支援者の皆様小説家の真山仁です。ご支援戴いている『デフォルトピア』プロジェクト、最大のミッションである小説の初稿を、9月4日(金)、無事に書き上げました。400字詰めの原稿用紙にして、600枚余りです。クラウドファンディング終了後から本格的な執筆を開始し、約二ヶ月で600枚を書き上げるのは、難易度の高いミッションでしたが、毎日、書き続け、時に一日40枚近くを書く日もあって、なんとか、ほぼ予定通りの脱稿に至りました。これから、校正作業と執筆内容の蓋然性の精査、追加取材、小説としてのクオリティ向上のための加筆修正作業に入ります。全ては原稿が完成しないと先に進めないものなので、大きな山が越えられたことに安堵しています。これで、お約束どおり12月下旬に皆様のお手元に、書籍をお届けできそうです。2ヶ月で600枚を書き上げられたのは、偏に多くの支援者のお陰です。皆様の期待に応えたいという強い想いが、絶えず背中を押してくれました。改めて心からお礼申し上げます。今後、デフォルトバスターズと名付けた活動の動き出しに向けても、準備を進めていきます。引き続き、ご注目ください。真山仁
開催まであと1カ月!「ハゲタカ」ファンの集いin 大阪「ハゲタカ」を語り尽くす一夜。出会ったきっかけは、テレビドラマ、映画、それとも小説?「あの登場人物の生き方が好き」「あのセリフにしびれた!」「私にとっての鷲津政彦」――それぞれの「ハゲタカ」の記憶を、当時の興奮を、ファン同士で自由に語り合い共有できる特別な時間、先着限定30名で募集中です。「ハゲタカ」ファンの集いin 大阪●2026年10月3日(土)17時30分~19時30分●会場:大阪市北区・中之島某所(お申込みいただいた方に、個別にお知らせいたします)●参加費:15,000円(飲食代・税込み)当日は『ハゲタカ』シリーズ次作(7作目)の準備も始めている真山より、作品に込めた思いや映像化をめぐるエピソードなど、「ここでしか聞けない」話もお楽しみに。質問コーナーや、ご参加いただいたファン同士の交流の時間もたっぷりご用意すべく準備を進めています。「こんな企画があったらいいな」の声も、ぜひお聞かせください。↓ ↓「ハゲタカ」ファンの集い 大阪開催への参加意向とファン投票のお願い(こちらから、申し込みも受け付け中です)https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdvPvhZaV00iGPc_I44I2eIXnBTEUZWTHgpy-srmUV8z-i-8w/viewformお問合せ先真山仁事務所 担当: 白鳥info@mayamajin.jp
小説を通じて、あるいは、発言の機会がある度に、「正しさを疑え」と訴えている。興味と共感を持ってくださる方は多いのだが、実践するのが難しいと、アドバイスを求められる。 そもそも情報と、どう向き合えばいいのか。 その情報が正しいかどうかを、見分ける方法は? さらには、情報を得て、咀嚼して理解する過程で起きる自分自身の反応を、どう分析すればいいかが、分からないようだ。 情報は、誰かの発信で始まる。 情報には発信者の意図がある。 誰が発信しているのか。その人は、なぜその情報を発信するのか。 その二つに注目すると、情報を解きほぐすとっかかりが見つかる。発信者が、情報の提供によって、何を伝えたいのかが分かるようになる。 また、その発信者の対極のポジションからも情報を得るようにすると、真偽の見極めに、一歩近づける。 尤も、情報を受け取る側にリテラシーがないと、正しい理解には繋がらない。 リテラシーを鍛えるために大切なのが、情報を受け取った自分の反応を冷静に分析する力だ。SNSやメディアでの情報を目にしたり、聞いたりすると、様々な感情が湧き上がってくる。 共感、喜び、反感、怒り……。この感情的反応、いわゆる情動を自覚できると、自分自身の価値観が明確になっていく。 但し、価値観は、容易には手に入れられないし、自分一人の試行錯誤で価値観を育てるのは難しい。できたとしても、それは思い込みかも知れない。 価値観は、相対的な経験によって、明確になるのだ。 情報を得た時の情動で、自分は何を是とし、何を拒絶するのか。 それが把握できるようになると、今度は、他者の情動を理解しやすくなる。自分は、その情報に怒りを覚えるが、相手は、それを正しいと信じている。なぜ、そんなことが起きるのかという興味が、相手の価値観と感情のスイッチの在処を探る鍵になる。 多様性を大切にするというのは、この自他の情動を探り、認め合うところから始まる、と私は考えている。 さらに、情報や人物を判断するときに、もう一つ大切な要素を加えたい。 それが、情操だ。どのように知見を積み上げてきたのか。どういう人生観を持っているのか。これまでに歩んできた日々が、情操を育む。 様々な経験を積み重ねてきた人、美しい物や素晴らしい作品に積極的に触れてきた人は、自ずと情操が豊かになる。すると、対象への思いやりや想像力が自然に湧き上がり、直情的なリアクションを控えるようになる。 情報、情動、情操という三つの要素が揃わないと、「正しいを疑う」姿勢を得られず、判断を見誤ってしまう。 この三つを理解するための試みとして、私は小説を読むことを勧めている。感情移入できるのが、小説の良いところで、読者は、小説内で登場人物の人生を「生きる」体験をする。同時に、物語や登場人物から距離を置き、客観視もできる。感情移入と客観視の二つが揃うと、三つの要素の重要性に、気づきやすくなるのだ。 8月から始める「正疑塾」では、この三位一体の化学反応を、台湾有事と半導体産業の盛衰を描いた拙著『チップス/ハゲタカ6』を読み解きながら、見つける試みをしてみたい。真山仁正疑塾 申込みはこちらhttps://peatix.com/event/5002340
「疑う力」を鍛える塾 正疑塾 第4期 募集のご案内https://peatix.com/event/5002340「正疑塾」は、小説家の真山仁氏と教育者の荒木博行氏が共同主宰する少人数制の対話型私塾です。世間が「正しい」と信じ込んでいる常識や前提を疑い、自ら考えるリテラシーを鍛えることを目的としています。第4期目となる今回は、ハゲタカシリーズ最新作『チップス/ハゲタカ6』を題材にして、今を生きるための「三つの"情"」という独自のフレームワークを使い、解剖していきます。情報 :足で一次情報を稼ぐ力、そして、その情報から何が欠けているかを見極める「仮説的推論」の力。情動 :自分の「感情のスイッチ」の在り処を知り、他者の行動の裏にあるメンタルモデルを推察するメタ認知の力。情操 :効率や損得を超えた、自分だけの「譲れない価値観」。教養や無駄な時間の中にこそ宿る、判断の指針。第1回講義は、8月23日(日)スタート。ただ今、参加者を募集中です!詳細は、下記のリンクからご確認いただけます。正疑塾 第4期(小説家・真山仁×教育家・荒木博行による「疑う力」を鍛える塾)https://peatix.com/event/5002340主催者真山 仁(まやま じん)1962年、大阪府生まれ。同志社大学法学部政治学科卒。新聞記者、フリーライターを経て、2004年、企業買収の壮絶な裏側を描いた『ハゲタカ』でデビュー。同シリーズはドラマ化、映画化され大きな話題を呼ぶ。著書に『オペレーションZ』『ロッキード』『レインメーカー』『墜落』『タングル』『ブレイク』『疑う力』『アラート』『ここにいるよ』『ウイルス』など多数。荒木 博行(あらき ひろゆき)住友商事、グロービス(経営大学院副研究科長)を経て、株式会社学びデザインを設立。フライヤーなどスタートアップのアドバイザーとして関わる他、武蔵野大学、金沢工業大学大学院、グロービス経営大学院などで教員活動も行う。北海道にある株式会社COASや一般社団法人うらほろ樂舎にも関わり、学びの事業化を通じた地方創生にも関与する。著書に『努力の地図』、『構造化思考のレッスン』、『裸眼思考』、『独学の地図』、『自分の頭で考える読書』、『藁を手に旅に出よう』、『見るだけでわかる! ビジネス書図鑑』シリーズ、『世界「倒産」図鑑』『世界「失敗」製品図鑑』など多数。 Voicy「荒木博行のbook cafe」、Podcast「超相対性理論」のパーソナリティ。





