
本書に登場するカップルたちの対立は、どこか他人事とは思えません。
読み進めるうちに、ふと「自分たちはどうだろう」と立ち止まる瞬間が訪れます。
先行して本書を読んでくださった方から、そんな振り返りにつながるご感想をいただきましたので、ご紹介します。
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「ケンカするほど仲がいい」――この言葉を体現しているカップルは、どのくらいいるでしょうか?
本書が教えてくれるのは、パートナーとより深くつながるためのケンカの仕方です。
対立は避けるべきものと思われがちですが、著者は「対立」こそが「つながり」だと述べます。「自分が何者かを知るため、何を望んでいるのかを知るため、そしてパートナーが何者であり、これからどう変わろうとしているのか、彼らが何を望んでいるかを知るための手段」であると。
冒頭で紹介されているカップルは、子犬をめぐる些細なケンカから別れにまで発展したように見えます。しかし、実は二人が争っていたのは「自分たちの価値観であり、夢であり、結婚や人生に対するビジョン」という根本的問題でした。もし問題を掘り下げ、話し合うことができていれば、二人は対立を乗り越え、関係を修復することができたかもしれません。
また、関係において有害なのは「怒り」そのものではなく、「非難」「侮辱」「防御」「逃避・無視」という4つのネガティブなコミュニケーションパターンだといいます。「相手を非難する」「攻撃、防御、引きこもり」「ケンカを抱え込んだままでいる」――これらの間違ったケンカの仕方は身に覚えのあるものばかりで、思わず苦笑してしまいました。私がこれまでしてきたのは、親密になるためのケンカではなく、関係性を傷つけ、壊してしまう行為だったのだと……。
本書のさまざまな事例に触れながら、私は自分のケンカのどこに問題があったのかを理解しました。そして、対立の核心に迫り、つながりを深めていくにはどうすればいいのかを学びました。あとは、巻末の「正しいケンカの仕方 クイックガイド」を手に実践あるのみです。
「正しいケンカの仕方」はカップルに限らず、あらゆる人間関係に応用できると思います。夫婦関係やパートナーシップで悩んでいる一人でも多くの人に本書が届き、真の意味で「ケンカするほど仲がいい」と言える関係が増えることを心から願っています。
(佐藤麻美子さん・フリーランス校正者・40代)
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佐藤さんが仰る通り、この本はパートナーシップだけでなく、あらゆる人間関係の「処方箋」になります。
自分の過去を振り返り、どう役立てるか。巻末の「クイックガイド」は、まさにそのための具体的な武器です。
このプロジェクトも、皆さんの応援のおかげで少しずつ輪が広がっています。 もし周りに「大切な人と、もっとうまく話したい」と願っている方がいたら、この活動報告をシェアしていただけると嬉しいです。



