
saunAmakaの取り組みに協力してくださっている島根県出雲市の老舗畳店「吉田畳店」さんをご紹介します。
吉田畳店さんは、長年にわたり畳づくりを続けてきたお店です。畳は自然素材である「い草」から作られますが、その工程の中で、どうしても端材が出てしまいます。
品質にはまったく問題がないにもかかわらず、使い道が限られ、行き場を失ってしまうい草の端材。吉田畳店さんは、以前から「このい草を、別の形で活かせないだろうか」という想いを持ち続けていました。
そんな中で出会ったのが、saunAmakaのプロジェクトです。
サウナマットの素材として、い草の持つ調湿性や肌触りの良さはとても相性が良い。そこに、ウガンダの色鮮やかなアフリカ布を組み合わせることで、見た目にも楽しく、背景にも物語のあるエシカルなサウナグッズが生まれました。
畳づくりの現場で生まれた端材が、サウナという新しい場所で再び活躍する。さらにその売上の一部が、アフリカでの支援にもつながっていく。吉田畳店さんは、「ものを大切にすること」そのものを形にしてくれている存在です。
吉田畳店さんと連携している商品は三種類。
い草:天然い草を活用した、サウナマットです。香りがとても良いのが特徴。
和紙:和紙を細く束ねて、い草のように編みこみます。某カビ効果があるので住居用畳として人気のある素材です。
樹脂:ナイロン性のい草風マットです。防水・撥水効果があるので、温浴施設内の畳に使用されたりもしています。
天然い草ですが、使っているうちに劣化してきてしまいます。そんな時は、マットのい草を細かくバラし、お茶用のパックに詰めると防臭グッズとしても活用できます。使い捨てせず、大切に活用いただけるととても嬉しいです。
ただサウナグッズを作るのではなく、資源の循環も意識した取り組みにできたのは吉田畳店さんと連携できたからこそ。天然い草のサウナマット、おすすめです。
saunAmakaの循環は、こうした現場の想いと技術に支えられて成り立っています。心強いパートナーと一緒に、丁寧なものづくりを続けていきたいと思っています。





