
クマ愛護団体の人たちはよく、「駆除だけでは解決しない」と言います。
その通りです。
愛護団体などの人たちは、都道府県や自治体のクマ対策が「クマを駆除するだけ」のように思っているかもしれませんが、いま全国で取り組まれている対策の中心は「ゾーニング管理」、別の言葉で言うと「すみわけ」です。
ゾーニングとは、人間の生活域とクマの生活域を分けて、その間に緩衝地帯を設けて、そこにクマが出て来ないように様々な対策をすることです。
もちろん、人間とクマが協定を結ぶことはできないので、人間の側が様々な対策をすることが必要で、その一つとして管理捕獲があるわけです。
北秋田市では、市域を「市街地型モデル」と「集落型モデル」に分けて、これまでの取り組みを強化する形で昨年度から本格的に対策をすすめています。
「市街地型」は、鷹巣と大野台(大館能代空港もここにある)を中心としたゾーンで、合川、米内沢地区も含まれます。20年前にはほぼクマがいなかったゾーンです。ここ数年の、クマによる人間の死者、重傷者はここに多く発生しています。このゾーンでは、杉林の伐採や刈り払い、クマの捕獲強化などによって、再び「クマのいない」エリアを目ざしています。
一方、森吉山周辺はクマの生息域として保護するゾーンとして、阿仁川流域の集落周辺のゾーニング管理を基本にしています。私の住んでいる阿仁地区もこの「集落型」になります。
どちらのゾーンでも、クマを引き寄せる栗や柿などの放置樹の伐採がすすめられ、一昨年まで私が栗ジャムの材料に採らせてもらっていた栗林も、全部なくなってしまいました。そこはすぐとなりにリンゴ畑が広がっているので、やむをえません。
きのう投稿した草刈りの畑は、くまのたいら企画の貴重な商品作物の圃場なので、何とか守りたいと思って、一生懸命に刈り払いをしています。
くまのたいら企画のジャムは、このような努力によって毎年作られているのです、とCMしておきます。
※北秋田市のゾーニング管理については、市役所のホームページから検索してください。
※きょうの秋田さきがけにクラウドファンディングの記事が掲載されました。ありがとうございます。



