本日は、製麹(せいぎく)の種切(たねきり)作業の日でした。
日本酒業界には「一麹、二酛、三造り」という言葉があるほど、酒造りで最も大事とされる麹。蒸米に麹菌を繁殖させるために種麹(麹菌の胞子を集めたもの)を振りかける作業が「種切」です。
種切りを行う杜氏の姿は、口をつぐみ、息をすることさえ禁じているようで、ムロの中は緊張感に包まれ、神聖な儀式にも見えるほどです。
今年は新たな取り組みとして、「扁平精米」した酒米を使った日本酒造りにも挑戦しています。
扁平精米とは、米の厚さ方向を均等に削ることで、米表面に多く分布するタンパク質を効率よく削ることが可能な精米方法で、酒質の向上が期待されます。
設備・経費など限られた中で、様々な取り組みを先行して実施していますが、皆様のご支援が継続できる力になります。
支援者の皆さまに、こうした「新章に向けた磨き上げの進捗」も知っていただけたら嬉しいです。これからも、水口酒造の日々を少しずつご紹介してまいります。
どうぞ引き続き応援よろしくお願いいたします!



