300年、100体の「祈り」が崩れ始めています。 熊本の放牛石仏を、いま救いたい

300年前、父を失った一人の僧が祈りを込めて彫り続けた、熊本の放牛石仏。 その数は100体以上にのぼり、長い間、静かに人々を見守ってきました。 しかし今、風雨と地震にさらされ、いくつもの石仏が崩壊寸前の状態にあります。 この祈りを未来へつなぐため、石仏を守る「屋根」を贈る挑戦です。

現在の支援総額

35,000

5%

目標金額は700,000円

支援者数

6

募集終了まで残り

26

300年、100体の「祈り」が崩れ始めています。 熊本の放牛石仏を、いま救いたい

現在の支援総額

35,000

5%達成

あと 26

目標金額700,000

支援者数6

300年前、父を失った一人の僧が祈りを込めて彫り続けた、熊本の放牛石仏。 その数は100体以上にのぼり、長い間、静かに人々を見守ってきました。 しかし今、風雨と地震にさらされ、いくつもの石仏が崩壊寸前の状態にあります。 この祈りを未来へつなぐため、石仏を守る「屋根」を贈る挑戦です。

風化の危機 の付いた活動報告

現在、御堂(屋根)が設置されていない放牛石仏は、15体。そのすべてが、今も雨ざらしのまま、台風や長雨、強い日差しにさらされています。中でも、「86体目」と「8体目」の石仏は、劣化の進行があまりにも早く、表情、文字、輪郭が、日ごとに失われつつある状態です。このまま風雨にさらされ続ければ、“石仏なのかどうかさえ判別できない状態”に入ってしまう可能性も、決して誇張ではありません。一度失われた彫刻の表情や文字は、どんな技術をもってしても、二度と元には戻りません。今、ここで守らなければ、「間に合わなかった」という言葉だけが、未来に残ってしまう。それが、私たちがこのクラウドファンディングに踏み切った、最も大きな理由のひとつです。もちろん、すべての石仏を一度に守ることはできません。だからこそ私たちは、まず最も劣化の進んだ1〜2体を、最優先で守ることを今回の第一目標としました。この一歩が、残された13体、そして100体すべてへとつながる“最初の支点”になると信じています。繰り返しになりますが、すべてを一度に守ることはできません。だからこそ、今一体でも守るための一歩を、踏み出しました。どうか、この小さくも確かな一歩に、お力をお貸しいただけたら幸いです。「放牛石仏を守る会」正田


これまで私たちは、放牛石仏を「歴史文化財として多くの方に知ってもらうこと」を目的に、展示会や講演などの地道な活動を続けてきました。資金がないなりに、できることはすべてやってきたつもりです。しかし、現実は、私たちの想いよりも早く、厳しく進んでいました。雨、風、台風、地震。年々激しくなる自然災害の中で、石仏の風化は想像以上の速度で進行しています。ひび割れ、文字の消失、顔の崩れ。「このままでは、もう修復できない段階に入ってしまう」そう感じる場面が増えていきました。それでも、私たちはどうすることもできませんでした。なぜなら、放牛石仏は文化財指定を受けておらず、公的な補助も、修復支援も受けられない存在だからです。人の善意と手作業だけで300年守られてきた石仏。しかし今、その「善意」だけでは守れないところまで来てしまいました。正直な話ですが、私たちには、費用という大きな壁に“立ち向かう力”がありませんでした。そんな中で知ったのが、クラウドファンディングという方法です。「これなら、熊本の皆さんや全国の方に現状を知ってもらえるかもしれない」「もう一度だけ、石仏を守るために動けるかもしれない」私たちの年齢を考えても、後世に託すために動けるのは、今が“最後のチャンス”だと思いました。悩みました。迷いました。それでも、挑戦しないまま失われていく姿を見続けることだけは、どうしてもできませんでした。ただ、まっすぐにお願いしようと決めました。だから、今回の挑戦があります。これは「石仏のため」だけのプロジェクトではありません。300年続いた“祈りの記憶”を、次の世代へ手渡すための挑戦です。どうか、この現実を知ってください。そして、もし共感していただけたなら、あなたのお力を貸してください。放牛石仏を守る会 正田


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