
活動報告 Vol.14
「医療から始まる──日本の「信頼循環OS」を実装する挑戦。いま、小さな“インパクト投資の芽”を育てたい。」
(※この投稿は、ジョブハッピーが目指す「思想の中核」を
今後ホームページに格納していくための“保存版ドキュメント”です。
CAMPFIREの皆さまには、初期から見守ってきてくださる方が多いため、
まずここに書庫として残すことにしました。)
■ 医療費「2兆円」が、本来たどり着くべき現場に届いていません。
本来は医療現場に戻るべきお金が、
人材紹介会社を介して医療の外側の株主へと流れ続けています。
年間 2兆円。
これは「静かに社会保障を弱らせる構造」です。
しかも、誰も明確に止めることができていない。
■ なぜ、この問題は何十年も解決されないのか?
理由は、医療そのものだけではありません。
もっと深い、社会システムの構造に根ざしています。
【1】“実行アピール”が評価され、検証が問われない
「やりました」「取り組んでいます」。
この“見せ方”が評価され、
“現場がどう変わったか” は問われない。
透明性がないまま、社会課題が「仕事」になってしまった。
【2】スケールが目的化し、現場が置き去りになる
規模を追うほど、医療現場の声は遠くなる。
「正しさ」より「スピード」が優先される。
【3】利益が“現場に戻らない”という決定的な欠陥
利益の出口が株主である限り、
現場に戻ってくるお金は限られる。
■ 私たちは、この「お金の流れ」を新しい循環に変えたい。
ジョブハッピーは
「透明性 × 循環 × 現場主義」
この3つを軸にしています。
■ ① 徹底的な「可視化」
私たちは、隠しません。
・離職率
・退学率
・求人票契約数
・都道府県別の医療空白
・資金の流れ
・実行した施策の効果
・変化が起きたかどうかの“検証結果”
協会や学校と連携し、
信頼できるデータでリアルタイムに公開します。
“やったフリ”では終わらせない。
「届いたか」「変わったか」を可視化する。
■ ② 利益は、すべて医療現場に還元します
私たちは上場を目指しません。
利益配当もしません。
第三者機関を交えた透明な基金を設立し、
教育・人材育成・地域医療へ全額再投資します。
これは短期リターンを求める事業ではありません。
医療の未来を守る「長期の循環モデル」です。
■ ③ 現場と共に歩き続けます
医療は慎重でなければならない領域。
だからこそ、急がず、誠実に、丁寧に。
既存の仕事を奪うのではなく、
ともに未来を創るパートナーでありたい。
信頼は積み重ねでしか生まれません。
だから私たちは現場に立ち続けます。
■ ここからが、今日どうしても伝えたい“次の話”です。
医療の問題は、実は「社会システム全体の問題」の縮図です。
利益最大化が優先され、
本当に解くべき課題が後回しになる。
この構造は、
・医療
・教育
・福祉
・地域創生
・子ども支援
あらゆる分野に存在しています。
つまり、
問題は“医療だけ”ではありません。
社会全体のOSに欠陥がある。
■ だからこそ、私たちは“新しいOS”を実装したい。
私たちはこれを 「信頼循環OS」 と呼んでいます。
・徹底した透明性が“信頼”を生み
・生まれた信頼が“循環”をつくり
・循環が“社会課題を解決する力”になる
ジョブハッピーは、
医療からこのOSを実装する最初のアプリケーションです。
■ いま、日本に「インパクト投資」という芽が出ています。
社会的リターンを重視し、必要な場所に資金を流す考え方。
欧米では成長していますが、
日本ではまだ“小さな小さな芽”です。
放っておけば枯れてしまうかもしれない。
でも育てば、社会の構造そのものを変える力がある。
私は─
この“インパクト投資の芽”を、医療から育てたい。
医療は社会保障の中心。
ここが変われば、日本は必ず変わる。
■ 社会全体のOSを、一緒に書き換えませんか。
いま私たちが必要としているのは、お金ではありません。
この構造の問題に気づき、
この新しいOSの可能性に共感し、
この挑戦の「目撃者」になってくださる仲間です。
もし心が少しでも動いたなら─
この文章を読んでいただけたことだけで十分です。
その“理解”が、
新しい社会の芽を守り、育てる力になります。
私たちは、この挑戦を必ずやり遂げます。
どうか見守ってください。



