はじめに...まず、この記事に目を通してくださっているあなたに、心から感謝を伝えたいです。世の中にはこれほど情報が溢れていて、みんなそれぞれ「興味があること」しか見ない時代です。そもそも文章なんて読まない、動画の方が好きだという方も多いでしょう。そんな中で、どこの誰かもわからない男が「地元の町で映画を撮る」という内容の記事を、スルーせずに読んでくださっている。それだけで、本当にありがとうございます。……とは言いつつ、「一人でも多くの人に、この挑戦を知ってもらいたい」という強烈なエゴが自分の中にあるのも、また事実です。香椎を過ぎて、黒崎へ僕は今、東京から福岡空港に着き、博多駅を経て実家のある黒崎へと向かう電車の中にいます。ついさっき香椎駅を過ぎました。僕は降りないので、電車は次の駅へと動いていきます。この道中から、映画の進捗や僕自身の心境を書いていこうと決めました。実は、周りからは「映画のクラウドファンディングが1月から始まっているのに、SNSを更新しなさすぎだ」と、ずっと言われ続けているんです。「誰が読んでるんだ?」という違和感正直に言えば、僕はSNSで発信することがずっと苦手でした。10〜15年ほど前は、ブログも書いていたんです。でも、続けていくうちに、ある違和感が膨らんでいきました。「ちょっと待て……これ、一体誰が読んでるんだ?」誰かが読んでくれている実感が持てず、かといって自分のために書くという気持ちにもなれず、ある時、パタリと書くのをやめてしまいました。それ以来、SNSは事務的な告知をたまにするだけの場所になりました。でも、今。地元・黒崎で長編映画を撮ると決めた今。「この想いだけは、届けなきゃいけないんじゃないか」と、自分が自分にそう問いかけてくるのです。東京での日々、そして地元の記憶僕はこれまで、主に役者として活動してきました。仕事のついでに北九州へ戻ることもありましたが、それも1年に1回、あるいは2年に1回。その時々の経済状況と相談しながら、やっとの思いで帰るような時期もありました。でも、東京でどんな生活をしていても、ふとした瞬間に思い出されるのは地元の風景や、当時出会った人たちの顔でした。久々に歩く黒崎、特に熊手商店街のあたりは「テナント募集」の文字が目立ち、シャッターが閉まった店も増えています。それを見て、「寂しい」と嘆くだけでいいのか?誰かが何かをやってくれるのを待つのか?いや、違う。「だったら、俺がやる」そう、腹を括りました。登場人物に投影した「行き場のない気持ち」今回の映画『遠くへ〜キタキューラプソディ』に登場するのは、どこか行き場のない気持ちを抱えた人たちです。• 吃音を抱え、教室で息苦しさを感じている中学生の翔。• 東京でくすぶっている売れない俳優の叔父・柊二。実は、僕自身がずっと「行き場のない気持ち」を抱えて生きてきました。だからこそ、この作品を作りたいのだと思います。登場するキャラクターたちには、間違いなく僕自身の断片が投影されています。不器用な家族が、黒崎という街で、音楽や人との出会いを通して少しずつ変わっていく。描きたいのは、派手な奇跡ではありません。**「あってもおかしくない、小さな変化」**です。〜23:05、僕たちの物語が始まる〜この映画は、僕の原点であり、これから先の5年、10年を見据えた第一歩です。いつか、黒崎の商店街にスクリーンを立てて「黒崎商店街映画祭」を開きたい。そんな夢の、いちばん最初の“種”として、この映画を撮ります。SNSが苦手だなんて言っている場合じゃない。この不器用な挑戦の過程を、泥臭い部分も含めて、できるだけオープンに綴っていこうと思います。電車はあと少しで、23:05、黒崎駅に着きます。黒崎に縁がある方、映画が好きな方、あるいは「何かを始めたい」ともがいている方。どこか一行でも、あなたの心にひっかかるものがあったら嬉しいです。よかったら、一緒に見守ってください。そしていつか、スクリーンの前でお会いしましょう。※支援者限定記事に関しましては、またこれから投稿していきます。よろしくお願い致します。監督・脚本 犬塚俊輔#映画#北九州#黒崎#遠くへキタキューラプソディ#犬塚俊輔#クラウドファンディング#映画制作#商店街#役者





