
終了まで、あとわずかとなりました。
この1か月半を振り返りながら、
ふと10年後のことを考えていました。
本棚から一冊の『デフォルトピア』を
取り出し、静かにページをめくる。
そのとき、きっと思い出すのだと思います。
「あの時、自分はこの物語の
始まりに立ち会っていた。」
真山仁という作家が、
読者と共に小説を書くという、
これまでにない挑戦を始めたこと。
全国各地から、
「日本の未来を諦めたくない」
という想いを持つ人たちが集まり、
一つの物語を育て始めたこと。
そして、その場に私たちもいたこと。
それは、
本を一冊手に入れたという記憶
ではありません。
一つの物語が生まれる瞬間を、
共に見届けた記憶
です。
今回の『デフォルトピア』プロジェクト
でいただいたご支援は、
作品を世に送り出すための大きな力
になりました。
しかし、
私たちが本当に得ることができたのは、
それだけではありません。
全国各地に、
「日本の未来を本気で考えたい」
と願う仲間がいる。
その確かな手応えでした。
クラファンは、まもなく幕を閉じます。
しかし、『デフォルトピア』の物語は、
ここからが始まりです。
編集会議を重ね、皆さまの想いを受け取りながら
作品を完成させ、12月には一冊の本として
全国の書店へ届けます。
そして、その物語は、デフォルトバスターズを生み、
皆さまと共に育ち続けていきます。
数年後、『デフォルトピア』を書店で手に取ったとき、
「この物語が生まれる瞬間に、
自分も立ち会っていた。」
そう思い出していただける方が一人でも多ければ、
これほど嬉しいことはありません。
あと数時間。
どうか最後まで、
この物語が新たな一歩を踏み出す瞬間を、
一緒に見届けてください。
デフォルトバスターズ事務局
山下恭司



