こんにちは。 本プロジェクトメンバーの川崎です。 私は、東京電力ホールディングスが管理する尾瀬の木道担当者です。 このたびは、本プロジェクトにご興味をいただき大変ありがとうございます。 大清水湿原は、かつて、水芭蕉が咲き誇り、尾瀬への入山が難しい車椅子利用者、 高齢者、小さなお子様が尾瀬の楽しさを感じていただける大変貴重な場でした。 3人の子を持つ父親としては、 このような大清水湿原を回復させるプロジェクトの植栽活動に、 ぜひともお子様たちと一緒にご参加いただければと思います。 お子様にとって、初めての?自然環境保護活動、ボランティア活動を経験することにより、 優しく大きな人間に成長される、一助になれればと思っています。 そして数年後の春に・・・、もしかして数十年後の春に・・・、 「おれが(わたしが)、ちっちゃい時に植えたんだよね」と、水芭蕉でいっぱいの大清水湿原で、 少し自慢げに話される立派に成長されたお子様と、お父さんお母さんを、 ぜひ感謝の笑顔でお迎えしたいですね。
■ 天気:曇り■ 気温:23.0℃(最高気温) 8.5℃(最低気温) Blogをご覧の皆様こんにちは。本日は八木沢道を通りアヤメ平、横田代の巡回を行いましたので、その様子をお伝えいたします。 見晴からゆるゆると登って行く八木沢道、静かな林内を歩いていきます。 目に留まったのはキノコが階段のように生えた大木。自然が作り出す秋の美術館、もう始まっているんですね。 アヤメ平の様子です。 湿原は秋の装い、遠くに見える燧ケ岳も少し色づきが変わったように感じます。 横田代の様子です。 湿原は黄金色に、吹く風は肌寒く感じます。至仏山と周囲の山々の様子も良く見えます。 また、富士見峠~アヤメ平の間と、横田代~鳩待峠の間の登山道には台風21号による倒木があります。 【横田代~鳩待峠間の倒木と迂回路】 足元に注意してご通行ください。 静かな秋の湿原、周囲の山々を眺めながらのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。 ※ ※ 尾瀬保護財団 ※ ※
■ 天気:曇り■ 気温:16.1℃(最高気温) 7.8℃(最低気温)皆さん、こんにちは。今日は最高気温が16.1℃のひんやりとした一日でした。そんな中、尾瀬ヶ原の巡回を行いましたのでその様子をお伝えします。 ヤマドリゼンマイの群落。色づきが進み、ヨッピ吊り橋~竜宮間で茶褐色の帯が広がっていました。 草紅葉が美しい尾瀬ヶ原。湿原全体が色づいて吹く風は秋の色に染まっている様でした。日々を重ねる度に植物はその表情を変えます。何気なく思えるけれど、今日見た景色も今日だけの特別な景色と言えるのではないでしょうか。 池塘を覗いていたらなんと、虹!慌てて空を見上げたらまるく大きな光の輪の様なものが見えました。これは、「ハロ・日暈(ひがさ)」といい雲の中にある光の粒に太陽の光が屈折してできる現象だといいます。一般的にお天気が下り坂になるサインだそうです。 そして今日、9月12日は植物研究見本園入り口にある十二山神様の日でした。写真は果物や魚をお供えしている様子です。尾瀬の自然に感謝し、登山者の方々の安全を祈念しました。今シーズンもあとわずか、残りの期間も訪れるハイカーの皆さんが楽しく怪我なく尾瀬での時間を過ごせますように。 尾瀬は写真や言葉では伝えきれない景色と空気で満ちています。心を豊かにしてくれる尾瀬の風を感じに是非、訪れてみて下さい。 尚、現在の尾瀬ヶ原は日中でも肌寒さを感じる日があります。急な天候の変化もありますので、雨具・防寒着の準備をしてお出掛け下さい。 ↓↓こちらもどうぞ↓↓ 2018年9月12日-尾瀬沼ビジターセンターより(お月見イベント) ※ ※ 尾瀬保護財団 ※ ※
■ 天気:曇りのち晴れ■ 気温:13.6℃(最高気温) 18.7℃(最低気温) 最近の尾瀬ヶ原は、ぐっと涼しくなってきました。朝や夕方は上着がないと過ごせないほどです。気温に敏感な植物たちは日ごとに冬を迎える準備を進め、葉が赤くなった植物も多く見られます。 「オクトリカブト」 「ミヤマアキノキリンソウ」エゾリンドウは葉を赤く染めるだけでなく、花自体も色を変えていきます。 「きれいな紫色からだんだんとグラデーションになるエゾまだまだみなさんのお住まいの地域では、 暑い日も続いていると思いますが、尾瀬ではもうすっかり涼しくなり、ビジターセンターではストーブをつけているほどです。尾瀬にお越しになるとき、また他の山岳地にお出掛けになる際は、防寒対策をきちんと持参しましょう! さぁ、話はかわりますが、明日は山ノ鼻地区で十二山神様の日と言われる9月12日です。お供え物をし、日々の安全を感謝したり、これからの安全を祈願する日です。 「研究見本園前に祭られている十二山神様」明日だけではなく、いつも皆様のことを見守っていただいている山の神様に感謝の気持ちを忘れず、山を楽しんでいただけたらと思います。 ※ ※ 尾瀬保護財団 ※ ※
■ 天候:晴れ■ 気温:13.1℃【9時】 19.9℃【昨日の最高気温】 10.5℃【今日の最低気温】 尾瀬関係者が一堂に会し、尾瀬の環境問題や地域間の連携について話し合い、自然保護や適正利用について一層推進していくための会議「尾瀬サミット2018」が11日に開催されました。 前日の10日には、第4次尾瀬総合学術調査団の団長である坂本理事(名古屋大名誉教授)が、スライドで平成29年6月にスタートした第4次調査で植物の分布にどのような変化が起き、ニホンジカが湿原に与えている影響などについて、ドローンを使った映像などを使いながら説明されました。 【坂本先生によるスライドレクチャー】 11日は、尾瀬サミットに先立って自然観察会が行われました。群馬、福島、新潟の3県の知事を始め参加者は足元に咲くオクトリカブトやエゾリンドウなどの花や広がる湿原の景色を見ながらガイドの説明を受けていました。 【自然観察会】 尾瀬サミットでは、新尾瀬ビジョンについての意見発表や、尾瀬の魅力向上への取り組みとして、ふくしま尾瀬モニタリングツアーに参加した福島工業高校の生徒さんに意見発表をしていただきました。 豊かな自然と、これからも多くの人に楽しんでもらえる尾瀬が続くことを願っています。 尾瀬沼ビジターセンターの入館者数は昨日までで37933人になりました。4万人に達するのはいつになるでしょうか?楽しみです。 ※ ※ 尾瀬保護財団 ※ ※