
本書には、2013年に日本で開催されたゴットマン博士のカップル向けワークショップ「The Art&SCIENCE of Love」で、実際にカップルたちが実践したワークが、ふんだんに盛り込まれています。
このワークショップやゴットマン理論が、自分たちの関係性にどのような影響を与えたのか、当時参加していた方々が、声を聞かせてくださいました。
今回は、ふゆ&えりさんの声をご紹介します。
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もう10年以上前の受講なので、正直なところ内容の細部までは覚えていません。
けれど今でも、じんわりと心に残っているものがあります。
私が受け取った大切なメッセージの一つは、夫婦の関係性には日頃から「栄養」を与え、育てていく必要があるということでした。
それは決して、特別な日に豪華なフルコースを用意することではありません。
むしろ派手さはないけれど、毎日食べても飽きないお惣菜のようなもの。
たとえば、きちんと気持ちを伝え合うことや、感謝を言葉にすること。
そうした小さな積み重ねがじわじわと効いてきて、関係性の基礎体力を築いてくれるのだと思います。
同時に、今回出版される本のタイトルにもある通り、「ケンカ(対立)」は避けられないものです。
我が家でも、嵐が吹き荒れることはあります。その嵐をどうやって二人でくぐり抜けるのか――そのための知恵を、ゴットマン夫妻は教えてくれました。
何より印象的だったのは、ゴットマン博士ご自身が三度目の結婚であるという事実です。夫婦関係の喜びも痛みも、身をもって知っている。その姿勢そのものが、心に沁みてきました。
このWSをたとえるなら、即効性のある現代の薬というより、毎日取り入れることでじわーっと効いてくる「関係性の体質改善」を促す薬膳料理教室に、夫婦で参加したような感覚でしょうか。
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ふゆ(コーチ)&えり(会社員)



