
これまでダウン症専用靴下の開発では、30社以上の靴下製造メーカー様に相談をしましたが、
「子どもの小さい足に機能を付け加えるのは難しい」
「大人の靴下は足の長さがあるので機能を入れやすいが、子ども用は設計がかなり厳しい」
「そもそも小さい高機能靴下を編める設備がないし、国内にもないと思う」
といった理由で、お断りされてきました。
子どもの小さな足に機能を持たせた靴下を作ること自体が難しく、
開発のスタート地点に立つことすら簡単ではありませんでした。
正直に言って、
この企画は実現できないのではないかと何度も思いました。
しかし、そんな中で出会ったのが、奈良県大和高田市にある 西垣靴下株式会社(エコノレッグ)様です。
企画の内容をお伝えしたときにいただいた言葉が、今でも印象に残っています。
「もしかしたら、うちの技術なら実現できるかもしれません。まずは一度、Zoomで詳しく打ち合わせをしましょう」
これまで難しいと言われ続けてきた中で、
初めて前向きな言葉をいただいた瞬間でした。
西垣靴下様のホームページにはー
『これまでの常識でつくれないなら、あたらし常識をつくればいい』

『メーカーの常識からは、あたらしい快適は生まれません。ユーザーの声を聞き、そして、足の声を聞く。』

これらの言葉があります。
今回の開発は、前例がなく、手間もかかり、
決して簡単に引き受けられる相談ではなかったと思います。
それでも西垣靴下様には、
子ども用の高機能靴下を編むことができる設備があり、
それを実現できる高い技術があり、
そして何より、ユーザーの声を大切にするという考えがありました。
技術・設備・想い、
そのすべてを持ち合わせていたからこそ、
このダウン症専用靴下の開発が動き出したのだと思います。
今振り返ると、
この出会いは本当に奇跡的だったと感じています。
この出会いがなければ、
今のダウン症専用靴下の開発は進んでいなかったと思います。
次回は、西垣靴下株式会社が持つ技術について書きたいと思います。



