
たびまるアーチは、ただの足袋型靴下ではありません。
たびまるアーチには、西垣靴下株式会社の磨き抜かれた編み技術が、ふんだんに注がれています。
小さな子どもの足を、日常の中で少しでも支えられるように、さまざまな工夫が一足の中に込められています。
今回は、注ぎ込まれた技術についてお伝えします。
まず一つ目は、3D編みです。
これは、指先を立体的に編み上げる技術です。
一般的な足袋型ソックスは平面的な作りになることもあり、指の間に詰まり感が出たり、履かせにくさにつながったりすることがあります。
一方で、たびまるアーチでは、指先部分を立体的に編むことで、指が入りやすく、フィットしやすい構造を目指しています。
また、この部分を見て「ほつれそう」「弱そう」と感じる方もいるかもしれません。
ですが、これは脆弱な部分ではなく、立体的に編み上げるための3D編み技術そのものです。
小さな足に、履きやすさとフィット感を両立させるための大切な工夫です。
二つ目は、編み込み滑り止めです。
これは、滑り止めを後から貼るのではなく、ゴム糸を生地に直接編み込む特殊な製法によるものです。
ゴム糸を編み込んでいるため、足と靴下がずれにくく、床と靴下の間でも自然な滑り止め効果を発揮します。
これにより、足元の一体感が高まり、無駄な力が入りにくくなります。
これに加えて、13〜15cmと16〜18cmのサイズのみ、足底面に外付けの滑り止めをつける予定です。
小さい子どもほど室内で過ごす時間も長く、床の上での安定性もより大切になるため、編み込み滑り止めに加えて、足底面の滑り止めも併用する形で検討しています。
三つ目は、踵のYヒールです。
踵部分をY字の立体構造で編むことで、踵を包み込むようなフィット感が生まれます。
これにより、踵のホールド感が高まり、脱げにくさにもつながります。
子どもの靴下は、動いているうちにズレたり、踵が合いにくかったりすることがありますが、このYヒールは、そうした履き心地の不安定さを減らすための工夫の一つです。
そして四つ目が、たびまるアーチの核になるテーピング編みです。
これは、まるでテーピングを巻くように、編み方そのもので支えをつくる技術です。
たびまるアーチでは、このテーピング編みを土踏まずから足首の内側にかけて施すことで、
土踏まずを引き上げること、そして足首の安定を高めることを目指しています。
外反扁平足では、土踏まずの低下だけでなく、足首まわりの不安定さも起こりやすくなります。
そのため、単に土踏まずだけを見るのではなく、足首まで含めて支えることが大切だと考えています。
このように、たびまるアーチには
履きやすさ
滑りにくさ
フィット感
踵の安定
土踏まずと足首のサポート
といった複数の要素が、一足の中に込められています。
小さな子ども用の靴下に、ここまで多くの機能と編み技術を落とし込むことは、決して簡単なことではありません。
それでも、西垣靴下株式会社の技術があるからこそ、少しずつ形になってきています。
たびまるアーチは、見た目は小さな一足ですが、
その中には、未来を見据えた足育のための工夫がたくさん詰まっています。



