【マジメな毎日に、ひとさじのパンクを】DIY作家が人生を懸けた小説の増刷を応援!

<40代おっさんの無様なチャレンジ>小説本文はもちろん表紙デザインや版下データまで自分でつくるDIY作家「児玉ロウ」。初のヒット作品『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』の増刷(第2刷)を応援

現在の支援総額

828,488

138%

目標金額は600,000円

支援者数

125

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2026/02/21に募集を開始し、 125人の支援により 828,488円の資金を集め、 2026/03/31に募集を終了しました

【マジメな毎日に、ひとさじのパンクを】DIY作家が人生を懸けた小説の増刷を応援!

現在の支援総額

828,488

138%達成

終了

目標金額600,000

支援者数125

このプロジェクトは、2026/02/21に募集を開始し、 125人の支援により 828,488円の資金を集め、 2026/03/31に募集を終了しました

<40代おっさんの無様なチャレンジ>小説本文はもちろん表紙デザインや版下データまで自分でつくるDIY作家「児玉ロウ」。初のヒット作品『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』の増刷(第2刷)を応援

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【毎日更新】第28回『LOVE IS [NOT] DEAD.〜おやじパンクス、恋をする〜』

 間違いなかった。 

 そこに居たのは間違いなく、当時の俺の数少ない友達、ずっとあのレストランからのぞき見てたあの彼女、あの夕焼けの日、臭えドブ川沿いの道路で一度だけ話した、彼女だったんだ。

「ああ……」

 俺の口から、情けない溜息が漏れた。情けねえ上にキモい溜息だ。まるでアイドルに恋するオタクみたいな。

 だけど彼女は嫌がったりしなかった。

 むしろ、それまでの厳しい表情——そりゃそうだ、突然涼介みたいな輩に突撃されたら誰だってこんな顔になる——がみるみる和らいで、皺の浮きかけた、だけど四十代にはとても見えねえ柔らかそうな頬を緩めて、パッと笑ったんだよ。

 今度は溜息どころか、一発でイッちまいそうな笑顔だった。

 ただ呆然と彼女を見ているだけの俺——ヨダレくらいは出てたかもしれねえ——に、彼女はやがて耐え切れないといった感じでプッと吹き出すと「なあに、それ」と俺の頭を指差した。

「え、何が?」

 俺は思わず頭をゴリゴリと撫で回した。

 先週床屋で刈ったばかりだから左右の毛もジョリジョリと気持ちがよく、自慢のモヒカン——オレンジ色に染めたトサカ——は滑らかにウェーブし、吹き込んでくる風に揺られている。

 俺はこの髪型をこよなく愛しているし、今はこれ以外のスタイルなんて考えられねえ(まあ、実際のとこ三ヶ月前までは腰に届くくらいのロン毛で、同じように「これ以外のスタイルは考えられねえ!」って言い張ってたんだけどな)。

 でも、とはいえ、そうだよな。こりゃどう考えても「一般的」なヘアスタイルじゃねえし、驚くのも無理ねえよ。

 しかも、彼女の知っている俺ときたら、あの真面目な、暗い、いつも俯いて長い前髪で顔を隠してるようなヘタれたガキなんだ。あれから三十年経ってるったって、俺がこんな髪型してるなんて夢にも思わなかったんだろう。

〜第29回に続く〜


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本日はここまでです。

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また、今回のプロジェクトでは、限定青カバー版(100冊限定)やオリジナルステッカー及びバッジ、著者と小説の舞台となったBARで飲む交流枠など、様々なリターンを用意させていただいています。ぜひチェックいただき、ご支援いただけますと幸いです。

それでは、また明日。

児玉ロウ

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