対談動画シリーズの3本目を収録しました。
今回のお相手は、立命館大学総合心理学部教授の三田村仰さんです。
今回の対談は、本の内容を「わかった」で終わらせず、自分の夫婦関係をより良くしたい方にとっても、対人支援に関わる方にとっても、本の内容を日本の現実の中でどう活かしていけるかを考えるための1本になりました。
昨年出版されたご著書『カップルセラピーの教科書』の中で、ゴットマン博士の研究についてかなりのページ数を割いて解説してくださった三田村さん。
私の「どうしてこんなに大きくゴットマン博士の研究を取り上げたのですか?」という、率直な興味から対談が始まりました。
そこから、
・海外で生まれた理論を、日本でどう使っていったらいいのか・カップルのうち、片方は関係改善に熱心でいろいろ試みたいと思っているのに、もう片方が無関心や拒否反応を示すケースをどう捉えるか・家父長制など、日本のジェンダーをめぐる構造が夫婦関係に与える影響と、それにどのように向き合い、工夫していけるのか
といったことについても、意見を交わしました。
今回、特に印象に残ったのは、
「カップルカウンセリングや夫婦コーチング、もしくは本を通じて、夫婦が(父親母親などの)役割を脱いで、人と人として向き合い直す機会になる」
というお話でした。
言い方を変えると、目の前にいるパートナーを、「夫だから」「妻だから」「父親だから」「母親だから」という役割のフィルターを通してではなく、ひとりの生身の人間として、本当に知ろうとしているか、という問いでもあります。
これは、当事者の方にとっても、とても希望のある視点だと思います。
関係がうまくいかないときはもちろん、関係が上手くいっているように感じられるときであっても、私たちは相手を「夫」「妻」「父親」「母親」といった役割を通して見てしまい、その人自身を知ろうとすることが後回しになってしまうことが多々あります。
同時に、これは私たち対人支援者にとっても大切な視点でした。
私たちが関わることで、夫婦・カップルが役割の奥にある気持ちやニーズに触れ、もう一度、人と人として出会い直す。
そんな貴重な機会を支えられるのかもしれないと、あらためて感じました。
また、
「本来なら、日本でも、もっともっとゴットマン博士の本が読まれたり、ワークショップが開かれても良かった」というお話や、「だからこそ、この本が日本で出版されて、広く知られていくことを嬉しく思っている」
と言ってくださったことにも、胸が熱くなりました。
今回の対談は、夫婦関係を改善したいと思っている当事者の方はもちろん、夫婦・カップルを支援している専門家の方にとっても、多くの視点を受け取っていただける内容になったと思います。
この対談動画は、クラファンのリターンCとしてご用意している限定公開コンテンツ(全4本のうちの1本)です。
本を読む前でも、読んだ後でも、この対談を挟むことで、本の内容の見え方が少し変わってくるはずです。
ご興味のある方は、ぜひ対談シリーズのリターンもチェックしてみてください。
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追記 Evolving 糸賀より
収録後、三田村さんからメッセージを頂きました。ぜひご覧下さい。
現在、残り8日・達成率65%です。引き続きご支援・シェアをよろしくお願いいたします。



