【マジメな毎日に、ひとさじのパンクを】DIY作家が人生を懸けた小説の増刷を応援!

<40代おっさんの無様なチャレンジ>小説本文はもちろん表紙デザインや版下データまで自分でつくるDIY作家「児玉ロウ」。初のヒット作品『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』の増刷(第2刷)を応援

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第3回『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』

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 随分昔のことだし、潰れちまってる可能性だって低くはないだろうが、まあ、なきゃないでいいんだよ。別にそこで飯食う事に大した意味もねえっつうか、単にノリで言ってるだけなんだから。

 で、駅にくっついてるバス乗り場に行って、百貨店帰りらしい上品なナリの婆ちゃんにベンチの席を譲ったり、停留所のそばの喫煙所でタバコを吸ったりしながら、バスを待った。

 俺の生まれ育った町までは二十分くらい。ノロノロ運転のバスでそれくらいだから、まあ、そこまでの距離じゃあねえ。

 しばらくしてバスが来て、酔っぱらい四十男四名、仲良く最後列に陣取った。

 久々に乗ったバスは、窓がでっかくてテンションが上がる。まるで透明な箱が浮きながら移動してるみたいで、いつも見ている街の景色もどっか違って見えてさ、妙に楽しくなってくる。

 バス乗り場でベンチを譲ってやった婆ちゃんも乗ってたんだが、ガキみてえにはしゃぐ俺たちをどう思ったのか、降りる前にわざわざ俺らの所まで来て、一人一つずつ、飴くれたよ。たぶん何日も前から鞄の中に入ってたんだろう、溶けかけててフィルムがベッタベタになってたけど、ありがたくいただいた。

 婆ちゃんはバスを降り、そして外から俺らに向かって手を振ってくれた。もちろん俺らも振り返した。タカなんてバスが出発してからもバックガラスに張り付いて婆ちゃん見えなくなるまでずっと振ってたな。マジで小学生から脳みそが発達してねえんじゃねえかって、俺、真面目に不安になったよ。だって、四十三だぜ。初老だぜ。

 まあそんなこんなで俺たちはバスの旅を楽しみ、やがて目的のバス停に到着したわけさ。

〜第4回に続く〜

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本日はここまでです。

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それでは、また明日。

児玉ロウ

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