
【一人】
今日から一人で販売することになった。
昨日まで一緒に販売してくれていたBちゃんは、
前回のブックフェアで採用したスタッフで、
真面目な性格の子だった。
前回のブックフェアの時に
「継続して働きたい」と言ってくれたこともあり、
今回のブックフェアでも仕事をお願いすることにしたのだ。
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前回のブックフェアは人通りも多く、
お店の立地も良くて、
あまり呼び込みをしなくても、
自然とお客さんが足を止めてくれる環境だったが、
今回のシラチャでのブックフェアは、
人通りが少なく、
こちらから積極的に声をかけ、
接客をしていく必要がある現場だった。
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残念ながら、
販売力が試される今回の現場では、
彼女の真面目で、おとなしい性格が、
うまく噛み合わなくて。
道行くお客さんへの声掛けが難しく、
緊張から笑顔も作れなくなり、
お客さんに素通りされるたびに、
表情がこわばっていくのが分かった。
私もサポートに入りながら続けてきたが、
先日、私が体調を崩して倒れ、
彼女一人で店番をした日。
お店の売り上げは、ほぼ0バーツという結果で終わった。
もちろん、
それは彼女のせいではないし、
倒れて、Bちゃんを一人で店番させた私の責任だと思っている。
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その後、
「これからどうやって販売を改善していこうか、一緒に考えよう」
と改めてBちゃんに提案した。
しかし、
彼女にとって販売という仕事は、
すでに強いストレスとプレッシャーになっていたようで、
彼女の方から
「仕事を続けるのは難しい」
という申し出があった。
そして、
彼女は地元へと帰っていった。
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もちろん、
Bちゃんが途中で仕事をやめる形になってしまったことは、
とても残念だった。
でも、同時に、
仕方がなかったのかもしれない、
とも思っている。
残酷かもしれないけれど、
仕事には向き不向きがある。
今回それを見極められず、
彼女の続投を決めた私の判断が甘かった。
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人を見極める目。
人を育てる力。
人のやる気を引き出す声かけ。
まだまだ修行が足りない。
どうか、
Bちゃんの新しい仕事が、
良いスタートを切れますように。
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クラウドファンディング
残り72日です。
まだページをご覧になっていない方、
お忙しい中とは思いますが、
ぜひ一度、目を通していただけたらうれしいです。
また、大変恐縮ではありますが、
可能な範囲でご支援をいただけましたら幸いです。
最後の最後まで、
全力でやり切ります。
前田ゆうき



