

初めまして。赤石理人と申します。
私は生まれつきの難病「脊髄性筋萎縮症」の当事者で、現在は首から上と右手が数センチしか動かすことができません 。
10年間の入院生活を経て、大学卒業後はクリエイティブ制作やバリアフリーメディアの事業責任者を務めてきました 。
現在はシステム開発を手掛ける会社の執行役員として、ITを活用した業務効率化支援や営業活動を行っています。
私がビジネスの世界にこだわる理由は、障害を理由に人生における選択肢が圧倒的に少なかったからです。
たくさんの選択肢から自分で人生を選択して、自分らしく生きていけると証明するために、PC1台でビジネスをスタートしました。
この度、株式会社ケア・イノベートを設立し、私と同じような重度障害者の人生の夢や目標を叶えることに特化した、全く新しい形の訪問介護事業所を福岡の地で立ち上げます。
加えて、福祉業界の抱える課題を、利用者の視点と、事業運営を革新する仕組み(ITの活用含む)の両面から向き合い、業界に革命(イノベート)を起こすことが当プロジェクトの目的です。


プロジェクトのきっかけは、入院時代に経験した絶望感でした。
8歳から入院生活が始まり、患者さんは隣接する特別支援学校を卒業すると、生涯を病院の中で暮らす。そんな環境に私もいました。 実際、私が暮らした10年間の入院生活の中で、退院した患者さんは、私1人だけでした。
入院中、同級生が学校帰りにコンビニに行っている姿や、休日にカラオケに行っている姿がとても羨ましかった。
彼らが高校受験で一喜一憂している時も、退院の前例がないことが理由で挑戦すらできず、ただ外から眺めていることしかできない。
自分の力ではどうしようもない社会の壁が確かにあり、初めて障がい者である現実を突きつけられた瞬間でした。
しかし、1番の壁は、当事者自身が抱く「諦めるクセ」です。
私たちは、決して諦めたいわけではありません。
夢や目標を持っても、支える環境や前例がないなど、本人の努力だけでは叶わないことが、私たちの人生にはたくさんあります。
私も退院できないという現実を直視するのが怖く、家族と暮らしたい、社会に出て存在価値を感じたい、働きたい、という自分の願望を押し殺していました。
「できない」という現実を突きつけ続けられることは、とても残酷で辛い経験なのです。
人生の選択肢がないことで、願望を持つことが絶望へと変わる。
だから、自分自身を守るために自然と諦めることが身についてしまう空気感がありました。
実際に、障害当事者48人にアンケートをとったところ、夢や目標を諦めなければならなかった方は全体の約7割にも及びました。

また夢の実現をサポートするためには「計画や悩みを話せる相談相手」が最も求められています。

私と同じような、障害を理由に人生を諦める経験をする方を1人でも減らしたい。
その大きな一歩として、人生の選択肢を得る上で土台となる「暮らし」から変えていきます。
重度障害者の在宅での生活を支援する訪問介護事業所を設立いたします。

「障害がある方の話だ」と、今はそう思われるかもしれません。
ですが、交通事故や脳卒中、がん、ALS、認知症 …誰もが、ある日突然、介護を必要とする側になる可能性があります。
そして高齢化が進む中で、多くの方がいずれ福祉サービスを利用することになるはずです。
その時、私たちの社会はどうなっているでしょうか?

厚生労働省の統計によると、2040年までに約57万人の介護人材が不足すると言われています。
想像してみてください。
もし、あなたや、あなたの大切な家族が介護を必要とした時、深刻な人手不足で、誰も助けに来てくれないとしたら。
限られた介護資源では、一人ひとりの希望に寄り添ったケアはできず、外出の自由、働く自由、夢を追いかける自由が奪われる。
それは、ただ「生きている」のではなく、「生かされている」だけの毎日です。
私は、夢や目標を持つこと自体が絶望へと変わるその苦しさを、当事者として身をもって知っています。
だからこそ、「諦めるのが当たり前」な社会がすぐそこまで来ているこの現実を、絶対に諦めたくないのです。

「ただ命をつなぐだけの『生かされる毎日』か。夢を追いかけられる『人間らしい人生』か。」
多くの介護現場では、ヘルパーが疲弊し、次々と辞めていく「離職の連鎖」が起きています。
さらに、介護人材が枯渇していくこれからの日本で、今のままの非効率な業界構造が続けば、私たちのような重度障害者や高齢者は、間違いなく前者を強いられることになります。
私は、自分自身と、これからの社会のために、「限られた人材でも、一人ひとりに深く寄り添える新しい介護のモデル」を確立しなければなりません。
そのために必要なのが、「利用者の視点」に基づいた本当に必要なケアの追求と、それを支える「ITを活用した事業運営の革新」です。
テクノロジーを駆使して「離職の連鎖」を断ち切り、ヘルパーが長く、幸せに働き続けられる環境を作る。そうして初めて、私たちは安心して夢を描くことができるのです。
誰もが「人生を諦めなくていい社会」を、精神論ではなく、強固なビジネスモデルとして実現する。
私たちは「ケア(介護)をイノベート(革新)する」という社名の通り、福祉の新しい当たり前を、人生を諦めなくて良い未来を、この福岡から創り上げます。

今回のクラウドファンディングで皆様からいただく300万円は、重度障害者の夢を支える訪問介護事業所の「開業資金」として、大切に使わせていただきます。
精神論ではなく、ITと仕組みで「人が辞めない」持続可能な福祉モデルを確立するために、以下の用途に充てさせていただきます。
① 最高の仲間を集める「採用・教育費」:150万円
夢の実現には、高いスキルと想いを持ったヘルパーが不可欠です。情熱ある人材の採用活動費と、最高の伴走者になってもらうための専門研修費用(ITツール導入含む)に充てさせていただきます。
② 必要な人に届ける「広報・活動費」:50万円
夢を諦めてしまっている当事者に「もう諦めなくていい」という希望を届けるため、講演会の開催費用や、事業所のウェブサイト制作費として活用します。
③ 夢への挑戦を支える「設備・車両費」:100万円
安全な外出を叶えるための介護車両やスロープ、など、夢への挑戦を物理的に支える専門機材の導入費用に充てさせていただきます。


最後に、私の先輩の話をさせてください。
8歳で一人ぼっちだった私を、いつも励ましてくれた同室の先輩がいました。
彼と一緒にゲームをしたりと、次第に入院生活も楽しくなり、外出の計画も一緒に立ててくれる、そんな僕にとってはお兄ちゃんのような存在でした。
私が退院してから「まあくんの生活いいよな」という彼に退院を勧め、1年以上悩んだ末に1人暮らしを決断しました。
しかし、人手不足を理由に、彼を受け入れてくれる訪問介護事業所がなく、次第に病気が進行し、叶わぬ夢となりました。
僕の心に突き刺さったのは、激しい後悔です。
叶わない夢を見せて、彼を余計に絶望させてしまったんじゃないかと。
亡くなる直前に彼はこう言ってくれました。
「確かに夢が叶わなかったことは悔しい。それでも、退院に向けて動けて、夢を描けて、本当に良かった」
彼は、夢が叶うかどうかではなく、「夢を描けたこと」そのものに、希望を見出してくれていたのです。
だから今度こそ、真正面から。同じ境遇の方が、安心して夢を描き、挑戦できる環境を、私自身の手で創ると誓いました。
福岡の地で「どんなに重い障害があっても夢に挑戦でき、それを支える人たちも輝ける」という前例が生まれれば、その希望は、必ず全国へと広がっていくと信じています。
「諦めるしかなかった人生」から、「夢に挑戦できる人生」へ。
その大きな変化の、最初の一歩を、ここ福岡から、あなたと一緒に生み出したいのです。
この挑戦は、私一人の物語ではありません。この記事を読んで、少しでも心を動かしてくださったあなたの物語でもあります。
どうか、私たちと一緒に、誰かの人生で最も輝く瞬間をつくる、そして福祉の未来を変える挑戦をする仲間になってくれませんか?
みなさんの温かい応援を、心からお待ちしています。


赤石くんが独立して1年目の時に出会い、彼のヒト・モノ・コトへの向き合い方は私自身も刺激をうけ、姿勢を正されていた気がします。
赤石くんと出会い、一緒に何かした人はこう僕にいいます。「彼を見ていると自分ももっと向き合わないと」「彼が自分を、私を成長させてくれるんです」
そんな多くの人に影響を与えてきた彼が、さらなる挑戦をすると聞いた時、心が震えました。
彼がこれから行う事業を挑戦を、夢を、一緒に応援しませんか?
そして、「諦めるしかなかった人生」から、「夢に挑戦できる人生」という選択ができる世の中に変えませんか?

赤石君との出会いは、僕の人生を大きく変えてくれました。
重度の身体障害があっても、笑顔も姿勢も意欲も、そして人への感謝や貢献の心も、どれ一つ欠けることがありません。
会うたびに「人としてどう在るべきか」を教えてくれる、心から尊敬する起業家であり、大切な友人です。どんな人にも元気と勇気を与えてしまう、不思議な力を持っています。
今回、赤石君が立ち上げる“重度障害者の夢を叶える訪問介護事業所”は、彼自身の人生そのものから生まれた挑戦です。
彼なら必ず、多くの人の未来を照らす場所をつくってくれると信じています。心から、この挑戦を応援します!

赤石さんの挑戦を知ったとき、ただの福祉の話ではなく、「人がどう生きるか」という問いを突きつけられたような感覚がありました。
今回の取り組みは、まさに“障害が夢を諦める理由にはならない”ということを、赤石さん自身の生き方で示してくれています。
今は彼の行動が特別に見えてしまうかもしれません。けれど、今回の挑戦が、いつかそれが当たり前になる日につながると感じます。
だからこそ、この挑戦を素直に応援したいと思いました。
「諦めるしかなかった人生」から「夢に挑戦できる人生」へ。
その道を切り開こうとする姿は、ケアを必要とする人たちはもちろん、多くの当事者や家族にとって大きな希望になるはずです。
赤石さんが描く未来を、一緒に支えていきましょう。

赤石くんとは友人の紹介で3年前に知り合いました。当時は赤石くんは23歳くらいかな?
先天性の重度身体障害者であり、通常はずーっと病院暮らしが普通。
そんな彼がめちゃくちゃ努力して一人暮らしして大学進学して、ライターとして仕事をするという言葉を聞いた時「あー、ヤベェ奴いる」と思いました。
それから私の運営する事業主が毎月200人学ぶ「あきらめない経営塾」にも広島からオンライン参加して、健常者の事業主と共に学ぶ姿から、彼を重度身体障害者ということは忘れていきました。
1人の未来に挑戦する若者と思ってるからです。
厳しいことも伝えましたが、彼は素直に全て実行します。
電動車椅子で日本中のいろんな場所に人に会いに行ったり、なんなら電動車椅子で飛び込み営業とかもやってました。
そんなん反則でしょ!彼に飛び込み営業されたら断れないし。ある意味「赤石くん、もうズルいわ!」とすら思ってます!笑
「身体はほぼ動かないのに、日本中どこでも動きまくる人」と名づけたこともありました!笑
そんな彼は今は当塾でもいろんな経営者がいる中で彼はしっかりと存在感を発揮して価値提供してるし、彼の人間性を理解して彼のサービスのお客様になってくれた人も多数います。
なんなら今は当塾の運営メンバーにもなりオンライン参加ではなく、毎月香川に新幹線乗ってリアルにやってきて仕事を手伝ってくれてます。
もう彼の行動力や姿勢は僕も毎回刺激もらってます。
それが周りの刺激にもなる。
だってしんどい時、彼から「飯間さん身体動きますよね?」と言われたら、何も言えないし、赤石くん、動きまくっとるし、、と思えるから!笑
そんな彼がまた新しい挑戦をする。
このクラファンを見た時、「あっ、そやそや、障害あったんや赤石くんは」と思い出しました!笑
それを見せない姿はかっこいいけど現実問題で大変なことはある!
またそこを改善しようと挑戦している彼の姿はどこまでも「かっこいい」です!!
だからみなさん、不屈の挑戦者であり行動者の赤石くんを応援してあげてください。
この応援はシンプルに赤石くんの応援のためにお金を出すだけでなく、自分の心にも不屈の挑戦力と行動力が得られることに繋がると思います。
健常者も大変なことは人生に沢山やってくるけど、赤石くんと共にそんなの言い訳にせず最高の人生やり切っちゃいましょう!

2026年1月31日:クラウドファンディング終了
2026年3月中旬:法人設立
2026年3月下旬:物件契約・備品及び必要機材の購入
2026年4月中旬:事業所の指定申請書を福岡市へ提出
2026年5月上旬:採用・広報活動
2026年6月1日:「訪問介護事業所ケア・イノベート博多(仮)」開業
最新の活動報告
もっと見る
指先数センチの自由から、福祉の革命を初めます。
2025/12/13 00:458時間前、震える指先で「公開ボタン」をクリックしました。私は右手の指先がほんの数センチしか動きません。でも、この数センチの自由があれば、世界と繋がり、今こうしてみなさんと会うことができています。初めまして。赤石理人と申します。私は生まれつき「脊髄性筋萎縮症」という進行性の難病を抱えています。首から上と右手の指先が数センチしか動かず、生まれてから歩いたこともありません。8歳から10年間を病院で過ごし、退院の前例がない中で、何度も壁にぶつかってきました。「どうせ無理」そんな諦めの言葉が、周りにも、私自身にも染み付いていました。いや、諦めることが自分を守る唯一の方法だったのです。夢を描けば、自分では変えられない現実を突きつけられる。だから、夢を描くこと自体を諦めるしかなかった。私は、一人暮らしや進学、個人事業主を経て、現在はIT領域の営業を行っています。今なら思うんです。障害があるから夢を諦めるんじゃない。夢を描いて叶える仕組みと環境がないから諦めるということに。だから、福祉に革命を起こすことを決めました。重度な障害があっても、当たり前に「友達の結婚式に行きたい」「ディズニーにいきたい」「海で泳ぎたい」と口に出せる環境を創ります。選択肢のない社会を変えていきます。どうか、私たちと一緒に福祉に革命を起こす仲間になってください。みなさんからの、熱い熱い応援をお待ちしております。 もっと見る






コメント
もっと見る