2018/07/31 13:27
様々なシニアの方のお宅に訪問して、エクササイズ器具を使っていただき、見えてきた課題とコンセプト。
自宅の椅子に座った状態で、いかに歩きに必要な筋肉・機能を効率的に鍛えるか、がカギとなります。
監修の日本福祉大学 准教授 荒深裕規先生に、歩行に必要な筋肉とその鍛え方についてご相談しました。
「歩行時には、脚を引き上げる力がまず必要ですね。要となるのは太ももの筋肉(大腿四頭筋)です。」
大腿四頭筋は、太ももの骨(大腿骨)をはさんで四方に存在する筋肉。全身の筋肉の中で、最も強くて大きな筋肉ともいわれています。
膝関節を伸ばす、下腿を固定して大腿を起立させるなどの動きに関与しています。つまり、立つ・歩くという動作を行なう上で極めて重要な役割を担っています。
大腿四頭筋をダイレクトに鍛えるために、座って膝から下を曲げ伸ばしする動きをしてはどうか、と着想を得たメンバー。ヒントになったのは、シニアの方々には難易度の高かった「ウォーキングマシーン」の動きでした。