2025/12/06 19:08

「脱施設と強制入院の廃止」をテーマにしたDPI日本会議の大会。精神科病院の隔離室に入っていた女性は「喉が渇いた。水をください」と言ったら、看護師から「トイレの水を汲んで」といわれ紙コップを渡され、ぐしゃぐしゃになるまで使っていた。
身体に障害のある女性たちが施設で風呂やトイレに入る時、男性職員の介助を受けている。女性に変えてほしいと頼んでも「人手不足」といわれる。これが医療、福祉といえるのか。なんとも情けない実情だ。
一方、障害のある人が施設や病院から出て、一人で自立して暮らしていくための支援も紹介された。長年、病院や施設にいたら、「自分で決める、行う」能力は退化してしまうだろう。だから、地域に出る時は不安がいっぱいだ。安心して地域で暮らせるようにするためのサポートは心強いものだった。これなら本人も家族も不安がないな、と感じた。





