えました
2025/11/30 10:28おかげさまで目標達成50%を超えました。沢山の方に応援頂き、本当に心からありがとうございます。1番人気のある!! 早期割引 限定30本 !! 【ワイン1本:2024年Rouge】 は、残り7セットとなりました。この2024年ヴィンテージの赤ワインは、ピノ・ノワールとシャルドネのフィールドブレンドとなっています。生産本数528本。2024年は雨が少なく8月頭まではほんとに順調で1トン以上の収穫を見込んでいました。が、ぶどうが熟しだした途端に、鳥、イノシシ、鹿、ハクビシン???などなど、おそらくありとあらゆる動物に食べられ始め、追加でネットや電柵を張ったものの、時すでに遅し。で、全体の半分は食べられた悔しい年です。ただ、残ったぶどうの状態は良く、切なさと喜びの混じったヴィンテージです。収穫後の畑で遭遇したウリボー達)ぜひ、そんなことも想像しながら楽しんで頂けたら嬉しいです。 もっと見る
『Metzgerei Kusudaの原木しいたけと豚頭肉のゼリー寄せ』をリターンに追加しました!
2025/11/20 18:15先週からスタートした醸造所設立に向けてのクラウドファンディング。おかげさまで多くの方から応援を頂き、本当に心からありがとうございます。そして、この度、芦屋のメツゲライクスダさんとのコラボ品。『Metzgerei Kusudaの原木しいたけと豚頭肉のゼリー寄せ』を限定20セット追加できることになりました!この貫井園の原木しいたけを使ったゼリー寄せは、私が初めてのスパークリングワインをリリースする際に、初めて記念なんで、、、と楠田さんにワガママを言って作って頂いたものです。今回も、ワガママを言いまして。。。。ご協力くださる楠田さん、本当にありがとうございます。シイタケと豚頭肉のコリコリした食感とゼリーの程よい塩気が絶品です。楠田さんからは、『こんがり焼きたてのパンに乗せたらジュレが溶け出してパンが吸って美味しくなると思います。』とおススメの食べ方を教えて頂きました。 ワインと一緒に楽しんで頂きたい一品です。ぜひ、詳細をご覧ください。 もっと見る





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