
2年前の1月、23年間一緒に暮らした愛猫を亡くしました。
彼女は三毛の“お姉さん猫”で、娘より1歳年上でした。
もともとは、妻が少し精神的に疲れていた頃に引き取った猫でした。その時点で生後約2週間。気づけば、家族の中心的な存在になっていました。
思い出の写真は数百枚あります。しかし、彼女が20歳を過ぎた頃、ふと気づきました。「亡くなったあとでは、作りたくても作れないだろうな」と。そこで生前に1枚の写真を選び、時間をかけてフォトフレームを作りました。
急ぐ必要はありませんでした。
時間をかけ、向き合い、その時間を形にしたかったのです。
結果として、そのフォトフレームは亡くなった後、大きな支えとなりました。悲しみは消えませんが、目に見える場所にあることで、心の拠り所が生まれました。
スマホの中の写真とは違い、フォトフレームは日常生活の中に存在します。何度も目に入りますが、何も語らず、ただ「そこにいる」のです。
この経験から、意味のある写真は単なる画像としてではなく、「置き、感じられる形」で届けるべきだと気づきました。
大切な写真を形にすることで、心の“器”を作ることができます。それが、このSPF(ストーリーフォトフレーム)です。
ウクライナから避難された方々にとっても、大切な写真は同じように、日常生活の支えとなるはずだと信じています。



