映像作家に楽曲に関する意見をもらい
シンガーソングライターが
アニメーションの指示を出す。
プライドを持って芸術をしているもの同士が
喧嘩を恐れず踏み込んだ
コミュニケーションを交わす。
人生で初めての経験。
あーでもないこーでもないを
繰り返しながらも
お互いが納得できるまで諦めない。
お互いの芸術が間違いなく
相乗効果を生み出すことは
「女學生日誌」で実証されている。
「この楽器の音は青っぽいから
別の楽器で赤系の雰囲気に変えよう」
「この歌詞はアニメーションで表現できるから
もっと思い切り言葉を選んでもいい。」
入念な下準備の積み重ねと
打開策の選択肢、
幾つものイメージを提示しながら
3分半という限られた時間のなかで
本当に必要なものだけを残していく。
お互いがイメージする完成系が
聴覚、視覚的にもある程度
共通認識としてあることに毎回驚く。
驚くほど抽象的な言葉ばかりでも
「そういうことか」
となるのはたそやマロさんだけである。
違う土俵で戦っている同士で
この段階を踏めるのは
本当に奇跡としか言いようがない。



