
釜石地方森林組合の震災からの再生と新たな挑戦を描いた『つなぐ森林業 海のまちの森林組合、復興からその先へ』(PHP研究所)の刊行にあたり、ゆかりのある方々から頂いたメッセージをご紹介しています。
今回は、釜石に住む前の、かれこれ12年ほど前からの友人である紀田友枝さんです。みちのく潮風トレイルの魅力を教えてくれたのは友枝さん。
今もこれからもずっと心の友です。
そんな友枝さんから、本の紹介にとどまらず、私についても過分な紹介をいただきました!

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手塚さん、「つなぐ森林業」ご出版本当におめでとうございます!
岩手県在職中は、同学年移住者ということもあり仲良くしていただき本当に感謝しています。
手塚さんの文章が大好きだったので、本を出されると聞いてとても楽しみにしていました。
応援メッセージというより、勝手な感想文となってしまいますが感じたことを書きます。
まず、近代林業の歴史と課題などが土台としてわかりやすく冒頭に書かれていますので、林業シロウトの自分でも混乱なく、納得しながら読み進められました。林業入門書としての役割も大きく担っている本なのではと思いました。
そのうえで、ノンフィクションドキュメンタリーということもあり、震災当時の状況をしっかりと描いています。特に、発災直後から職員の方々が発見される描写は涙が止まりませんでした。
しかし、全体を通じて手塚さんらしい優しさ、柔らかさも伝わってくる文章でした。お一人お一人のキャラクターの描き分けもさることながら、高橋さんの生き様が、かっこいい力強いリーダーという側面より柔軟さ優しさが伝わってますます魅力的に描かれていると感じました。
手塚さんが書き残してくれて、釜石森林組合は本当に幸せですね。
きっと他の被災地でも、高橋さんのようなリーダーがいらっしゃったかもしれませんが、手塚さんと高橋さんの奇跡の出会いがあってこそ、釜石森林組合の歴史の重要な部分が未来にも残せたのだと思います。
手塚さんにとっても釜石森林組合での6年間は、自分の力を発揮できた素晴らしい年月だったのだなと感じました。
東日本大震災から15年のこのタイミングだからこそ、ぜひつながりの糸をまた結びなおし、想いをつなぎなおし『’つなぐ’森林業』をたくさんの方に読んでいただきたいです。
最後に、本の中では手塚さんご本人の記述が少ししかなかったので補足?を。
勝手にですが、手塚さんは、過去も未来も含め岩手への移住者の「灯台」のような方だと思っています。
震災復興支援を志して岩手に移住した、自分も含めたくさんの方々が様々な理由で役割を終えて岩手を離れていきましたが去った後にも岩手との関係を繋いでいける、そのよりどころが手塚さんなのです。
それは、移住者だけにではなく、地元地域に信頼され尊敬され受け入れられている人間でないと担えません。しかも自然体でそれができる稀有な人間は、たくさんの移住者の中で手塚さん以外出会ったことがないと断言できます。
高橋さんももちろん素晴らしい方ですが、手塚さんというこれまた素晴らしい人間との奇跡の出会いとその能力とで『釜石森林組合』の復興は全国的にも知られることになったのだと私は思っています。
振り返れば私の岩手生活も、もし手塚さんと知り合っていなければ、もっとつまらなく短いものになっていたでしょう。
これからも、手塚さんの人間力で岩手を照らし、つながりの道を照らし続けていただきたいと思います。
私も、陰ながら応援しています。
本の出版とクラウドファンディングで全力を出し切ったと思いますので、適度に休みつつ・・・
しかし、私はこれからの、手塚さんのご活躍にますます期待しております!



