
こんにちは。ヘゼリヒプラインです。
今日は、作品に込められた想いをより身近に感じていただけるよう、2つの手織り作品をご紹介します。
テーマは、機織りの世界に息づく「偶然の産物」と「構想の具現」。人の手が生み出すものだからこそ生まれる、不思議な美しさについてお伝えします。
まずは、「GEZELLIGマフラー(GSAー001)」。
2本の緯糸(よこいと)を交互に、隙間なく打ち込むことで、表面が畳の目のように緯糸だけで覆われる「畳織(たたみおり)」という技法で織り上げられた色鮮やかなマフラーです。
作者はこの作品について、「糸棚に残っている糸を使って、適当に色を組み合わせながら織りました」と語っています。(「適当」は、本人が照れ隠しのようにいつも口にする言葉です。笑)
ところが、その“適当さ”が、思いがけない魅力を生みました。ユニークな選色を規則的に変化させたことで、作者自身も予想していなかった、可愛らしい模様が現れたのです。
狙わずして現れる「偶然の産物」との出会いは、手織りならではの魅力の一つ。
既成概念を軽やかに飛び越えるような新鮮さを感じるこの柄を、今回はマフラーという形にしました。今後は、他の小物にも応用し、新たなラインナップとして展開することも検討しています。
続いては、「GEZELLIGストール(GMB-010)」。

やわらかく、ほのかな透け感が美しい、春夏にぴったりの一枚です。
こちらは対照的に、はっきりとしたイメージから生まれた作品。作者は「フィギュアスケートの衣装からイメージを膨らませて織りました」と話します。
完成形を想像して、頭の中で設計図を描き、経糸(たていと)をセットする。このストールはまさに「構想の具現」と呼べる作品です。水面に波紋が広がるようなイメージを、布の中に落とし込んでいます。
でも、実はこの作品にも偶然が忍び込んでいるのです。
織り上がったあとに行う「縮絨(しゅくじゅう)」という工程では、布を一度ぬるま湯に浸して乾かすことで、意図的に縮ませます。その過程で、ゆったりと入っていた緯糸が自然に動き、均一ではない、柔らかな波模様が交差するように浮かび上がりました。

計算された美しさと、偶然がもたらす予想外の表情。
どちらも、とても私たちの工房らしい作品です。
作者たちが真摯に挑戦を重ねるなかで生まれる、一期一会の作品。
その一つひとつに触れるたび、私たちスタッフも心地よい刺激をもらっています。
今回ご紹介した作品は、公式オンラインストア「shop GEZELLIG」で販売中です。もちろん1点ものですので、お買い求めはお早めに。売り切れの際はご容赦くださいね。
▼GEZELLIGマフラー(GSAー001)
https://gezellig.shop/items/691fd89e22d856000148fed8
▼GEZELLIGストール(GMB-010)
https://gezellig.shop/items/691fd83a22d856000148fe90





