
明日は、毎月続けている「ことたま漢詩講座」を開催します。
この講座は 2023年3月から続いており、季節やテーマに合わせた漢詩を取り上げながら、詩そのものだけでなく、詩人の人生、時代背景、日本と中国の文化交流などの“物語”を味わってから作品に入っていきます。
そして中国語で音読し、「声に出すこと」「耳で受け取ること」から立ち上がる感覚も大切にしています。
オンラインではありますが、忙しい毎日の中でいつの間にか蓋をしてしまう感情を、そっと取り戻す時間になっていると感じています。
最後には、参加者のみなさんが「心で感じたこと」「思い出したこと」をシェア。
他の方の視点から気づきが生まれる、とても豊かで温かい時間です。
私自身も毎月、この“人間らしい心の回復時間”をご一緒できるのを楽しみにしています。
明日ご紹介するのは杜甫の名作《贈衛八處士》(衛八処士に贈る)。久しぶりの旧友との再会を描いた、人の温度が静かにあふれる一夜の詩です。
人生は出会いと別れの連続——だからこそ一つひとつの「ご縁」は尊いもの。
この一年を振り返る今の季節に、ぴったりの作品です。
そして1月は、陶淵明の、新年に背筋がすっと伸びるような作品をお届けします。
今後、この漢詩講座もクラファンのリターンにしていく予定ですが、
初回は【無料】で体験参加を歓迎いたします。
漢詩は、推敲に推敲を重ねた“言葉の芸術”。千年以上語り継がれてきたということは、それが時代を超えて、人々の心に価値を届け続けてきた証だと思っています。
人生は、「どれだけ素敵な言葉を積み重ねられるか」。
良き言葉を次世代に渡していくこと、そして中国語の美しさを伝えていくこと。それもこのクラファンの根底にある、私の大切なテーマです。
歴史・文化・言葉の奥行きが好きな方、
心を少し深呼吸させたい方も、ぜひいらしてください。
お申し込みは、以下のリンクから「ことたま漢詩講座・無料体験希望」とご記入ください。
https://www.chugokugo.online/contact
いただいたメールアドレスに参加リンクをお送りします。
尚、この講座は月一回、基本的に第3土曜日の20時~21時に開催しています。





