最後の対談動画を収録しました。お相手は、文筆家・桃山商事の清田隆之さんです。
(著書『よかれと思ってやったのに』を原作としたドラマがBS-TBSで放映中です!)
今回の対談は、本の内容を、より身近な夫婦・カップル間の「あるある」に引き寄せながら、「話し合いたいのに、なぜいつもこじれてしまうのか」を、日本の男女のリアルな文脈から見つめ直す一本になりました。
私は常々、「誰かのせいで、ふたりの間がうまくいかなくなるわけではない。犯人捜しはナンセンス」ということをお伝えしています。今回の対談は、まさに、私たちがどうしてそんなふうに振る舞わざるを得なくなってしまうのか、その背景を言葉にしていく回だったように思います。どちらか一方が悪いからこうなるのではなく、ふたりともが、それまで身につけてきた反応の仕方の中で苦しくなっている。そんな構造が見えてきました。
今回焦点を当てたかったのは、よくあるカップルのパターンです。それが、「話し合いから逃げる男性」と「追及する女性」という構図でした。このパターンは、実際にご相談として寄せられることも非常に多く、結婚前の若い方から、長く結婚生活を送ってこられた方まで、幅広い年代に見られます。また、ゴットマン博士の理論に照らし合わせると、このパターンは4つの毒素を伴いやすく、できるだけ早い段階でそこから抜け出すことがとても大切になります。
今回とても印象的だったのは、「話し合う」という行為そのものの定義が、男性と女性でかなり違っているのではないか、というお話です。女性は、ふたりの間に起きている問題やストレスを、相手と関わり、距離を縮めることで解消しようとする。一方で男性は、「話し合い」を、自分が怒られる場、裁かれる場、責任を追及される場として受け取っているのではないか。このズレがあるとしたら、何度話してもかみ合わないのも無理はないのかもしれません。
そしてもう一つ、女性がなぜ「話し合いたい」と願っているのかに男性側が十分耳を傾けないまま、「機嫌を損ねてしまったから、ケーキでも買っておけばいいか」といった、その場しのぎの対処に流れてしまうこと。ここにもまた、「問題の本質に向き合うこと」より、「場をやり過ごすこと」を優先させてしまうパターンがあるように感じました。
こうしたことの背景には、親や社会から刷り込まれた観念があるのではないか、という点で、私と清田さんの認識は一致していました。
さらに今回は、清田さんが最近関心を寄せているホモソーシャルの話題にも触れながら、社会から求められる「男らしさ」や振る舞いが、夫婦・カップルの関係にどのような影響を及ぼしているのかについても、わかりやすくお話しくださいました。
今回の対談は、夫婦・カップルの間に起きていることを、単なる感情のぶつかり合いとしてではなく、もう少し大きな構造の中で見つめ直す時間になったと思います。「うちだけの問題ではないのかもしれない」と感じる方もいらっしゃると思います。
この対談動画は、リターンCとしてご用意している限定公開コンテンツ(全4本のうちの1本)です。本を読む前でも、読んだ後でも、この対談を挟むことで、本の内容の見え方が少し変わってくるはずです。
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