
こんにちはDRAGTIGA COMICSの西村虎次郎です。ご支援・応援いただきありがとうございます!
今日は我々が作ろうとしているコミックと、漫画の違いについてお話ししようと思います。
どうしてコミックという形にこだわるのか、なぜ漫画にしないのか、そういったことを伝えられればと思います。
コミックと漫画は違うもの
コミックと漫画は、日本ではしばしば混同されます。というより、ほとんど同じ意味として捉えられています。コミックは漫画の英訳で、同じ意味を指しているのだと。
しかし、海外に目を向ければ、「COMICS」と「MANGA」は明確にカテゴリーが分けられており、書店で並んでいる棚も違います。
いったい何が違うのでしょうか?
歴史やジャンル、発行形態など様々な違いがありますが、今回は分かりやすく制作方法について語りたいと思います。
一人の作家が作る漫画
まず漫画は、一人の作家がほぼ全ての工程を担当し作り上げます。
話や設定を考える、コマ割りを作る、キャラクターや背景の作画をする、吹き出しや効果音を入れる。漫画を作る際の作業の量や種類は膨大ですが、それを一人の才能によって作り出されるのが特徴の一つです。
もちろん、アシスタントがいたり、作画と原作が分かれていたりする作家さんも居ますが、基本的に一作品につき作者は一人と限られています。
複数人のアーティストで作るコミック
一方コミックはどうでしょうか?
ここでは分かりやすく、アメリカンコミック(アメコミ)のことを言っているのだと思ってください。
コミックは一つの作品を複数人の体制で作ります。
主要な作業内容と役割は以下の通りです。
ライター (Writer) / 原作者:ストーリー、キャラクター設定、世界観などを考案します。
ペンシラー (Penciler) / 作画担当:ライターの脚本に基づいて、鉛筆やデジタルツールで大まかな絵(線画)を描きます。構図やキャラクターのアクションなどを担当します。
インカー (Inker) / ペン入れ担当:ペンシラーが描いた線画の上に、ペンや筆、デジタルツールを使って清書(ペン入れ)します。線の強弱や表現を整える役割です。
カラリスト (Colorist) / 着彩担当:インカーが仕上げた線画に色を付けます。アメコミは基本的にフルカラー印刷のため、鮮やかな色彩で作品の雰囲気を決定づけます。
レタラー (Letterer) / 文字入れ担当:吹き出しの中にセリフやナレーション、効果音などの文字を配置します。
編集者 (Editor):プロジェクト全体の監修を行い、各クリエイターの選定や調整、スケジュール管理などを担当します。
一人のアーティストが複数の作業を跨って行うこともままありますが、基本的にはその道のプロフェッショナルが専門的に制作にあたるのがコミックの特徴です。
その他、様々な違いがありますが、それをまとめたnoteがありますのでそちらもご一読ください!
どうしてDRAGTIGA COMICSはコミックを作るのか
漫画が圧倒的に普及している日本で、なぜコミックを作る必要があるのでしょうか?
それは、私たちがコミックという媒体でしか実現できない、新しい表現方法があると思っているからです。
例えば、前作の「インビジブルレオン:イントリーグ」は、透明人間になれるスーツを着た主人公が盗みを働くというケイパーストーリーでした。そのお話のオチは、最初のページからずっと、他の透明のキャラが主人公を尾行していたというものでした。

透過率の違いによって浮かんでくるキャラは、目を凝らせば分かる表現で、フルカラーならばこそ実現できました。
今作の「カワイイポップ☆キラピュア」では、魔法少女アニメのような世界観の中で、悪役側のキャラだけが絵柄が違うというものです。

世界に反抗し自分の個性を出そうとする悪者達のキャラクターデザインを、それぞれ別のイラストレーターが作画を担当することによって、作品のテーマをより際立たせています。
これはフルカラーで、しかも複数人の体制で作る、コミックという媒体でしか実現が難しい試みです。
また、こういったフルカラーのコミックは、それぞれの工程が実に複雑で専門的なものですので、一人の作家が作るにはあまりにも労力と時間がかかるものです。分業制で作るコミックだからこそ、実現が可能な表現がまだまだあると私たちは感じています。
既存の漫画とも、アメコミとも違う面白さを届けたい。追求したい。
その思いで、DRAGTIGA COMICSは活動しています。
応援のコメントや、SNSなどでの拡散が力になります。ぜひ今後も応援していただけたらと思います。
よろしくお願いします!





