みなさん、こんにちは。
学生委員によるミニ読書感想文の第2弾です。今回は、現在、社会福祉を学んでいる鳥居亮さんです。
◆鳥居 亮さん
浅賀ふささんの物語で最も心をつかまれたのは、「同じ場所からさいしょの一歩」という言葉でした。ふささんは、自分のお金でお米を買いに行ったり、畳を譲り受けたりと、制度や法律が不十分な時代にあっても他者のために自ら動き続けた人です。その姿勢から、「不足している仕組みを嘆くより、まず動くことの大切さ」を強く教えられました。また、「全員が同じスタートラインではない」という言葉にも深く共感しました。私は将来、対人支援の仕事に携わりたいと考えていますが、その中で“立場や境遇に左右されず、背景に寄り添える支援者でありたい”という思いを再確認しました。
挑戦するふささんの生き方は、私にとって“挑む伴走者”という言葉がぴったりです。読み終えた今、自分自身も「初めて」や「挑戦」に恐れず、小さな一歩を積み重ねていきたいと感じています。ふささんが結核病棟に入る際、「説明より実践」と語ったように、私も行動する勇気を持ちたいと思います。



