『つなぐ森林業 ~海のまちの森林組合、復興からその先へ』を多くの人に届けたい

東日本大震災から15年。2月27日出版の『つなぐ森林業 海のまちの森林組合、復興からその先へ』を全国の人たち、そして未来の子どもたちに届けたい!

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東日本大震災から15年。2月27日出版の『つなぐ森林業 海のまちの森林組合、復興からその先へ』を全国の人たち、そして未来の子どもたちに届けたい!

東日本震災から15年。釜石の森林をめぐる物語を全国、そして次の世代に届けたい

プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。岩手県釜石市在住のフリーランスのライターで、元・復興支援員(釜石リージョナルコーディネーター/通称「釜援隊」)の手塚さや香と申します。

私が挑戦するのは、自身が出版する書籍『つなぐ森林業 ~海のまちの森林組合、復興からその先へ』を通じて、釜石地方森林組合の東日本大震災後の取り組みを次世代に伝え、日本全国の人たちに広げることです。震災から15年となる2026年2月に刊行予定のこの本への想いをお伝えします。


悲しみを乗り越え、人とつながり、人を呼び込む「再生」の記録

『つなぐ森林業  ~海のまちの森林組合、復興からその先へ』。

この本は、津波で役職員5名を失うという壊滅的な被害を受けた釜石地方森林組合が、いかにして再生を遂げてきたのか。そして、全国のたくさんの人たちと繋がりながら、どのように釜石に「人」や「知恵」を呼び込んできたかを記録したノンフィクションです。

大地震や豪雨災害などが多発する今、私たちは日本のどこにいても、自分自身が被災者になったり、組織が被災するという事態の当事者になる可能性のある時代を生きています。

津波で多くのものを失い、試練に立ち向かう中での苦悩や葛藤。復興に全身全霊で取り組み、そこから新しいことを起こしてきた人たちの強さやたくましさ。災害からの復興は、多くのことを教えてくれます。この学びは、これからの災害大国の私たち、そして次世代にとって、生きる力とは何かを伝えてくれるものです。

だからこそ、本という形で残したいと考えました。

筆者(プロジェクト実行者)について

私は、震災前、新聞記者として岩手で働いた経験があったため、震災直後から遠野まごころネットを通じて釜石や大槌でのがれき撤去などのボランティア活動に参加してきました。記者として東京で働きながら、復興工事の遅れや被災地の人口流出といった課題を取材を続ける中で、「地域の未来をつくっていこうとしている人たちの力になりたい」そう考えて、2014年に新聞記者を辞め、釜援隊の一員として移住しました。

(筆者が着任した当時の釜援隊メンバーと釜援隊を支える関係者 :釜援隊協議会webサイトより)

それから2021年までの6年間、釜石地方森林組合に机を置き、外部連携コーディネーター兼広報担当として、組織の歩みを間近で見てきました。

そこには津波で亡くなった人たちの遺志を受け継ぎ、地域の林業の再興に向けて汗と涙を流すリーダー・高橋幸男さんがおり、リーダーの想いのもと、がれきを撤去し、復興工事のために木を伐り、その後に発生した林野火災の復旧のために山に向かう職員たちがいました。

震災からの歩みは決してたやすいものではなく、次々に発生する困難に向き合い、苦悩し、さまざまな人たちからの応援や知恵を力に変えて、進み続けた、そんな15年だったのです。

20人の声を取材し書き上げたノンフィクション

6年間、釜石地方森林組合で働き、中でも高橋さんとは日々たくさんの対話をしていましたが、この本を書くにあたり、森林組合の役員や職員、復興支援でかかわってくださった方々など20人ほどに取材し、高橋さんにも合計で10時間以上のインタビューに協力してもらいました。


取材を通じて、私はお会いすることがかなわなかった津波の犠牲になった曽根哲夫代表理事組合長の森林組合経営改革への強い想いやリーダーシップが、「組合員のために」という組合員第一の経営の礎になっていることを改めて認識しました。



元組合長の「森林組合の記録を残してほしい」

私がこの本の執筆を決めたのは2024年のことでした。復興支援員として活動したあいだ、森林組合の代表理事組合長を務め、日々さまざまなお話をしてきた久保知久さんから「釜石地方森林組合の活動をきちんと記録して残したほうがいいのではないか。それができるのは手塚さんじゃないのか」と言われたことがきっかけでした。

(出版のきっかけを作ってくださった久保知久さん、筆者、高橋幸男さん =左から)

ちょうどそのころ、釜石地方森林組合の再生をけん引してきたリーダーである参事の高橋幸男さんが、「ようやく震災当時のことを人に話せるようになった」と言うのを聞き、釜石地方森林組合の震災からの記録を残すのは今ではないかと思いました。

この物語を全国に届け、さらに後世にむけてきちんとアーカイブされるためには、やはり「本」という形が最も望ましいと考え、どういった形で出版できるか情報収集を始めました。


“釜石つながり”の不思議なご縁

そんな折、前釜石市長で、後に釜石地方森林組合の代表理事組合長に就任される野田武則さんが、釜石の復興の道のりを記した書籍を出版されることになり、私は校正など一部の作業をお手伝いさせていただくことになりました。

この野田組合長の本の出版元が PHP研究所であり、出版のきっかけを作ったのが、釜石市出身で同社の編集者だった佐藤さんでした。この不思議なご縁をきっかけに、私の自著『つなぐ森林業』についても、佐藤さんに全面的にサポートいただきながら、PHP研究所から出版してもらう運びとなりました。

佐藤さんが釜石に帰省されている期間には、京都のPHP研究所から釜石に駆けつけた編集者の三宅さんとともに、佐藤さんのご実家の仏間で、3人で原稿の朱入れをするといった珍しい体験を経て、お二人の協力のもと、なんとか本は完成のめどがたちました。


クラウドファンディング挑戦の理由

この本は、全国の書店に流通する本ではありますが、同時に私の方でも一部を買い取り、この本を広めていく必要があります。これは一介のフリーランスにとっては大きな挑戦であり、本当に出版するべきかどうか悩みました。

しかし、東日本大震災という歴史的大災害の復興支援の一端にかかわった元新聞記者として自分が果たすべき使命だと考え、出版を決めました。震災から15年の今を生きている人たち、そして津波の犠牲になった関係者のご遺族、これから先、災害大国日本で生きていく未来の人たちに、釜石地方森林組合の15年間の歩みを知ってほしいのです。

まったく希望が見えない厳しい状況の中でも、目の前にある自分のなすべきことから逃げずに向き合い続けることによって、道は拓けるのだというメッセージは、災害などの非常時だけでなく、私たちが生きていくうえで、とても大切なものだと私は思っています。

釜石地方森林組合という小さな組織が震災後の15年取り組んできたことを一人でも多くの人に知っていただくため、この本を手に取っていただくきっかけを増やしたいという強い思いから、今回クラウドファンディングに挑戦することを決めました。

本や本屋さんが好きな皆さんへ

「この本を広める」という趣旨に共感してくださった方、この本の中心人物である高橋さんや著者の私の話も聴いてみたいと思ってくださった方は、ぜひ返礼品の中から興味のあるリターンを選んで応援していただけますと幸いです。皆様からのお気持ちを、この物語を広げる力に変えていきたいと思います。

シンプルに「本を読みたい」と思ってくださった方は、お近くの本屋さんに注文してください。私自身、もともと本や活字が好きで、新聞記者として働いていた経験もあります。地域の文化を支えている書店さんには、これからも頑張ってもらいたいという気持ちが強くあるので、ぜひ、リアルな本屋さんでお買い求めいただけうとうれしいです。

釜石にお住まいの方は、釜石で長く続く桑畑書店さんやさわや書店、大槌の方は、一頁堂など、近くのリアル書店でお手に取ってください!

リターンについて

大きくわけると

・本を学校に寄贈するコース

・本があなたのお手元に届くコース(オリジナル限定グッズつき、サイン入り、など)

・イベント参加などのコース

ーーをご用意しています。

本がついていないコースもありますので、ご注意ください。

スケジュール

2月   クラウドファンディング開始

2月27日 一般書店での本の販売開始 
     クラウドファンディングにご協力いただいた方への発送開始
     学校への発送開始
3月14日 東京での出版記念イベント  
3~4月  釜石での出版記念イベント(このプロジェクトのリターンではありません)
3月31日  クラウドファンディング終了(予定)


最後に

この本が、さらに多くの方々と釜石地方森林組合のご縁がつながるきっかけになればうれしいです。

応援、よろしくお願いします!



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 広報/宣伝費

  • 本の制作にかかった費用、取材協力者への献本にかかる費用

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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  • おばんでございます。今年も、釜石市鵜住居町の祈りのパークで行われた釜石市の東日本大震災犠牲者追悼式に参加し、献花をしてきました。私は2013年の3月11日以降は、たぶん大阪でのシンポジウムにお招きいただいていた年を除いて、釜石または大槌の追悼式に参列させていただいています。(オンライン開催の年もあり)2014年、15年のあたりは、式典会場となった体育館(大槌町の)全体がすすり泣きに満ちていて、本当にまだ震災は続いているということを実感していました。一昨年あたりからでしょうか、釜石市の祈りのパークの犠牲者の銘板に白菊をたむけ、「○○さん(おそらく亡くなった方)とはこんなことがあったねえ」といった思い出話をしている方が増え、少しずつ穏やかな空気になってきているのを感じます。もちろん、今もつらさを抱えている方々は3月11日にお参りには来ないだけなのかもしれません。遺族代表挨拶から夢団にこれまでは、釜石の式典ではご遺族の代表が挨拶をされているのですが、今年は、伝承や防災に取り組む高校生の活動「夢団」のメッセージの発表になりました。https://www.instagram.com/yumedan_kamaishihighschool/知り合いから「今年から遺族代表挨拶はなくなる」と聞いていたのですが、じつは、この発表をしてくれた夢団のYさんは、津波でお父さんを亡くしたそうで、2歳だった彼は父との思い出がないそうです。その喪失感のような複雑な感情を彼自身の言葉で伝えてくれました。進学して釜石を離れるとのこと。広い世界を見て、たくさんの経験を重ねてもらいたいなあと思います。そして、心の片隅に釜石の思い出や伝承への志を持ち続けてくれたら、うれしいですね。私は毎年、犠牲者の銘板の中に知っている方の名前がないことを申し訳ないような気持になります。それは震災当時は遠く離れた関西にいて、ここが地元でもないということに後ろめたさのようなものを感じています。今年は、『つなぐ森林業』の主要人物でもある故曽根哲夫代表理事組合長の銘板に、この本のことを報告しました。 もっと見る
  • おばんでございます。釜石産の木材(2017年尾崎半島林野火災被災木)が使われている釜石鵜住居復興スタジアムで、地元・釜石シーウェイブス https://kamaishi-seawaves.com/ が花園近鉄ライナーズを迎えての復興祈念試合が開催され、私も観戦に行ってきました。結果は、強豪の近鉄ライナーズを相手に勝利を収めました!とても強いチームと聞いており、試合開始直後は、相手チームのフィジカルの強さとスピードに押されてしまうのかとおもいきや……シーウェイブスが復興祈念試合の意地を見せました。この復興祈念試合には、毎年、市外からの知り合いもいらっしゃるので、ご挨拶を兼ねて会場に向かうと、うのスタはラグビーワールドカップ以来ではないかと思うくらいのにぎわいでした。ご存じの方も多いと思いますが、この場所には、震災前は釜石東中・鵜住居小学校がありました。試合の日は、地元高校生たちの震災伝承活動なども行われていて、被災地・釜石からの防災が発信されていました。数年ぶりにお会いする方が『つなぐ森林業』をその場で買ってくださったり、釜石の近況をお伝えしたりして、復興祈念試合らしい時間を過ごすことができました。3月15日にも、同じくうのスタで、釜石SWの試合があります。一味違う今季のSWを応援しましょう!! もっと見る
  • 釜石地方森林組合の震災からの再生と新たな挑戦を描いた『つなぐ森林業 海のまちの森林組合、復興からその先へ』(PHP研究所)の刊行にあたり、ゆかりのある方々から頂いたメッセージをご紹介しています。今回は、色々な方から、ぬくもりのあるとてもすてきなイラストだというお声をいただいている装画を手がけてくれた菅谷恵子さんからのメッセージです。菅谷さんとパートナーの佐藤健さんによるデザイン事務所・アールヨンジュウゴデザインは、山田町を拠点に活動していて、釜石地方森林組合のwebサイトやフライヤーなども担当していただいたご縁があります。 https://r45design.jp/自分と同じ埼玉出身の同世代の移住者ということもあり、仲良くしてもらっている恵子さんが、三陸の山と海のつながりを表現したすてきな作品を描いてくれました。そんな恵子さんからのメッセージです。_______________________装画を担当させていただき、嬉しく思っています。三陸沿岸で暮らしていると、海のすぐそばに急斜面の山々が連なる風景を目にします。森林業は山だけではなく、海での漁業や、まちで暮らす人々の生活とも密接につながっている、と感じます。幾度もの困難にあってもあきらめず、次の世代へつないでいくという、希望の心を表現できればと思いながら描きました。この御本に登場する多くの方々の尽力があるからこそ、今の私たちの暮らしがあるのだと、改めて感じます。手塚さんが本というかたちで残してくださったことで、この物語がより多くの方に届きますように。心より応援しています! もっと見る

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