
活動報告 Vol.15
「構造を動かすのは、結局“ひとりの現場の痛み”なんです。」
昨日、私は大きな構造の話を書きました。
透明性、循環、そして「社会OSを書き換える」という挑戦。
でも、その裏側には─
もっと静かで、もっと個人的で、誰にも届いていない現実があります。
今日は、そのもう一つの現実を書かせてください。
先日、ある義肢装具士の若い方から
こんなメッセージをいただきました。
「求人票だけでは会社の姿が見えません。
話を聞ける人もいなくて、正直すごく不安でした。」
この一言に、すべてが詰まっています。
■【ここに“空白”があります】
医療の採用には、
学生・学校・現場をつなぐ 中間の仕組みが存在しません。
その空白が生むのは、情報不足だけではありません。
孤立です。
■【新社会人の現実は、もっと深刻です】
ある若い義肢装具士の方は、
新卒で入社してすぐにこう言っていました。
社長が平気でプライバシーを詮索してくる。
人格を否定するような言葉を投げられる。
夜中まで働くのが“当たり前”。
体力がもたない。
でも─
誰にも相談できない。
逃げ場がない。
そして最後は、業界そのものを離れてしまう。
「義肢装具士は好きだった。でも“居場所”がなかったんです。」
誰も悪くありません。
しかし、
仕組みの空白は、人を確実に傷つける。
これが49.3%という離職率の本当の姿です。
■【そして、これは“小手先では絶対に変わらない”】
AIを入れたらよくなる、
便利な仕組みをひとつ増やせば解決する、
─そんな単純な話ではありません。
孤立も、痛みも、
人生を左右する選択も、
テクノロジーだけでは救えない。
だから私は、
信頼循環OSを「理想論」ではなく「現場からの必然」として作っています。
「見えないものを、見えるようにする。」
「声なき人に、声を届ける。」
「孤立した若手が、ひとりにならない仕組みをつくる。」
これが、OSを書き換えるという挑戦の出発点です。
■【構造を動かすのは、結局 “ひとりの痛み” です】
昨日の投稿で書いた構造は、
遠い未来の話ではありません。
それは、目の前の “ひとり” のためにあります。
ひとりの学生。
ひとりの新社会人。
ひとりの現場の声。
この“ひとり”を救うために構造を変える。
構造を変えるために、私は現場に行く。
明日もまた、静かに現場に向かいます。
そこにしか、答えはないと信じているからです。




