ダウン症児の足と未来を守る!外反扁平足専用ケアソックス開発

ダウン症の幼児(足サイズ13cm〜)向け高機能ソックスを奈良・西垣靴下と共同開発。現在試作検証中。装具/インソールに次ぐ“日常で続けやすい”第三の選択肢を目指します。見過ごされがちな外反扁平足に、屋内で使いやすく、土踏まずとかかとをしっかり支えます。11~4月モニター評価、3月クラファン開始予定。

現在の支援総額

1,684,460

48%

目標金額は3,500,000円

支援者数

213

24時間以内に4人からの支援がありました

募集終了まで残り

28

ダウン症児の足と未来を守る!外反扁平足専用ケアソックス開発

現在の支援総額

1,684,460

48%達成

あと 28

目標金額3,500,000

支援者数213

ダウン症の幼児(足サイズ13cm〜)向け高機能ソックスを奈良・西垣靴下と共同開発。現在試作検証中。装具/インソールに次ぐ“日常で続けやすい”第三の選択肢を目指します。見過ごされがちな外反扁平足に、屋内で使いやすく、土踏まずとかかとをしっかり支えます。11~4月モニター評価、3月クラファン開始予定。

プロジェクトの実行者について

 私(田中寛人)は、ダウン症の息子を育てる父であり、理学療法士として「立つ・歩く」といった生活の土台を支えるリハビリテーションに携わっています。家庭の当事者として、そして専門職として向き合う中で、ダウン症の幼児期から「足のケア」が十分に届きにくい現状を実感してきました。今回、奈良の老舗靴下メーカー「西垣靴下株式会社」と共同で、日常に取り入れやすい“ケアソックス”を形にし、必要とするご家庭へ届けたいと考えています。


このプロジェクトで実現したいこと

 本プロジェクトでは、ダウン症の幼児が日常生活で取り入れやすいケアソックスを提供することを目指しています。

 装具やインソールは、変形予防や立ちやすさ・歩きやすさを支える大切な選択肢になり得ます。たとえば装具は、足関節のアライメントを整えることを目指し、変形予防や、適切な荷重のかけ方を学習する助けになる可能性があります。インソールも、足部〜膝のアライメントや荷重の偏りに配慮し、歩行時の重心移動を補助して歩きやすさにつながる場合があります。

 一方で、支える力が強い補助具を長く使う場面では、「支えられていること」で本来の土踏まずの働き(衝撃吸収・バネ・安定)を使う機会が減ってしまうこともあり得る、と臨床では感じることがあります。そこで私たちは、装具やインソールを否定するのではなく、“使い分け・併用”の選択肢を増やすという考え方で、機能的な靴下というアプローチに挑戦します。


特許申請が完了しましたので、以下①特徴と② 構造を公開いたします🙌

①本靴下の最大の特徴:動的な支持性(動的安定性)


 この靴下は、立っているとき(安静立位)にも、踵を支えながら土踏まずがしっかり引き上がるようにサポートされる設計です。ただし、この「静的な支持性」は、装具ように強固に固定するものではありません。

 私たちが最も大切にしているのは、歩く・立つ・しゃがむといった日常動作の中で働く、**動的な支持性(動的安定性)**です。

 本靴下は、足の動きを過度に制限せず、動きの中で足首の安定性を高めることを目指しています。それにより、土踏まずを支える筋肉や感覚が使われやすくなり、結果として足本来の働きを引き出すことにつながります。そして、その経験の積み重ねが土踏まずを育てる「足育」へとつながっていくと考えています。

 だからこそ、固定で形を作るよりも、動きの中で崩れを抑え、足が働きやすい環境を作ることに意味があると考えました。


以下の写真は、繊維クズを入れて靴下の動きを視覚化したものです。

内側に張力にかかる土踏まずに張力がかかる







②本靴下の構造:足首の内側~内側縦アーチをつなぐ「伸びにくい繊維」

 本製品では、足首の内側から足底面(内側縦アーチ)にかけて、伸びにくい繊維を“連続的”に配置しています。この“連続した張力”があることで、動作中に起こりやすい

【踵骨の内崩れや距骨が前内側へ滑り込みによる足首の不安定さ】

【体重がかかるたびに、足首の不安定さによる土踏まずの過度な沈み込み】

といった局面で、**崩れを抑える方向に張力**が働くことが期待されます。


歩きのフェーズごとに見ると、

①かかと接地の局面:踵の内崩れや距骨の前内側への滑り込みを抑え、足首〜踵の安定性をサポート

②立脚の局面:土踏まずが過度に沈み込みすぎないよう、制動し、つま先方向への体重移動をサポート

③蹴り出しの局面:土踏まずを引き上げ、足底筋膜や足部(足の指やふくらはぎ)の筋が働きやすい状態を作ることで、前方への推進力をサポート


 このように、「動作の中で必要なタイミングにだけ、必要な方向へ支える」いわば「筋膜のような動的サポート」を目指している点が、この靴下の真価が発揮されます。


プロジェクト立ち上げの背景

 ダウン症のある方の暮らしは、医療の進歩により大きく変わってきました。以前は合併症への対応が最優先になりやすく、足の問題(外反扁平足など)は後回しになりやすかった側面があると感じます。現在は、長く生活することが現実となり、「健康的に動ける期間(健康寿命)」に焦点を当てた支援を充足させていく転換期にある、と私は考えています。

  しかし実際には、外反扁平足のケアが十分に行き届いているかというと、不安や課題を抱えるご家庭が少なくない印象があります。外反扁平足は、立位・歩行の安定性だけでなく、膝・股関節・姿勢など全身の使い方にも影響が出る可能性があるため、幼児期から“日常で続けやすいケア”を増やす意義があると考えました。

 

外反扁平足のケアが行き届きにくい理由(私の実感)

 足のケアは命に直結しにくい分、どうしても優先順位が後ろになりやすい面があると感じています。加えて、装具やインソールは有用な選択肢である一方で、受診・採型・調整といった工程が必要になり、子どもが嫌がって継続が難しかったり、園や家庭で運用が統一しにくかったりすることもあるかもしれません。

  さらに私が強く感じるのは、ダウン症の足(外反扁平足など)を継続的に診られる医師が少ないという課題です。外反扁平足を診断し、装具を処方し、その装具が適正か、骨格のアライメントが狙いどおりに保てているかまで含めて丁寧に確認できる医療者は、地域によっては限られている印象があります。特に地方・郊外では受診先が遠くなりやすく、隣の市まで行かないと相談が難しい状況も多くありません。ダウン症のコミュニティに参加すると、同じような悩みを耳にすることも多く、「必要性は感じているのに、相談先や継続のハードルが高い」という未充足が生まれやすいのではないか、という問題意識があります。

 

このプロジェクトを支えてくれている靴下メーカーについて

 この靴下の開発は、決して順調に始まったものではありません。プロジェクト立ち上げにあたり、私は国内の靴下メーカー30社以上に共同開発のオファーを行いました。しかし、その多くから返ってきたのは、「子ども用の高機能靴下を編める機械がない」「現在の国内設備では対応が難しいと思うよ」「諦めた方がいい」といった回答がほとんどでした。中には、「国内には、そもそもその仕様を実現できる編み機が存在しない可能性がある」と言われたこともあります。さらに、靴下は大量生産を前提とした製品であり、特殊仕様・小ロット・試作を繰り返す開発は、製造現場にとって大きな負担になります。加えて、本プロジェクトは、十分な生産数量が見込める段階ではなく、事業としてのリスクも小さくありませんでした。そのため、断られるのはある意味、当然の流れだったのかもしれません。


 そのような状況の中で、私の想いと社会のニーズに耳を傾け、「技術的に難しいかもしれないが、やってみる価値はある」と向き合ってくださったのが、奈良県の老舗靴下メーカー・西垣靴下株式会社(エコノレッグ)様でした。長年にわたり培われてきた経験と高度な編み技術をもとに、既存の枠にとらわれず、私が理想とするダウン症専用「動きの中で足を支える靴下」外反扁平足ケアソックスを、製品として成立させる道を一緒に探ってくださいました。


 多くの製品を製造されているにもかかわらず、サンプル作成のために製造機械を止め、細かな仕様調整や検証のために何度も打ち合わせを重ねていただきました。この靴下は、単に「作れた製品」ではなく、現場の知恵と技術、そして社会的意義を重視する姿勢が重なって初めて形になったものです。


  本プロジェクトは、私一人では決して実現できませんでした。高い技術力と覚悟をもって挑戦してくださった西垣靴下株式会社様の存在があってこそ、今、この靴下を皆さまに届けられる段階までたどり着くことができていました。

 

リターンについて

 ・想いで応援コース:A ¥3,000〜G ¥300,000

・ ダウン症専用靴下「たびまるアーチ」1足 ¥5,000

・ ダウン症専用靴下「たびまるアーチ」2足 ¥8,000(セット割り)

・ ダウン症専用靴下「たびまるアーチ」3足 ¥9,000(セット割り)

・共同開発靴下メーカー西垣靴下(株)・エコノレッグ「疲れしらずの靴下」(大阪万博スタッフが着用していた靴下)1足 ¥5,000

・本靴下商品説明書企業名やロゴなど掲載 1箇所 ¥50,000(限定6箇所)

 

スケジュール(“これまで”と“これから”)

・令和7年9月:靴下メーカー30社以上に共同開発オファー

        西垣靴下株式会社(エコノレッグ)とマッチング

・令和7年10月:ファーストサンプルに向けてZOOM打ち合わせ

・令和7年11月:ファーストサンプル完成・試着会(岡崎市・一宮市)実施

・令和7年12月:セカンドサンプル完成・試着会(岡崎市)実施

・令和8年1〜2月:仕様最終調整・最終サンプル確認

・令和8年1月〜2月:商標登録完了『たびまるアーチ』ロゴ完成

・令和8年2月:サードサンプルモニター開始(180名以上が参加)

・令和8年3月3日:クラファン開始 

・令和8年5月5日:クラファン終了

・令和8年5〜8月:リターン発送

・令和8年夏ごろ:商品化予定

 

最後に

 このプロジェクトを通じて、ダウン症の方々とそのご家族が「足のケアを、日常の中で続けられる」選択肢を増やしたいと考えています。また「動きの中で支える」ことで、土踏まずの発達、足育につながる可能性があると感じでます。皆さまのご支援があれば、このケアソックスを必要とするご家庭へ届け、今後の改良やサイズ・カラー拡充、商品化にもつなげていける可能性があります。どうか応援いただけますと幸いです。



支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

  • 広報/宣伝費

  • リターン仕入れ費

  • その他 本靴下専用の滑り止め型作製費 研究開発費 特許申請費 在庫管理用の倉庫購入費 ECサイト登録料

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

支援に関するよくある質問

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最新の活動報告

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  • 今回は、今年3月から4月にかけて放送していただいた、テレビ取材・放送についてまとめて振り返りたいと思います。ダウン症専用靴下の取り組みは、新聞掲載だけでなく、テレビでも取り上げていただく機会がありました。放送していただいたのは、フジテレビLive News イット!「明日がよくなりますように(アスヨク)」3月5日 18時ごろNHK岐阜放送「まるっと!ぎふ」3月18日 18時半ごろ大垣市ケーブルテレビ「デイリーUP Plus」3月19日 17時ごろ名古屋テレビ メ〜テレ「ドデスカ+ 子どもを守る」3月30日 16時ごろNHK全国「おはよう日本」4月1日 5時ごろNHK東海・北陸7県「ウィークエンド中部」4月4日 7時ごろこうして振り返ると、3月から4月にかけて、本当に多くの放送局で取り上げていただけたことを改めてありがたく感じます。全国放送、地方放送、地域のケーブルテレビ、そして東海・北陸エリアでの放送まで、それぞれ違った形でこの取り組みを届けていただけたことで、自分たちだけでは出会えなかった多くの方に知っていただくきっかけになりました。ダウン症のある子どもたちの足の課題。そして、その課題に対して、日常の中で無理なく続けられる支援を形にしたいという想い。そうした背景を、映像を通して届けていただけたことは、とても大きな意味があったと感じています。また、放送後には「テレビを見ました」と声をかけていただくこともあり、必要としている方や関心を持ってくださる方に、少しずつ取り組みが届いていることを実感しました。こうしたメディアの力をお借りしながら、ダウン症のある子どもたちの足のこと、そして未来を見据えた足育の大切さを、これからも少しずつ広げていきたいと思っています。一つひとつの放送が、この取り組みを前に進める大きな力になりました。改めて、関わってくださった皆さまに感謝しています。 もっと見る
  • 今回は、今年2月と3月に新聞掲載していただいたときのことを振り返りたいと思います。ダウン症専用靴下の取り組みを掲載していただいたのは、中日新聞東京新聞しずおか中日新聞北陸中日新聞そして岐阜新聞 です。特に、中日新聞をもとに、東京新聞、しずおか中日新聞、北陸中日新聞へと広がっていったことで、この取り組みをより多くの地域の方々に知っていただける機会になりました。一つの地域だけでなく、複数の新聞を通して広がっていったことは、それだけこのテーマに社会的な意義を感じていただけたからではないかと思っています。今回の記事では、ダウン症のある子どもたちの足の課題、そして、その子たちのために靴下で足育を支えたいという想いを取り上げていただきました。また、父としての想いだけでなく、理学療法士としての視点、そして「無理なく続けられる支援を形にしたい」という考えにも触れていただけたことを、とてもありがたく感じています。岐阜新聞にも掲載していただけたことで、地元・岐阜の中でも、この取り組みを知っていただく大きなきっかけになりました。こうして新聞という形で取り上げていただけることは、自分一人の発信だけでは届かなかった方々にまで、この課題や想いを届けられる大きな力になります。そして、これは本当にたまたまなのですが、中日新聞は父の誕生日に、岐阜新聞は維人の誕生日に掲載されました。偶然ではありますが、自分にとっても、家族にとっても、忘れられない掲載になりました!ダウン症のある子どもたちの足のこと、そして未来を見据えた足育の大切さを、少しずつでも社会の中に広げていきたい。今回の掲載を通して、改めてそう感じました。これからも、必要としている方にこの取り組みが届くよう、一歩ずつ発信を続けていきたいと思います。 もっと見る
  • たびまるアーチは、ただの足袋型靴下ではありません。たびまるアーチには、西垣靴下株式会社の磨き抜かれた編み技術が、ふんだんに注がれています。小さな子どもの足を、日常の中で少しでも支えられるように、さまざまな工夫が一足の中に込められています。今回は、注ぎ込まれた技術についてお伝えします。まず一つ目は、3D編みです。これは、指先を立体的に編み上げる技術です。一般的な足袋型ソックスは平面的な作りになることもあり、指の間に詰まり感が出たり、履かせにくさにつながったりすることがあります。一方で、たびまるアーチでは、指先部分を立体的に編むことで、指が入りやすく、フィットしやすい構造を目指しています。また、この部分を見て「ほつれそう」「弱そう」と感じる方もいるかもしれません。ですが、これは脆弱な部分ではなく、立体的に編み上げるための3D編み技術そのものです。小さな足に、履きやすさとフィット感を両立させるための大切な工夫です。二つ目は、編み込み滑り止めです。これは、滑り止めを後から貼るのではなく、ゴム糸を生地に直接編み込む特殊な製法によるものです。ゴム糸を編み込んでいるため、足と靴下がずれにくく、床と靴下の間でも自然な滑り止め効果を発揮します。これにより、足元の一体感が高まり、無駄な力が入りにくくなります。これに加えて、13〜15cmと16〜18cmのサイズのみ、足底面に外付けの滑り止めをつける予定です。小さい子どもほど室内で過ごす時間も長く、床の上での安定性もより大切になるため、編み込み滑り止めに加えて、足底面の滑り止めも併用する形で検討しています。三つ目は、踵のYヒールです。踵部分をY字の立体構造で編むことで、踵を包み込むようなフィット感が生まれます。これにより、踵のホールド感が高まり、脱げにくさにもつながります。子どもの靴下は、動いているうちにズレたり、踵が合いにくかったりすることがありますが、このYヒールは、そうした履き心地の不安定さを減らすための工夫の一つです。そして四つ目が、たびまるアーチの核になるテーピング編みです。これは、まるでテーピングを巻くように、編み方そのもので支えをつくる技術です。たびまるアーチでは、このテーピング編みを土踏まずから足首の内側にかけて施すことで、土踏まずを引き上げること、そして足首の安定を高めることを目指しています。外反扁平足では、土踏まずの低下だけでなく、足首まわりの不安定さも起こりやすくなります。そのため、単に土踏まずだけを見るのではなく、足首まで含めて支えることが大切だと考えています。このように、たびまるアーチには履きやすさ滑りにくさフィット感踵の安定土踏まずと足首のサポートといった複数の要素が、一足の中に込められています。小さな子ども用の靴下に、ここまで多くの機能と編み技術を落とし込むことは、決して簡単なことではありません。それでも、西垣靴下株式会社の技術があるからこそ、少しずつ形になってきています。たびまるアーチは、見た目は小さな一足ですが、その中には、未来を見据えた足育のための工夫がたくさん詰まっています。 もっと見る

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