拘束・薬多用の精神科病院から「地域で回復へ転換」を目指す全国シンポジウム実現へ

                       (ベルナルド・ジェイコブ氏資料より)精神科病院や刑務所に閉じ込めるのではなく、地域で暮らしながら回復していく支援ケアへ転換を目指すシンポジウムを展開しましょう!

現在の支援総額

607,500

15%

目標金額は3,900,000円

支援者数

49

募集終了まで残り

12

拘束・薬多用の精神科病院から「地域で回復へ転換」を目指す全国シンポジウム実現へ

現在の支援総額

607,500

15%達成

あと 12

目標金額3,900,000

支援者数49

                       (ベルナルド・ジェイコブ氏資料より)精神科病院や刑務所に閉じ込めるのではなく、地域で暮らしながら回復していく支援ケアへ転換を目指すシンポジウムを展開しましょう!

 「地域で回復へ大転換 薬多用・拘束でない精神医療」をテーマに精神疾患がある人の家族会「福井県精神保健福祉家族会連合会」で講演を行った。まず精神科薬物療法と身体拘束の問題点を話し、次にアウトリーチ(訪問支援)のACT(包括型地域生活支援)の可能性、最後に精神医療をどのような方法で改善していくか施策の私案を述べた。 家族からの質問や、講演後に行った分科会では、「薬の量が多すぎるが、どうやったら減らしてもらえるのか」が最も多かった。私は「処方薬の添付文書をネット検索して、副作用欄に書かれている内容と、お子さんらの症状(副作用)と一致するところに赤線を引いて担当医に見せ、この薬は多すぎると思うから減らしてほしい、とお願いしてください」と答えた。また注意点として、「統合失調症薬の抗精神病薬と、依存性が高いベンゾジアゼピン系の睡眠薬と抗不安薬は、体調をみながら少量ずつ減らしていかないと激しい離脱症状が出ることが多い。離脱症状を悪化したと思われ、薬を増量されることもあるので注意してください」と付け加えた。 添付文書は以下で検索 空欄に薬剤名を入力https://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html 参加した家族へのアンケート結果を送っていただいたので以下に張り付けます。〇和田明美氏の講演について1)とても良かった。7  2)まあまあ良かった。2 3)あまり良くなかった。0 (感想)・精神科医療の構造改革・制度改革に今後も啓蒙、活動していただきたい。国の制度改革につなげてください。・医者頼みで薬をありがたがる傾向が家にもある。貴重な指摘である。現状を踏まえたコメントは説得的である。医者の顔ばかり見ている点に反省した。・薬害の恐ろしさを知った。・薬について色々複雑であることが分かった。・薬の副作用の恐ろしさについて理解できた。・専門用語、QOLは生活の質、クールダウンは、落ち着かせるということが分かった。・病院での拘束について知って、任意入院の大切さがわかった。〇分科会について第1分科会・和田さんがおられたので、いろんなアドバイスが聞けて良かった。それぞれ有益な発表だった。・いろいろな活動について、これからのACTの進め方についての現状、病気で今の治療、治療方針について理解できた。(写真は福井県家族会会長さま提供 2025年10月26日撮影)


議員会館で医療観察法の課題について集会があった。医観法による入院はマスコミ報道によって、殺人など重大犯罪者が対象になると思われているが、必ずしもそうではない。窃盗を繰り返す人など軽微な違法行為でも病棟に閉じ込められるのが実態だ。警察が身柄拘束する時は逮捕状がない、刑事事件のように裁判で綿密な証拠の検証をすることはない、というのが少なくない。通りがかりの女性の胸を触った男性が強制わいせつ罪などに問われた件につき、私は家族から相談を受けている。警察は母親が買物に出た隙に玄関に踏み込み、男性を引きずり出して身柄拘束。逮捕令状がとられた痕跡はない。警察、検察は強制わいせつ罪だけでなく、女性を突き飛ばしてけがをさせたとした。男性はわいせつ罪は認めたが、突き飛ばしてけがをさせた覚えはないと一貫して否認。たった1日の数時間の審判で警察・検察の証拠資料の検証もなく、男性は即座に公立病院に入院となった。いま入院3年目。多剤大量の向精神薬によって体の中に虫がはっているような感覚があるアカシジアという典型的な副作用があり、「虫を追い出す」といって毎日大量の甘い飲み物や水を飲んでいる。身長175センチ50キロ台だった男性が100キロになり、太りすぎで捻挫をしやすく、高脂血症に罹患した。多すぎる睡眠薬により昼間も居眠りしてしまうので、院内のプログラムに参加できない、という。薬を減らしてほしい、退院させてほしいと何度も懇願しているが、担当医は減薬に応じず、院外からのセカンドオピオンも半年以上拒否し続け、「クロザピンと電気ショックをやらせれば退院できる」の一点張りだ。男性も両親もクロザピンを拒否しているので3年以上、平行線となっている。この男性は過去にも2回医療観察法の入院となったが発達障害の診断となり「治療反応性がない」として退院させられている。このように医療観察法は、司法手続きも、病院の「治療」も相当問題がある。法の建付けと、クロザピン治療がマニュアルとなっている診療報酬制度に問題があると私は考えている。


東京TSネットのセミナー「医療観察法とはナニモノか」に参加した。多摩あおば病院の中島直院長が現場から課題を報告した。申立から決定まで事実関係の検討の不徹底▽医療観察法による入院は、一般の精神科入院と比較して入院長期化▽医療や行政側スタッフは一般精神科と比較して多いが、カンファレンスが怠惰。3か月前から誰も何もしていないことが日常茶飯事ーーなど実態が述べられた。中島院長の話は、私がこれまで取材や相談で見聞きしてきたことと、ほぼ同じ内容であり、本来この法が目指すものとして設定された「社会復帰のための治療」があまり機能していないのだろうと感じられた。私は医療観察法の入院を経験した本人から「自分はモルモットみたいだった」という言葉を聞いている。この法に関わる精神科医からの指摘は極めて重要であり、業界内部からも真剣な議論が起こることを期待したい。


「脱施設と強制入院の廃止」をテーマにしたDPI日本会議の大会。精神科病院の隔離室に入っていた女性は「喉が渇いた。水をください」と言ったら、看護師から「トイレの水を汲んで」といわれ紙コップを渡され、ぐしゃぐしゃになるまで使っていた。 身体に障害のある女性たちが施設で風呂やトイレに入る時、男性職員の介助を受けている。女性に変えてほしいと頼んでも「人手不足」といわれる。これが医療、福祉といえるのか。なんとも情けない実情だ。 一方、障害のある人が施設や病院から出て、一人で自立して暮らしていくための支援も紹介された。長年、病院や施設にいたら、「自分で決める、行う」能力は退化してしまうだろう。だから、地域に出る時は不安がいっぱいだ。安心して地域で暮らせるようにするためのサポートは心強いものだった。これなら本人も家族も不安がないな、と感じた。


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